5時から9時まで

5時から9時まで

『5時から9時まで』とは、相原実貴の手掛けた恋愛漫画で、『5→9〜私に恋したお坊さん〜』のタイトルでドラマ化された作品。英会話講師の主人公、桜庭潤子が見合い相手の僧侶・星川高嶺と関係を持ってしまった事から始まる恋愛群像劇だ。
ドラマ版では桜庭潤子を石原さとみが、星川高嶺を山下智久が演じた。「第87回ザテレビジョンドラマアカデミー賞」の「主演女優賞」や「助演男優賞」、「第25回年間ドラマ大賞2015」の「主演女優賞」などを受賞した人気作品だ。

5時から9時までのレビュー・評価・感想

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5時から9時まで
8

日本版のセックス・アンド・ザ・シティ

主人公だけではなく、周囲の人達との恋愛話も盛んで見ていて飽きません。英会話学校の講師の桜庭潤子、講師仲間の百絵、受付の別名ぜくしぃ、毛利まさこなど、潤子ちゃんの妹まで出てきますが、それぞれ性格や考え方が違う女性たちの恋模様がおもしろいです。
主人公達より、モモエ先生、ぜくしぃの恋模様が特に好きで、ハマって読んでいます。オタク趣味で恋愛経験もないのに、モテモテの外人講師アーサーの彼女役をすることになったモモエ先生。だんだんとアーサーが彼女にハマっていく姿や子供のようなヤキモチを焼く姿、ピュアな少年のようなのに変なテクニックを使おうとしては自滅する姿はみていてキュンとします。ぜくしぃも、ただの性悪のように見えましたが、家庭には事情がある、心の強い女性だと思うと視点も変わって楽しいです。年下の男の子に真剣に向き合おうとする姿は、見ていて勇気が出るというか、いじらしくていいと思います。最初は主人公の潤子先生も幼馴染や坊さん、今度はその弟や英会話学校の生徒など、いろんな人に好かれてすごいなーって思いますが、常に人が近寄ってくる事でトラブルも多くて大変そうだと思います。ぜくしぃの方は落ち着き始め、モモエ先生もいい道ができつつある中、潤子さんは主人公だけあってトラブル続きでがんばって欲しいと思いました。