スマホを落としただけなのに

スマホを落としただけなのにのレビュー・評価・感想

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スマホを落としただけなのに
8

映画館で声を出してしまった

「スマホを落としただけなのに」という映画にそこまでの期待はしていなかった。田中圭がカッコ良さそうだし、スマホの話って何か面白そうといった感じで、軽い気持ちで見に行ったのだ。
しかし、映画を見始めて、しばらくしてから、とんでもなく恐ろしい映画だということを思い知らされた。
現代社会においてSNSは欠かせない存在であり、今ではインスタ映えなんて言葉が当たり前に使われる世の中。どれだけ良い写真を撮れたか、盛れる写真を撮れたか、それをどれだけの人数にいいねしてもらえるか、というのが重要視されている時代で、それが個人情報を流通させていることを忘れてしまう。
そして、それを利用して、赤の他人であっても簡単に個人情報を手に入れることも、その人になりすますことも出来るのだ。
成田凌が初め出てきて、パソコンを使ってスマホを直してくれていた時、田中圭や北川景子同様に、私達も「成田凌すごい!」と思ってしまっていた。しかし、冷静に考えれば確かに、それは知らない人に個人情報を提示する行為だった。でも業者だと言われたらわからないだろうな。
成田凌が犯人だと判明した時の恐怖は、忘れられない。成田凌がカーテンからザッと出てくるシーンがあるのだが、そのシーンは怖すぎて、私も友達も映画館だということを忘れて「やめてーーー!!こわーーーー!」と声を出してしまった。すると、周りの人たちも釣られたのか「やばいよ、怖いよ!助けて!」など、まるで応援上映さながらの盛り上がりを見せた。
今まで感じたことのない、一般的なホラー映画とは一味違う作品。サイコパスな犯人と、スマホを落とすという日常にありそうなことから舞起こる事件と、そういった怖さがこの映画には存在した。

スマホを落としただけなのに
10

誰にもありえそうな現代の闇

とにかく面白い映画です。普及率が高くなり誰もが持っているスマホ。しかも、スマホには恐ろしいほどの個人情報が入っています。
彼氏がスマホを落としてから悲劇が始まります。スマホ1つでクレジットカード情報を手に入れられる。誰もが何の危機感を持たずに自らプライバシーを明かすSNS。
この映画を観るとSNSの怖さがよくわかります。たとえパスワードなどで管理していても、彼女や家族の誕生日をスマホから調べて手に入れるなどしてロックを解除。完全なセキュリティ管理などないのだと実感させられました。
ただのストーカーだと思っていたらまさかの犯罪に展開。しかも北川景子が演じたヒロインの壮絶な過去までもが明らかにされてしまいます。
確かに映画なので極端な展開なのですが、実際にスマホを落としてしまうと知られたくないことまで知られてしまう、カード詐欺にあってしまう。そんな恐怖を感じました。
ネット社会の闇がよく描かれていました。この映画はまた違った意味でのホラーです。
子供も当たり前のようにフェイスブック、インスタをしていましたので一緒に観てネットの恐ろしさを教えることができました。とてもいい教訓となったのではないのか、と思っています。