こんな夜更けにバナナかよ 愛しき実話

こんな夜更けにバナナかよ 愛しき実話

『こんな夜更けにバナナかよ(筋ジス・鹿野靖明とボランティアたち/愛しき実話)』は渡辺一史のノンフィクション小説。第35回大宅壮一ノンフィクション賞、第25回講談社ノンフィクション賞を受賞している。2018年に大泉洋の主演で映画化された。進行性筋ジストロフィーという難病を抱えた鹿野靖明がおくる、ボランティアたちとの交流が物語を進める。不自由な体だがとことん自由奔放な鹿野の言動がユーモアたっぷりに描かれ、障害と介助の枠を越えた自立生活が垣間見える。

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『雲のむこう、約束の場所』とは、「ほしのこえ」につづく、新海誠による長編アニメーション映画である。公開は2004年で、制作会社はコミックス・ウエーブ・フィルムだ。この作品は、戦争により北海道と本州以下が南北に分断された日本を描くSF作品で、舞台は青森県である。中学生である主人公の「ヒロキ」は、親友の「タクヤ」と共に、今は異国の地である「エゾ」にそびえる塔に行くための飛行機を制作していた。それは彼らだけの「秘密の計画」であった。

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『透明なゆりかご 産婦人科医院 看護師見習い日記』は、作者:沖田×華のアルバイト先での実体験に基づく、1997年頃の産婦人科医院を舞台とした医療漫画作品。漫画家として活躍している作者が、看護師を目指していた時から考えている“命とは何か”という永遠の課題に真剣に向き合い、様々な命の物語を描く。“輝く命”だけではなく“透明な命”もある。時には、“輝く命”として産まれても“透明な命”になることもある。どんな命でも同じ重さがあり、意味があるという“命の尊さ”を考えさせられる作品である。

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『SPEC〜警視庁公安部公安第五課 未詳事件特別対策係事件簿〜』とは、超能力などを使った特殊な事件を捜査するために設立された、未詳事件特別対策係を舞台にした刑事ドラマ及び原作をもとにした映画である。IQ201の天才刑事と警視庁特殊部隊 (SIT) 出身の捜査官が特殊能力(SPEC)を持つ犯人と対決する姿が描かれている。ドラマ初期にはミステリーなストーリーが繰り広げられ、後半になるとSPECに関わる陰謀劇が中心となっている。2人の刑事の個性的なキャラクターも見どころのひとつだ。

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『ザ・マジックアワー』とは三谷幸喜が脚本・監督したエンターテインメント映画である。佐藤浩市の主演映画で妻夫木聡や深津絵里など豪華キャストが多数出演している。三谷幸喜が監督する4作品目の映画で、第32回日本アカデミー賞で4部門にノミネートされた。マフィアの天塩商会が牛耳る港町の守加護。彼らの怒りを買ってしまった備後は、助かるために三流俳優の村田を騙し、映画撮影と称して殺し屋のデラ富樫を演じさせる。天塩の者たちに村田が偽のデラ富樫だとバレないよう備後が四苦八苦する、大ヒットコメディ映画。

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『水曜どうでしょう(水どう)』とは、1996年より北海道テレビで放送されたテレビ番組。 大泉洋、鈴井貴之、藤村忠寿、嬉野雅道の4人が、企画に挑戦するバラエティ番組である。 バラエティ番組でありながら、主に移動中の車内の様子を放送するといった独特な手法により人気番組となった。 家庭用ビデオカメラを用いるなど、低予算番組ならではの撮影方法が取られている。

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『ゴールデンスランバー』とは、堺雅人主演のミステリー・ハードボイルド映画である。2010年1月に公開された映画で、日本の小説家の伊坂幸太郎の小説『ゴールデンスランバー』を映画化した作品。仙台運送で働く青柳雅春(あおやぎまさはる)が総理大臣を殺害した事件の犯人に仕立て上げられていくストーリー。映画のロケは全て仙台で行われた。映画のキャストは堺雅人の他に、竹内結子、浜田岳、香川照之、吉岡秀隆などが出演している。2018年2月にはカン・ドンウォン主演の韓国映画版『ゴールデンスランバー』が公開された。

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こんな夜更けにバナナかよ 愛しき実話のレビュー・評価・感想

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こんな夜更けにバナナかよ 愛しき実話
10

タイトルを見て敬遠した人はぜひ見てほしい!

