Hollow Knight / ホロウナイト

Hollow Knight / ホロウナイト

『Hollow Knight(ホロウナイト)』とは、Team Cherryが開発、発売した2Dアクションゲーム。かつて栄華を極めたムシの王国、ハロウネストを舞台に、主人公が王国の謎を解き明かすべく冒険する。かわいらしい手書き調の絵柄ながら、『ダークソウル』を意識したハードな世界観と高い難易度、豊富なやりこみ要素が高く評価され、Golden Joystick Awards 2018などで数多くの賞を受賞している。PCをはじめ、数多くのプラットフォームで展開されている。

Hollow Knight / ホロウナイトのレビュー・評価・感想

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Hollow Knight / ホロウナイト
8

高難易度インディーズゲームの紹介

この記事ではHollow Knightという高難易度インディーズゲームを紹介していきます。
Hollow Knightは、いわゆるメトロイドヴァニアというジャンルのゲームです。
クワガタムシのようなキャラクターを操作して、2Dの広大なマップを探索したり、道中に現れる敵を倒したり、超強力なボスと戦ったりと、アクションゲームの得意な方や、アクションゲームが好きな方にはおすすめのゲームです。
先述したとおり、マップはかなり広く、入り組んでいます。また、マップ上には多くの隠し部屋が存在していて、至る所に敵が存在していて、歩いているだけで数時間経過していたなんてことは少なくありません。
そして何より敵キャラクターがとんでもなく強いです。初めのうちはその辺にいる雑魚敵にやられてしまうことも多くあり、ましてボスには何十回と挑戦することになるでしょう。
また、このゲームのトロフィーコンプリートには、作中のボス42連戦の攻略が必要となり、そこまでやるのに60時間はかかります。
しかし、その分クリアしたときの達成感は凄いですし、ノーマルエンド達成だけで楽しめます。
価格もお手軽でPS4、PCどちらでも遊べますので、興味のある方や、時間がたくさんある方は是非遊んでみてください。

Hollow Knight / ホロウナイト
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傑作2Dアクションインディーゲー『ホロウナイト』のここがすごい!4選

1.かわいいキャラ達が織りなす儚くも印象に残るストーリーがすごい!

『ホロウナイト』は横スクロールタイプの探索型2Dアクションゲーム、いわゆる「メトロイドヴァニア」と言われるゲームジャンルです。主人公は今は亡き虫たちの王国「ハロウネスト」を冒険し、王国に隠された秘密と自身に関する謎を解き明かして行くというストーリーになっています。登場するキャラクターはすべて虫がモチーフとなり、かわいいながらもどこか不気味で儚い印象を感じさせます。そんな個性的なキャラクターが織りなす物語は時に切なく、時には笑える、そしてどこか物悲しい......プレイすればするほどそのストーリーに没頭していくこと間違いありません!

2.作り込まれたマップ、冒険の舞台「ハロウネスト」の広大さと美しさがすごい!

多くの方はこういった2D横スルロールゲームと聞いて想像するのは『マリオブラザーズ』のようなステージ性の横スクロールゲームではないでしょうか?『ホロウナイト』はすべてのステージが地続きになった広大なマップになっており、その中を自由に冒険できるような探索型のゲームデザインになっています。RPGではお馴染みな「次はここに行け」や「ここはこの手段で行け」などの指示はありません。「今は手に入れた能力であの行けなかった場所進めそう」、「この場所を探索したら次はこっちに行ってみよう」など、自身で冒険の計画を立てる必要があります。しかし、マップとにらめっこしじっくり考えながら少しずつ進んでいく感覚は探索好きにはたまらないでしょう!そして荒廃した荒地、水晶が眩しい洞窟、とても暗く危険なムシが徘徊する狭い洞窟などの個性豊かなロケーションは、似た景色が一切無く、そのロケーションごとのテーマカラーが決められており非常に美しく描かれています。唯一無二の世界観は一度プレイしたら深く心に残ることでしょう!

3.決して雰囲気ゲーじゃない!ハードコアなゲーム難易度でやりごたえがすごい!

『ホロウナイト』は前述した内容から世界観やストーリーに重点を置き、難易度は大したことないんじゃないの?と思われがちですがハードコアゲーマーも唸るほどの高い難易度を誇ります。難易度選択肢はなく、プレイ中に死亡するとお金をすべて失い、魔法を使用するためのゲージ量が2/3程度になり、最後に休んだ休憩ポイントからやり直しとなります。死亡したポイントまでもう一度戻り自身の「影」を倒すことでお金とゲージが戻りますが、影を倒す前にまた死亡した場合は最初に失ったお金は永久にロストしてしまいます。ボスも一筋縄ではいかないボスばかりで「何度も死にながら覚える」フロムソフトウェアの『ダークソウル』を筆頭とする俗にいう「死にゲー」の側面も併せもちます。そういったプレイ感がコアゲーマーに受け、名作と言われる所以の一端となっています。

4.高いリプレイ性とやりこみ度、繰り返しプレイしたくなるアクションがすごい!

