ROOKIES / ルーキーズ

ROOKIES / ルーキーズ

『ROOKIES(ルーキーズ)』とは、森田まさのりによる高校野球漫画である。『週刊少年ジャンプ』にて連載されていた。二子玉川学園へ赴任してきた新人教師の川藤幸一が、野球部の顧問になって野球部の不良たちと甲子園を目指すストーリーとなっている。川藤が親身になって不良の部員達と向き合うことで成長していくところがこの漫画の面白さである。2008年には同タイトルでドラマ化されている。2009年には『ROOKIES-卒業-』として映画化された。単行本は全24巻のほか文庫版が発売された。

ROOKIES / ルーキーズのレビュー・評価・感想

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ROOKIES / ルーキーズ
10

誰もが感動する青春ドラマ

この作品は、青春真っ盛りの高校球児とある1人の教師(川藤)から生まれる青春感動作品です。
最初は、高校球児らの心を掴めずにいる川藤ですが、だんだんと高校球児らの心を掴み全員で甲子園を目指していき、最終的にはその夢を成し遂げます。涙無しでは見られず、すごく感動します。
また、高校球児らは高校一年生の時に問題を起こし野球部が停部になり高校生活もまともに過ごしてない、言わば不良の状態で川藤と出会い、川藤がまた野球部を始動させようとたくさんの困難と戦いながら前に進んでいきます。最初は反抗しかしてない高校球児らですが、やはり野球が好きということもありだんだん、喧嘩をやめて野球に打ち込むようになり、川藤の教えでもある「人の夢をバカにしない」を頭に自分らの夢を明確化し努力をし始めます。問題を起こしただけ、周りからの目はとても厳しく、甲子園の抽選会では「俺らの甲子園を汚さないでくれ」と暴言も吐かれます。しかし、この球児たちは野球で成果を見せ、それらの言葉に反抗するかのようにどんどん勝ち進んでいくのです。

笑いあり涙ありの波乱万丈な高校球児と1人の教師、川藤の青春作品は、見て損はないそんな作品です。ぜひ、読んでこの感動を共有したいです。

ROOKIES / ルーキーズ
8

男くさい不良野球漫画!

「ろくでなしBLUES」やドラマで放映されていた「べしゃり暮らし」の作者でもある森田まさのり先生の野球漫画です。男気溢れる絵のタッチや登場人物の楽しい、可笑しいノリは「ろくでなしBLUES」や「べしゃり暮らし」そのままに、高校の不良たちが懸命に甲子園を目指します。
学校の邪魔者であった不良野球部員たちが1人の熱血教師に影響され、ひたむきさや何かを得るためには忍耐力が必要なことなど人生において大切なことを不器用なりに学んでいく様は感動します。熱血教師な川藤先生の愚直で一生懸命な言葉や姿勢は不良でなくとも胸につきささり、何かをあきらめようとする怠惰な心に活を入れてくれ、やる気が出ます。1つのチームが会社などで大きなことを成し遂げようとする時にはこういったマインドが必要なんだろうなと説得力があります。川藤先生だけでなく、野球部員も個性的なキャラクターで、一匹狼のエース安仁屋や真面目で熱いキャプテン御子柴、お調子者の平塚などそれぞれみんなカッコ良さがあり、チームメイトにいたら熱くなれそうです。野球をやっていた人はもちろん、野球を知らない人でも自分を、他の誰かを突き動かしたい気持ちになった時におススメの漫画です。

ROOKIES / ルーキーズ
8

何度観てもおもしろい!

この漫画は野球ものです。ベースは野球なんですが、その野球を通して、監督と選手との人間模様が魅力の作品です。
元々はその選手達は学生なのですが、俗に言う不良達なのです。学校では嫌われものであり、また野球の試合中に暴力事件を行ってしまい、そして一度は廃部になってしまったのです。そんなある時 新しい先生が配属されるのです。 それから、その新しい先生とその不良達による人間ドラマが始まるのです。
一人一人がその先生に心惹かれて行き、そして、やがてその先生と生徒である不良達が高校野球である聖地、甲子園を目指すのです。その甲子園を目指すことによって、より先生と生徒との絆が深くなっていき、やがて夢であった甲子園へ出場するのです。一度は廃部になってしまった野球部を見事に復活させ、そして更には甲子園まで出場ということになり その監督は勿論のこと、生徒である不良達が学校からも認められ讃えられるのです。学校の誇りとして甲子園で戦うので、またよりその生徒達が奮起し頑張るのです。努力は無駄ではないということを知り、後に学校を卒業することになったのです。ですが、その生徒達はその努力は無駄ではないということを胸に起き、社会へ旅立って行くのです。