舞妓さんちのまかないさん / Kiyo in Kyoto:From the Maiko House

舞妓さんちのまかないさん / Kiyo in Kyoto:From the Maiko Houseのレビュー・評価・感想

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舞妓さんちのまかないさん / Kiyo in Kyoto:From the Maiko House
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大人気の漫画「舞妓さんちのまかないさん」とは

小山愛子さんによる漫画で『週刊少年サンデー』(小学館)で連載されていた大人気漫画です。
2021年にはアニメにもなっています。

京都で舞妓さんを目指すため、青森からやってきた少女『キヨ』と『すみれ』の物語です。
キヨちゃんは舞妓さんをやめることになってしまいましたが、ひょんなことから置屋さんのまかないさんとなり、舞妓さん達のご飯を任されることになりました。
「舞妓さんちのまかないさん」は舞妓さん達の日常の食生活を中心に描かれていて、美味しそうな家庭料理がたくさん出てきます。
小山愛子さんのごはんレシピなども載っていて、レシピ本としても使えそうな作品です。
京都の「おうどん」だったり、キヨちゃんの地元である青森の郷土料理「イカメンチ」「」などが美味しそうに描かれていて、今すぐにでも作って食べたくなるほどです。
また置屋さんではすみれの他にも数人の舞妓さんが一緒に生活をします。舞妓さんのお稽古の様子や普段の日常などが見られる作品でもあります。

京都の生活の他に地元の青森でのお話もあり、幼馴染の健太とキヨちゃんとすみれの3人が仲良く過ごしているところは青春の1ページのようでとてもほっこりします。3人の今後の進路や恋の行方も気になるところです。

舞妓さんちのまかないさん / Kiyo in Kyoto:From the Maiko House
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「華」を支えるバックステージストーリー

舞妓さんに憧れて中学卒業後、青森から京都へとやってきたキヨちゃんとすーちゃん。
キヨちゃんは、ひょんなことから舞妓さんの住まう屋形のまかないさんとなり、すーちゃんを始めとする舞妓さんの生活を支えます。

この漫画はあくまで「ご飯」がメインです。なので今までの舞妓さん漫画に比べ、女の戦いの描写は全くなく、ほんわかはんなりした平和な空気が漂います。
「これ今度作ってみようかな」と思えるレシピが沢山あります。個人的に鏡餅で作るかき餅、長芋すいとん辺りに心を掴まれてしまいました。実際真似したレシピが美味しいのは流石です!
コミックにはおまけとして一話一話の後に作者さんのご飯エピソードがあります。
作者さん自身が料理を作ること、食べることが本当に好きなんだなとしみじみ伝わってきます。

この漫画はストーリーの中で季節も時間が流れています。
季節ごとの舞妓さんのイベントのエピソードご飯もありつつ、新しい仕込みさんの理子も登場し、さらに賑やかになります。静かに、しかし確実に変わっている環境の中でもキヨちゃんとすーちゃんの絆は変わりません。そこに安心し、何度でもつい読み返してしまいたくなる作品です。
ただご飯の描写が美味しそうなので、寝る前に読むのはなかなか危険なので注意が必要です。