筋ジストロフィーを患い、余命宣告をされた鹿野靖明が、家族の力を借りずに自立して生活をしたいとボランティアを募り生活していくストーリー。
鹿野が自立した生活をし始めたのには、こんな病気に産んでしまったと母親が申し訳ない気持ちになって、自分のために生きることをやめてしまうのは嫌だと思ったからだ。
しかし、鹿野は集めたボラに暴言を吐き、横柄な態度で日々接していた。それを苦に辞めていくボランティアもいた。そんな時に現れたのが、美咲だった。
美咲も初めは横柄な鹿野に対し嫌悪感すら感じていたが、次第に鹿野の孤独をわかるようになり、お互い惹かれあっていく。
管につながれて、人生を病院に閉じ込められたまま過ごすことよりも、どんなに命が短くなろうとも、楽しく人生を全うしたいと望む鹿野だったが、状態は日に日に悪くなり、ついに倒れてしまう。
しかし、鹿野ボラたちはあきらめなかった。声を失った鹿野に交代で付き添い、寄り添って美咲が見つけてきた方法を医者に内緒で試し、何度も何度もあきらめずにチャレンジし、再び声を取り戻すことができたのである。
鹿野が生きることが、鹿野ボラたちにとっても希望であったからこそ、彼らはあきらめなかったのである。
障がい者として鹿野を見るのではなく、一個人として鹿野を見てほしい。

冒頭の暴言やセクハラ的要素は少しやりすぎな感じがありますが、鹿野という人間が何を考え生きたのか、鹿野ボラたちの気持ちを汲みながらぜひ最後まで見ていただきたい作品です。

こんな夜更けにバナナかよ 愛しき実話
8

ひどい人に思えたけど。

予告だけとか、映画の最初の方だけ見ると、鹿野さんがなんてひどい人だ見えるし、そんなやり方しなくても、外にはいけるだろと思わなくもなかったけど、見ているうちに鹿野さんの信念も伝わってきたし、明るくて、わがままも絶対こうしてってわけではなくて、ちゃんと人を見ていってる感じでした。
障害があり、一人でできることが少なくても、そこで閉じこもるのではなく、恋も諦めないし、アメリカ行きも諦めない、凄く素敵な人です。フリーターが悪いってわけでもないけど、鹿野さんに出会って、夢を追うことを決めたり、美咲さんも成長していて、ボランティアと患者さんが互いに役立っているというところがよかったです。あと、家族との関係も切なくて、でも、実際はそういうとこあるだろうなと思いました。これが実話だというのは、凄くドラマチックです。事実は小説より奇なりとはよくいったものです。
鹿野さん役の大泉洋さんは、さすがでした。わがままでもどこか憎めない感じがよく出てます。年齢がちょっと上というのはあるのですが、じゃあ、他の誰ならこの役をできるかと言われると誰も思い浮かびません。すごくいい話だけど、無理に感動させようとかっていう演出もなく、普通に楽しく見れました。

