ミオヤマザキ

ミオヤマザキのレビュー・評価・感想

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ミオヤマザキ
10

本音をそのまま歌にするロックバンド

ミオヤマザキと聞くとソロで活動しているように思えるが、実はロックバンドグループであり、とても印象に残るバンドである。
Vo.mio Gt.taka Ba.Shunkichi Dr.Hang-Changの四人のロックバンドで、Vo。mioはデビュー当時キャバ嬢で、二足の草鞋で活動していた。
メジャーデビューシングルは〈民法第709条〉で、不倫を題材にした歌であり、不倫は犯罪ですと連呼している歌である。不倫と聞くと悪いイメージであり、歌詞もその通りであるが、曲調がとてもアップテンポで頭にとても残りやすい曲である。
実生活で言いたいことが言えなくなってきた時代になってきたが、ミオヤマザキは私たちの代弁をしているかのように、言いたいことを歌にして代わりに言ってくれていると思う。歌詞は過激なものが多く、万人受けするものとは言えないが、はまる人にははまってやみつきになるような歌ばかりである。
テレビには一切出演していなく、彼女たちのライブ、通称〈スレ〉でしかバンドメンバーの顔を見ることが出来ない不思議なバンドである。私は実際に何度かスレに行ったことがあり、毎回スレの迫力に圧倒されている。初めての人でも楽しめるスレであるので迷っている人がいれば、スレに行くことを勧める。
彼女たちの歌は心に響き、頭に残る曲がたくさんあるので、この機会に是非調べて聴いて頂きたい。

ミオヤマザキ
9

女の子のホンネを歌ってくれる歌手、それがミオヤマザキ!!

ミオヤマザキと言われてもピンと来ない人も多いかもしれませんが、地獄少女のOP「ノイズ」を歌った歌手と言えば少しはわかるかもしれません。
強烈な歌詞と鮮烈な音楽で徐々に人気を博している歌手それが「ミオヤマザキ」です。
デビューがアプリでのデビューという異例のデビュー方法が話題を呼びました、その時に使われた音楽は「メンヘラ」という曲になりますが、デビュー曲は「民法709条」になります。
しかも、ジャケットはあの石○純一氏を起用し「不倫は犯罪です。」という歌詞から始まるという、空前絶後のディスリでデビュー。
Vo.ミオさんの実体験と女の子の素直な気持ち、そしてメンタルが落ちている時(メンヘラ)の率直な歌詞で女の子から絶大なファン(通称ミオラー)が出来る。
Gt.タカさんの音楽によってミクスチャーロックからバラードまで、幅広い音楽性も魅力の一つである。
メンバー全員が顔出しNGというメディアへのアプローチ、47都道府県無料開催という異例のライブ(通称スレ)を開催しておりTVや雑誌にも幅広く活動中。
CD特典にて握手会やサイン会、またスレ後にメンバーとBBQというミオヤマザキメンバーとミオラーとの距離が近いのも親近感が出る要因です。
Twitterにて限定配信のドラマ、会員限定ラジオも好評でラジオにはリスナーと生電話も行っているが、募集は基本的にTwitterで行っているので注意。
現在は横浜アリーナでのワンマンスレに向けて精力的に活動中なので、今後の活動にも注目していただきたいバンドである。

ミオヤマザキ
10

ミオヤマザキの世界観

私が初めてこのアーティストを知ったのはYouTubeでのMVを見たことがきっかけでした。
耳に残るボーカルのミオさんの声、そして一番は歌詞が心に突き刺さり、まるで頭や心臓を貫かれたように引き込まれました。
このアーティストはバンドですが、普段のライブでは暗い照明でほとんど顔の見えない状態でライブをしていて、観客はトランスしたような気分になりながら、ヘッドバンキングをしたり自由に楽しんでいます。

ボーカルのミオさんはキャバクラで働きながらの二足のわらじですが、そのことで同情をかうようなことはせず、むしろその経験をもとにした曲を書いたり、本当に心から音楽をやっている、伝えているということがよくわかります。
私が最初に知るきっかけになったMVも、正直過激な表現が多く、見る人によっては「なんだこのアーティストは」と思うかもしれませんが、人が心に秘めている葛藤や不安、疑いなどを大胆に表現している姿はバンド好きだけでなく、生きるのに疲れている人や、希望が見えない人たちにはおそらく刺さるものがあるのではないかと思います。
純粋に音楽としても耳に残り、評価されるアーティストだと思うので、まずは偏見なく、一度歌詞や、そこに込められている思いも含めて聞いてみてほしいと思います。