リーガルリリー

リーガルリリーのレビュー・評価・感想

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リーガルリリー
10

ガールズバンド好きには必ず聞いてほしい!無垢な歌声に骨太ロック!

2014年に結成し活動している3ピースのガールズバンド。
ボーカルの無垢で透き通った声は、聴き心地がとても柔らかく、聞き入ってしまう。
そんな歌声と全く似つかない骨太なロックサウンド!
ガールズバンドらしい、かわいらしさがありながらも、奏でられるロックサウンドはバンド好きにはたまりません。
まずは「リッケンバッカー」という曲から聞いてみてください。
前奏からがっつりとしたギターサウンドから始まり、サビでは力強いストロークからギターソロもそろった気持ちの良い楽曲となっています。歌詞も、音楽が好きな人の「好き」という気持ちを表しながらも、深層に含まれる「不安や苦しみ」を描いた、なかなか複雑な歌詞で、1度でも音楽で夢をみたことがある人なら、共感できるのではないでしょうか?
ライブも抜群にかっこいい!
3ピースとは思えない音圧がやはり気持ちよさの肝だと思います。
独特の世界観を持ちながらも、ズンズンと響くリズム、ギターサウンドがとにかく気持ちがいい!
そんな骨太でかっこいい音楽をする彼女たちですが、MCではかわいくなるのがまたギャップがあっていいんです。
ガールズバンドの中でも一押しなので、ぜひ1度聞いてみてください!

リーガルリリー
10

不思議な世界観を持つ次世代ガールズバンド リーガルリリー

リーガルリリーは、たかはしほのか(G,Vo)、ゆきやま(D)、海(B)で構成されるがガールズバンドである。作詞作曲をたかはしほのかが行い、その世界観は他のバンドとは一線を画すものである。ゆきやま、海の力強いサウンドも注目に値する。
「リッケンバッカー」は彼女たちを広く知らしめた曲の一つである。音楽を愛する彼女たちだから奏でることのできる楽曲であるとともに、ロックを尊敬するギターサウンドも見逃せない。この曲が収録されているのは1stアルバム「the Post」である。
2ndアルバムの「the Raido」の中の「the tokyo tower」という曲は極上のミディアムバラードであるセンチメンタルでありながらも、力強く、哀しくも生き続ける苦悩が描かれているのではないか。
3rdアルバム「the Telephone」もまた素晴らしい。このバンドはどこまで成長するのか、むしろこの音楽たちは成長というより生まれてくることが運命だったかのような感覚に陥る楽曲ばかりである。「スターノイズ」では、曲の歌詞、サウンドはさることながら、構成が素晴らしい。Cメロが終わった後の静まりかえる中で、たかはしほのかの声とギターの混ざり合いが不思議な国に迷い込んだのではないかと錯覚するほどである。