こんな夜更けにバナナかよ 愛しき実話
9

タイトルからは想像できない涙と愛の物語

大泉洋さん演じる主人公の鹿野は、難病の筋ジストロフィーに罹った男の人。彼は、体は不自由なんですが、わがままで正直な人です。病を患っている人の映画は、ちょっと暗い雰囲気がベースにあってそのまま亡くなってしまったり悲しいストーリーが多いですが、この映画は違います。自分の人生に迷っていたり悩んでいる人にもおすすめです。なぜなら鹿野は、気持ちが良いくらいわがままで自分に正直に生きているから。彼は筋肉が動かなくなる病気なので、寝返りも一人でうてないし、食べ物も一人では食べられません。彼の生活は、ボランティアの人たちによって支えられています。24時間みんなに見守られながら、助けられながら鹿野は生きています。彼をボランティアする田中君を三浦春馬さん、その恋人・みさきちゃん役を高畑充希さんが演じています。二人は鹿野さんのボランティアをしながら互いに喧嘩したり距離が離れてしまうんですが、鹿野さんに励まされて最後は結婚します。「誰かに助けてもらうこと、それは全然恥ずかしくないんだよ。」と、この物語にはそんな温かいメッセージが込められています。できないことは助けてもらう。そうして鹿野は自分の夢を追い続けました。ボランティアの人たちも大変だけど、そこには鹿野に注ぐ愛があって、見ていて柔らかい気持ちになる映画です。

こんな夜更けにバナナかよ 愛しき実話
8

ボランティアされる方が学ばせてやってる?

大泉洋主演の邦画。
幼い頃から難病の筋ジストロフィーを患い、体で動かせるのは首と手だけ。よって、人の助けがないと生きていけないのに病院を出てボランティアの力を借りて生活している。

ボランティアされる側・障がい者って控えめな性格をしているイメージありませんか?
しかし主人公・鹿野靖明は非常にワガママ。あれやって、これは嫌だ、深夜に「バナナが食べたい」とせがんだりする。でもワガママなだけでなく、夢も雄大。いつかアメリカで暮らしたいと夢見て英語の勉強を欠かさない。
BBQに遊びにも行く。体で踊れなくても指先でリズムを取り電動車いすでクルクル回る。そして恋もする。障害ということで自分に引け目を感じることなく、グイグイアプローチして、ついにはプロポーズまでする。
結果上手くはいかなかったんだけれども、夢を追う姿に勇気づけられるのは障害のあるなし問わずだろう。

鹿野が言うセリフで印象的なものがある。「ボランティアは俺から学んでるんだから」だ。ボランティアに自分の生活を支えてもらっているのではなく、ボランティアに経験を積ませてあげているということだ。ボランティアとは何か、支え合いが大切な現代社会、深く考えさせられる人も多いのではないでしょうか。

こんな夜更けにバナナかよ 愛しき実話
9

図々しく生きる逞しさを教えてくれる作品!

主人公の鹿野靖明さんが難病指定の筋ジストロフィーを患いながらも、病院には頼らずにボランティアの手を借りながら自立生活をするという実話を映画化した作品。
最初はとってもワガママで、あたかも自分が王様であるかの様にボランティアを使っています。ひょんな事から鹿野さんのボランティアをやる事になる高畑充希さん演じる美咲が「鹿野さんは何様ですか!?」と言うセリフがあるのですが、本当にごもっともと思わせるヒドイ態度でびっくりさせられます。
しかし彼は障害者も健常者も平等といい、自分らしく生きたいと自分のスタンスを変える事はしません。
なんでこんな人にボランティアの人達はへこへこするのだろう。そこまでいくと善意以上の何かがあるのではないかと思わされます。
そんな彼は、自分が自立生活を送れて自由に生きていられるのはボランティアのおかげだということをしっかり理解し、信頼し、自分の家族の様に彼らを愛していました。そしてボランティアのメンバーも皆、鹿野さんを自分の家族の様に大切に思い、心から少しでも長く生きて欲しいと必死にサポートしていました。
鹿野靖明さん演じる大泉洋さんの演技もとても素晴らしく、大泉洋さんのあのユーモアがワガママだけど憎めない鹿野さんを作り上げています。
難病を抱えつつも決して自分のやりたい事を諦めない生き様は、周りのボランティアの人生にも大きく影響を与えます。
観ている方まで自分らしく生き抜く逞しさと勇気がもらえる作品です!

