ブリジット・ジョーンズの日記 / Bridget Jones's Diary

ブリジット・ジョーンズの日記 / Bridget Jones's Diary

『ブリジット・ジョーンズの日記』とは、2001年に公開されたロマンティック・コメディ映画。原作は作家ヘレン・フィールディングの同名コラムで、結婚相手が見つからない女性の寂しい本音を赤裸々に描いている。ブリジットはちょっと太めのシングル女性で、お酒と煙草が止められず、恋も仕事も失敗ばかり。そんなブリジットの等身大の姿が、世の女性の多くの共感を呼び、異例の大ヒットとなった。温かくて親切で正直な愛すべきキャラクター、ブリジットの恋と仕事を巡るドタバタ劇を描いたコメディ満載のハートフルストーリーだ。

ブリジット・ジョーンズの日記 / Bridget Jones's Diaryのレビュー・評価・感想

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ブリジット・ジョーンズの日記 / Bridget Jones's Diary
8

女向けと侮るなかれ

もう何回も観ているのに、ふとした時に観返したくなる…そんな映画が誰にでもあると思います。
私にとってのそんな作品がこの『ブリジット・ジョーンズの日記』です。

32歳独身の冴えない女性ブリジットは、新年にあたりある決意をする。
一つ目、日記をつける。二つ目、ダイエットと禁酒・禁煙。三つ目、素敵な恋人を見つけること…。

このあらすじだけ聞いたら、女性向けのありがちなラブストーリーだと感じるでしょう。
もちろん恋愛が主軸の物語なので女性にはおすすめですが、皮肉なユーモアやお下劣なギャグも多く、
男性にも楽しめる要素がたくさんあります。
何といっても主人公のブリジットを演じるレニー・ゼルウィガーの上手さには引き込まれます。
体重を10キロ近く増やして熱演した、ぽっちゃりでドジでちょっと下品なブリジットのリアルな冴えなさは、映画ということを忘れて本気でイライラするほどです。

ストーリーが進んでいくうちに、いつの間にかブリジットを応援している自分に気付きます。
脇を固める俳優陣もコリン・ファースやヒュー・グラントなどベテランの実力者揃い。
笑えて、最後には素直に良かったねと思えるラブコメディ。
特に年末年始の家でのリラックスタイムに気軽に観るのがおすすめです。

ブリジット・ジョーンズの日記 / Bridget Jones's Diary
8

そのままの自分でいいんです。

自分の何かを変えたい!そんな人に送る、元気の出る映画だと思います。
主人公のブリジットは、うだつの上がらない30歳過ぎの女性。自分を変えるために一念発起して日記をつけ始めます。そうすることで徐々にいろんなことが変わり始め、素敵な出会いがあったり、失敗したり・傷ついても前に進んで行こうとしていきます。
早速、勤務先の出版社の上司であるダニエルと恋仲になりますが、最悪な破局を迎えます。「こんな私じゃダメだ!」と思っているところに「そのままの君が好きだ」という男性が現れます。それが、第一印象最悪だったの男性マーク・ダーシー。
ブリジットに記憶はないのですが、幼いころに水着で遊んだ仲らしく、何十年も経って再開した際には、ダサいセーターをまとい、お堅い人権派の弁護士と、最悪の印象だったのに、なぜかその再会以来、ブリジットの仕事現場でよく顔を合わせるようになります。
そんなマークに「そのままの君が好きだ」といわれて驚くブリジットですが、その後マークがブリジットの仕事を手助けし、大成功を収めます。徐々に仲良くなっていく二人ですが、ダニエルが復縁を求めてブリジットの前に現れます。ダニエルとマークは犬猿の仲。昔、ダニエルはマークの嫁を寝取ってしまったのです。しかし、ブリジットは「マークに嫁を寝取られた」と聞かされていたのです。
あるきっかけで事実を知ったブリジットは、マークへの想いを伝えます。
何かを変えていこう、行動しようということはとっても素敵なことですが、それでも最終的には「そのままの自分でいいんだ」そして、そのままの自分を愛してくれる人がいるんだということを教えてくれる映画です。