AC/DC

AC/DCのレビュー・評価・感想

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AC/DC
10

これぞロック! ギターのリフとリズムに燃えろ!!

ロック好きはもちろん、音楽が好きな方は一度くらいはその名前や半ズボン姿でギブソンのSGを弾くギタリストの姿は見たり聞いたりしたことはあると思います。
今の時流の音と比べるとシンプルなので、退屈と感じる方もいるかと思いますが、全てのロックの基本になっていると言っても過言ではないそのサウンドは一度聴いてもらいたいです。
一聴すると単調なギターのリフと感じるかもしれませんが、繰り返し聴くと、ツインギターによる楽曲の構成、リズムの心地よさ、熱いボーカルが感情を揺さぶること間違いないと思います。
今はYouTubeなどでかなり古いLiveを見ることもできますし、MTV全盛期のPVなども苦労せずに見つけて観ることができますので、是非、聴かず嫌いせずにチェックしてほしいです。一曲、二曲と聴いていくうちに、シンプルな中にあるロックというものの熱量を感じることができるはず! そして、ギターを弾いてみたいという気持ちも沸々と湧いてくるかと思います。
AC/DCのアルバムは全てオススメなのですが、初めての方はLiveアルバムかライブ映像を観てもらえると、バンドの素晴らしさやロックの力というものを感じてもらえると思います!!

AC/DC
9

AC/DCの凄さ

AC/DCはオーストラリアから1973年にデビューし1976年、アトランティック・レコードと世界規模のレコード契約を結ぶ。これによりバンドはレインボー、キッス、エアロスミス、スティクス、ブルー・オイスター・カルトらの前座として活躍し始めた。私個人としては初めてAC/DCを耳にしたのがマイケル・シェンカーなどのヘビーメタル人気絶世のころで「バックインブラック」というアルバムで同じヘビメタが好きな友人からおしえてもらった。非常に興奮したのを覚えている。と同時に他のヘビメタバンドとは一線を画した音の構成だった。いたってシンプルで言いかたを変えればギターもドラムもコピーするには至極簡単だった。なのに独特の重みとロックンロールの軽快さを両方持ち合わせていた。AC/DCといえばギターリフを徹底したワンパターンバンドという評価が音楽ファンの間で多かったのは事実である。それでもアルバム「バックインブラック」はCDが世に出回る前にレコードで800万枚をセールスして音楽産業界ではマイケル・ジャクソンに次ぐ売り上げをあげていたのも事実である。サウンドにのせる歌詞の内容も酒と女との快楽という、そういった一見うすっぺらなバンドにみえる。しかし彼らのバンドを続けていた姿勢にはブルースの精神を受け継いだ徹底したロックンロールを愛するものがはっきりと感じとられるのである。もしかすると多くの人が一聴をすすめてもそれはわからないのかもしれない。残念ながらやはりハードなロックをいくつか聴いてきた人にしかわからないのかもしれない。