こんな夜更けにバナナかよ 愛しき実話
9

観てよかった

筋ジストロフィー患者の鹿野さん自身の体験をもとにして書かれた小説を実写化したお話です。鹿野さんのお世話をするボランティアの青年とその恋人との交流がそれぞれの視点で描かれています。
こういった闘病の様子が描かれた映画でよくあるお涙頂戴といった話ではなく、逆にユーモアたっぷりで笑える場面が非常に多かったです。
そんな中でも、ボランティアの青年の将来へのやるせない気持ちだとか、それを支える恋人の葛藤、その恋人に想いを寄せるせつない主人公の様子も描かれていて、笑いだけではなくストーリーもしっかりしていました。
ただ病気を悲観するだけではなく、こういった作品に触れることで病気への理解も深まり、身近に感じることができると思います。
そして、鹿野さんご本人もきっと素敵な人だっただろうと思いますが、大泉洋さんの演技が素晴らしく、とても魅力的な俳優さんだと改めて感じさせられました。
特に好きなのは命がけのサプライズのシーンです。普通で言えば不謹慎なのでしょうが、自らの病気をネタにして誰かを笑顔にしてしまう主人公がとても愛おしく、主人公が言うわがままも命を全力で全うしているからこそ生まれてくるものなのではないかと思いました。

こんな夜更けにバナナかよ 愛しき実話
9

生きるって。

障害をもっている、いないに関わらず、ひとには出来ることと出来ないこと、得意なこと不得意なことがあります。人間だもの、全てを完璧に出来るなんてことは不可能です。自分には何が出来て、何が得意なことなのかをきちんと把握し、そして自分には何が出来なくて、何が不得意なことなのかを把握し、出来なかったり不得意な自分をしっかり認めて、けして卑屈に思わず、ちゃんと相手に手伝ってほしい、助けてほしいと伝えて一緒にやってもらう事も大事なんだと思います。でも、出来ないから、不得意だからやってもらって当たり前というわけではなく、心にいつも感謝の気持ちを忘れず、自分に出来ることで相手に返せることはないかという気持ちを持つこともとても大事なんだと思いました。人に助けてもらうことは生きていると沢山あると思います。その時はその時は人の優しさに甘えさせてもらい、もし、自分に誰かが、助けて、手伝ってほしいと声をかけてくれることがあったらちゃんと答えてあげることの出来る人になりたいです。そして社会もそんな助けて、手伝っての声をあげやすい優しい世の中になるといいなと感じられる映画です。私もひとつ勇気をもらった気がしてとても元気になれました。

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9

わがままになる勇気

実話を元にした映画です。
筋ジストロフィーという難病に侵された男が家族に頼らずに自立した生活を送る物語です。
障がい者を扱った映画は感動系が多いと思いますが、この映画は感動だけじゃない、笑いと感動、そして最後には障がい者の自立について考えさせられます。
主人公鹿野はたくさんのボランティアを集めシフトを組み入浴や食事介助、排泄のケアを依頼しています。そこでは全くの遠慮はなく怒ったり、新しいボランティアには「研修生」と名付け指導しています。
しかしひどい扱いを受けてもボランティア達は鹿野の天性の明るさ、全力で夢に向かっている姿に刺激を受け辞めずに続けています。
鹿野はできない事を頼める勇気の必要性を訴えています。
進行していく病気とは裏腹に、どんどんわがままになっていく姿には爽快さすら感じました。
大泉洋のコミカルながらリアリティーのある演技にどんどん引き込まれていきました。
障害や福祉に関しては正解はないかもしれませんがこれを見た後は自分なりにこうあるべきなのかも、と考える事ができました。
出演者もむやみやたら多くなく、わき役もいい味を出しておりとても見やすかったと思います。
もう一度見たいと思える作品でした。

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