ガイコツ書店員 本田さん

ガイコツ書店員 本田さんのレビュー・評価・感想

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ガイコツ書店員 本田さん
9

漫画好きになたまらない!個性豊かな本屋の店員さんのドタバタワークアニメ!

漫画が好きで本屋さんも好きな私にはピッタリのアニメでした。
なぜか店員さんすべてがかぶりもの?をつけていたり、主役の本田さんに限ってはガイコツなので表情はわかりません笑
ですが、動きや演出でキャラクターの心情が実にわかりやすくなっています。

本屋さんってどんな仕事なんだろう?って思ってましたが意外と大変なんですね。重労働だし、色んなお客さんとのコミニケーションをしないといけないので、イメージは肉体労働=接客業。肉体精神共にエネルギーの消耗が半端ないのではと思いました。ほんと、本屋の定員さんはスゴイ!

あと、アニメや漫画好きな人がくす!っと思わず笑ってしまう細かい演出もたくさんありますよ。業界の裏の裏のコアな感じですが、そこがかなり面白いです。

個人的に好きな場面は各出版社をサラっとデスってるところです笑
どの出版社かわからないようにモヤっとしてますが、出てくる画像をみると「絶対あの出版社だ!」というキャラクターが出てきます。キャラクターを知ってる人はすぐわかってしまうw
出版社への不満をコミカルにスピード感ある感じで表現してるところが見ていて心地良い!

漫画や本屋さんに興味のない人でも、もし接客業をしてる人がいたらなんとなく共感できるところがあるアニメではないかと思います。

あとオープニングの激しいノリノリは曲とエンディングのまったりとした可愛い曲のギャップもいいですよね。

ガイコツ書店員 本田さん
8

意外と謎の多い本屋さんの裏側、覗いてみませんか?

皆さんは本屋さんにどのようなイメージを持っていますか?
店員さんは皆優しくて大人しそう…穏やかな職場…簡単な作業が多そう…そんな皆さんの本屋さんに対するイメージを大胆にひっくり返す作品がここにあります!
『ガイコツ書店員 本田さん』の作者、本田さんの前職はコミック売り場で働いていた元書店員。作品には書店員のリアルな仕事内容から実際に起きたハプニングまでコミカルに分かりやすく描かれていて、笑ったり時にはほっこりした気分になりながら本屋さんについて学ぶことが出来ます。
また、本屋さんに訪れるキャラの濃いお客さんたちもこの作品の魅力です。大量の少年コミックを買いに来た海外の方やBLコミックについて質問するギャル、買いたい本が分からない年配の方など…パニックになりながらも必死に誠実に対応している本田さんを見て、本屋さんも接客業だということを改めて実感し、対応の仕方なども勉強になりました。
また、海外と日本の本の違い、1冊の本が出来てから消えるまで、日本の書店員や本に関わる仕事をしている人たちの本に対する様々な考え方も知ることが出来て、作品を見終わった後に自分も成長している事に気付きます。
日常系が好きな方、本屋さんの裏側について気になってきた方にオススメです!

ガイコツ書店員 本田さん
8

書店員さんの印象が変わりました!

普段から本屋さんが好きで通っているのですが、このアニメを見て本屋さん楽しみ方がひとつ増えた気がします。
主なキャラクターが顔を仮面で隠していたり、主人公で著者の本田さんがガイコツで書かれているので、初めは『異世界ファンタジーかな?』と思っていましたが、そうではなくお仕事エッセイコミックのアニメでした。

見た目も性格も個性的なキャラクターが出てきて観ていてとても面白いです。
今まで知らなかった本屋さんのお仕事を知ることが出来る、そして言葉では知っていましたが『絶版』『在庫無し』の意味がこの作品で大変良く分かりました。
1話が短い作品なのでテンポもよくて気持ちいいです。
そしてただ『書店員ってこういう仕事で楽しいよ』という所だけではなく『割と精神力と体力使うよ、いやマジで』といった事実を見せてくれるのがめっちゃ好きで楽しいです!
ひとつの仕事の候補として参考に観るのもいい作品なのでは??と思います。
ちなみに私は、作者さんが漫画で掲載した際に偉い人からお叱りを受けたと言っていた第4話『地獄の接客研修』のお話が好きです。お叱りを受けたのにアニメにして良いんだというツッコミは置いておいて、このお話はどの職業をしている人でも『初耳だよ?!』と言いたくなるシーンがあるのでオススメします。観た後にはなんだか心が少しだけ暖かくなってる、そんな気がします。