『ホロウナイト』では冒険の途中に「神の家」と呼ばれるエリアに行くことが可能になります。ここはストーリー進行には全く関係なく、今まで戦ってきたボスと再戦可能になるチャレンジコンテンツになります。さらに、ただ再戦するだけではなく、各ボスの難易度を上げて戦ったり、いろんなボスと連戦ができたり、魔法禁止、通常攻撃禁止のような「縛りプレイ」も可能なため非常にやりごたえとリプレイ性が高くなっています。ボスごとに装備を変えて挑んだり、相手の行動パターンを覚え、クリアタイムを意識したりとやり込みプレイヤーにとっても非常におすすめです。また、戦闘アクションとは別に非常に難しいアスレチックアクションも用意されているため『スーパーマリオメーカー』が好きなプレイヤーにもおすすめできます!

ここまで紹介してきた『ホロウナイト』でしたがおすすめ度は10点満点中8点です。マイナスポイントは、全体的なゲーム難易度が高く、ゲームが得意なプレイヤーでも難しいと感じるためライトゲーマーにはなかなかおすすめしにくい。明確な道筋や指示がないため進み方がわかりにくく、探索が好きなプレイヤーじゃないと中弛みしそうになる。主人公はデフォルメされててかわいいががっつり「虫」というキャラや敵が多くいるため、そもそも虫嫌いにはおすすめできない。という点が挙げられます。上記に当てはまらず、ここまで挙げてきたすごいポイントに興味を持たれた方にとっては満点といっても過言ではないため、やりがいがあり長く続けられるゲームを探している方はぜひプレイしてみてはいががでしょうか?

Hollow Knight / ホロウナイト
9

手に汗握る戦いを求めるあなたへ

『Hollow Knight』は、インディーズ発の2Dサイドビューのアクションゲーム。
大昔に滅び荒廃したムシたちの王国「ハロウネスト」を舞台に、かつて王国を襲った災いや蔓延する病、主人公に隠された秘密など、多くの謎を解き明かすための冒険が繰り広げられます。
グラフィック・世界観・アクション・音楽、どれをとっても評価が高く、Steam、PS4、Switch、Xbox Oneなど多くのハードで遊ぶことができるのがうれしいポイントです。

キャラクターから背景まで、すべて手書きで描かれたかわいらしいグラフィックとは違い、本作のアクションは極めて難易度が高く、純粋なプレイヤースキルが求められる場面が多々あります。
相当アクションが上手い人でない限り、ボスの一発撃破は難しく、何度も死ぬことでそのボスに対して最適な行動を学んでいくというのが基本的なプレイスタイルになるでしょう。
また、俗にアスレチックと呼ばれる複雑でトラップの多い地形を進む場面も多々あり、高難易度のアスレチックともなると、本当にクリアさせる気があるのかと疑いたくなるレベルで難しくなります。

しかし、それらは理不尽な難しさではなく、必ずどこかに突破口を見いだせるような作りになっています。
その突破口に向かって試行錯誤し、自らの技術を高めていく…。
そんな純粋なアクションゲームの楽しさを存分に味わえるところが、『Hollow Knight』が高難易度と言われつつも多くの人に愛されている理由の一つであると思います。

近年のアクションゲームは様々なユーザーが遊びやすいよう配慮していった結果、難易度が優しいものが増えているため、そういったゲームに飽き飽きしている人にはオススメのアクションゲームです。

Hollow Knight / ホロウナイト
9

独特の雰囲気と素晴らしいボリュームが魅力のメトロイドヴァニア系 Hollow Knight

Hollow Knightは2017年にPCで、2018年6月にNintendo Switchで配信を開始したDLタイトル。
このゲームは横スクロールアクションで広大なフィールドを探索するいわゆる「メトロイドヴァニア系」のゲームである。
最大の特徴は、1500円と比較的安価な値段に関わらず、このジャンルのゲームとしては非常にボリュームがあるということ。
普通、メトロイドヴァニア系は5~15時間で終わるものが多いが、このゲームは20時間近くやっても探索しきれない程のボリュームがある。
更に、敵の種類やロケーションも豊富で、雑魚は100種類以上、ボスも30種類近く存在する。
進めていくと新しいシステムも解放されていくので探索に飽きが来ないのも魅力だ。

基本的にこのゲームは高難易度で、救済も少ないのでそれなりにゲームが上手でないとクリアは難しいだろう。
しかし、能力(チャームという。着脱が可能)のカスタマイズも豊富なので、様々な組み合わせを試してボスを倒せた時の爽快感は格別だ。
ゲーム性が面白いのも大きな魅力だが、Hollow Knightは独特の世界観や雰囲気も魅力の一つといえる。
少しうっそうとした雰囲気だがどこか神秘的でもあるグラフィックや演出は素晴らしい。キャラクター達も個性豊かだ。

欠点もいくつかある。一つは全体的に暗いせいで視認性に難がある場所がいくつかあるという点だ。
特に真っ暗な場所では1800ジオ(ゲーム内の通貨)も必要なアイテムを入手してようやく自分の周りは見えるというほどに暗い。
また、ムシが苦手な人には勧められない。キャラクターは基本的にコミカルで可愛いが、敵の中にはいくつか気持ち悪いデザインをしているものもある。
そして前述した通り高難易度の部類に入るため、ゲーム初心者がクリアを目指すならそれなりの覚悟が必要である。イージーモードのような救済もない。

それでもこのゲームは最高に面白いと言えるだろう。1500円でこれほど楽しめるゲームが果たしてどれだけあるだろうか。
Hollow Knightはメトロイドヴァニア系のゲームの頂点に位置すると言っても過言ではない。