仮面ライダーアマゾンズ THE MOVIE 最後ノ審判

仮面ライダーアマゾンズ THE MOVIE 最後ノ審判のレビュー・評価・感想

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仮面ライダーアマゾンズ THE MOVIE 最後ノ審判
10

仮面ライダーアマゾンズの最高傑作

この映画はAmazonプライム限定で視聴できる特撮ドラマ、「仮面ライダーアマゾンズ」の最終章の映画です。
ドラマから引き続き登場する鷹山仁と水沢遥の他に、御堂英之助という新ライダーが登場します。仮面ライダーアマゾンズはこれまでにもブレードなどの武器は出てきましたが、この御堂が変身するアマゾンネオアルファは、ガトリングとチェーンソーが一体になった武器を装備しています。他の仮面ライダーの作品を見てもこのような武器が登場する事はないので、これは非常に面白い試みの武器だなと思います。そしてこの武器が強いのなんの!遥は太刀打ちできず、最後は仁が仕留めました。
そしてこの映画は御堂が倒された後が本番です。仁と遥の2人の仮面ライダーが血みどろの戦いを演じます。ドラマ時代から2人は最終的には戦う事になると分かってはいましたが、まさかあそこまでバイオレンスな戦いをするとは考えてもいませんでした。まさしく野生の獣の戦いと言えるような、見方によっては野蛮な戦いです。でも私はこの戦いこそがアマゾンズだと思っています。
最終的に生き残った遥が今後、どう生きていくのか…。
禁忌を犯してしまったのでこれまでのように人間社会に混じって生きていく事はできないのではないのか…。
そして美月とはどうなるのか…。
最終章の映画なので続編は考えていないのかもしれませんが、それでも終わり方は続編に繋げられる終わり方でした。続編については賛否両論ありますが、私はまた遥の戦いを見てみたいなと思っています。

仮面ライダーアマゾンズ THE MOVIE 最後ノ審判
7

タイトルなし

amazonprimeで視聴可能な仮面ライダーシリーズの大人向け作品。
昭和に作成された仮面ライダーアマゾンを元にした、リブート作品ですが、時代背景や出演者などは一新されており、新たなキャストで新たなストーリーが描かれています。
本作はamazonprimeで展開されているアマゾンズシリーズ2作品の完結版で、前作品で対立した二人の仮面ライダーアマゾンが最後の決着をつけることになります。このアマゾンズ自体、かなり過激な演出が取られており、血しぶきや人体の切断面など、大人向けに制作されています。
また、アマゾンズとよばれるいわゆるモンスターが生きるために人を喰うという、生命として必要不可欠な要素をテーマにすることで、牛や豚を家畜として屠殺・捕食している人間の営みとモンスターの生存競争を対立構図に仕立て、よりドラマティックなスト―リーにしています。
単純な勧善懲悪にすることではなく、人間に忌み嫌われる、剰え害獣扱いで駆除される対象となるモンスター側にも生きるための理由があるという点を強く描き出すことで、視聴者である人間それぞれが生きるために持つ苦悩が呼び覚まされ、よりストーリーに引き込まれるという、気づけば誰しも夢中になる中毒性を持っています。