百姓貴族

百姓貴族

『百姓貴族』とは、『鋼の錬金術師』や『銀の匙 Silver Spoon』などの人気漫画を世に送り出した荒川弘による農家エッセイ漫画である。荒川が高校卒業後の7年間、北海道で農業に従事していた時の経験を元に、農家の日常や荒川の家族の事などを紹介している。また、酪農や耕作の実態や、日本の農業の問題点が笑いや蘊蓄、仮説を織り交ぜて描かれている。
2013年、第4回ブクログ大賞の漫画部門に本作がノミネートされた。
月刊漫画雑誌『ウィングス』にて連載中。2023年7月よりアニメ放映が開始された。

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『鋼の錬金術師』とは、2001年から2010年まで荒川弘により『月刊少年ガンガン』で連載された漫画およびそれを原作とするアニメ、ノベライズ、映画、ゲーム作品。舞台は19世紀産業革命期のヨーロッパをモチーフとした錬金術が存在する架空の世界。主人公エドワード・エルリック(エド)は弟アルフォンス(アル)と共に、自身らが犯した禁忌の錬成によって失ったエドの右腕と左足、アルの全身を取り戻すための方法を求め旅に出る。

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『鋼の錬金術師』とは、荒川弘による漫画作品である。アニメや映画、ゲームなど様々な展開が行われている。 エドワード・エルリックと、その弟であるアルフォンス・エルリックは母親を蘇らせるために禁忌とされている『人体錬成』を行うが、その結果兄弟は身体を失ってしまう。エルリック兄弟は自分たちの体を取り戻すために、超常の力を持つ『賢者の石』を求めて旅に出る。 国に認められた極めて優秀な錬金術師が『国家錬金術師』であり、作中でも重要人物となるものが多い。

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『鋼の錬金術師』とは、荒川弘作の少年漫画、および、それを原作とするアニメなどのメディアミックス作品である。禁忌とされる人体錬成を試みた幼い錬金術師、エドワード・エルリックは、代償として自身の身体の一部と、弟アルフォンスの身体のすべてを奪われる。元の身体に戻るために「賢者の石」を追い求めるエドワードは、その裏に隠された「ホムンクルス」による国家的陰謀に巻き込まれていく。「錬金術」、「錬丹術」は、物質の構成を変えて別のものに作り変える技術であり、個々の術式に応じた「錬成陣」を使って術を発動させる。

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百姓貴族のレビュー・評価・感想

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百姓貴族
9

北海道のビックリ農業、漫画家がアシスタントに紹介する

漫画家になる前、荒川弘さんが北海道の実家で農業をしていたとき、実際にあった牛などの酪農や、牛乳やジャガイモなどの農業の嘘のような本当の話をアシスタントさんに紹介しました。驚き、信じられないアシスタントさんが否定しながら、牛のキャラクターである荒川さんと会話するお話です。
北海道の農業の面白さや、農家ならではの野菜やお肉の羨ましい食べ方が満載のところが見所です。
土地が広く農業をやっている人が多い北海道の野菜泥棒やクマの話のほか、かまくらの作り方や、農業以外のトラクターの使い方など、漫画には実際にあった多くの話が出てきました。
リスなどの動物が熟した食べ頃の野菜を食べる、野菜泥棒に対する農家の怒りや、コーンの家畜用と食用が見分けられず、でき心で盗んだ作物が美味しくなかった話がありました。
市場に出回らず、農家さんしか食べられない、漫画で見た野菜や果物の贅沢な食べ方は、羨ましかったです。
さまざま紹介してくれるおかげで、北海道の農業を楽しく知る第1歩になるでしょう。驚くことが多い北海道の話は、農業に携わっていない人にはどれも信じられない内容がたくさんありました。漫画の中で、荒川さんと漫才をしているように見える、アシスタントさんの信じられない内容のリアクションは、2人のやり取りを見ていて楽しいでしょう。

百姓貴族
10

「鋼の錬金術師」と「銀の匙」を読んでから読むべし!

荒川弘先生は自画像を牛で描かれる方ですが、ご実家はなんと畜産農家!農家ならではの日常や常識は笑いあり涙あり。「そんなことまであり!?」と驚きつつ、ページをめくる手が止まらないし、エッセイのはずなのにとてつもない激動作品となっています。農家のあれこれや、荒川弘先生の命や生き物、食べ物に対する考え方や、人生観が非常に色濃く出ている作品で、大ヒット作となったダークファンタジー「鋼の錬金術師」のベースはこの本にあるなあと個人的に考えています。牛の世話で一日中大忙しの中、漫画を書くには「寝なけりゃいいんだ!」という考えには驚きましたが、きっとそのくらいの気概がないと漫画家というのは務まらないのかもしれないなあ…と、漫画の道を志したことのある私は思いました。しかもそれを、「仕方がないから…」という感じでなく、「心の底からそう思ってるんだぜ!」という勢いとバイタリティでやっていく荒川弘さんはもう、本当に凄まじい人だと思います。尊敬しています。「鋼の錬金術師」や「銀の匙」は、自分の子供たちがもう少し大きくなったらぜひ読んでもらいたいなあと前々から思っていた作品なのですが、この作品もいずれ触れてみて欲しいなあと思う作品です。

百姓貴族
9

農業を深く知らなくても、知っていても笑えるはずです!

『鋼の錬金術師』の荒川弘のコミックエッセイ。北海道の農家で育った作者による実体験などが描かれている。
コミックエッセイなのに、こんなに感情を使うのか?とにかく笑って、時にはすごく考えさせられて、切ない気持ちになって…というのが、全部読み終えた後の感想でした。
強烈で、何があっても蘇るまさしく不死鳥なキャラの親父様。なんでもこなしてしまう母や個性あふれる兄弟たち。
北海道という農業大国ゆえに起こる、私達では到底理解できないあるあるネタやハプニング。担当編集者さんの鋭いツッコミ。テンポよく進んで、スイスイ読んでしまう。本当にこれは現実なの?!と思ってしまうこともあり、時にはもしも…という農業ネタ妄想もあり、飽きがこないような仕掛けもいっぱいあると思います。

農業について勉強になることもあり、食料自給率の問題とか、後継者問題など、考えなければならないことがあるんだなと思わされました。もちろん、そういう難しい問題も、軽いノリで読ませてくれるので、苦にはならないと思います。
この作品を通して、全体的に作者の荒川さんの農業に対する愛が溢れていると思います。好きだから農業に携わっていた、好きだから面白おかしく語れる、それを感じることができる作品だと思います。
一つ心配なのは、最近はなかなか帰省も難しい様子が見受けられるので、ネタ切れしないのかな…?ということでしょうか。しないような気もしますが(笑)

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