王立宇宙軍 オネアミスの翼

王立宇宙軍 オネアミスの翼のレビュー・評価・感想

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王立宇宙軍 オネアミスの翼
10

世代を超えて若者に是非見てほしい映画「オネアミスの翼」

ファンタジックなアニメーション映画「オネアミスの翼」は、若者に仕事へのやる気と勇気を与えてくれるサクセスストーリーです。何かいい仕事はないかなーとか、最近日々を漠然と過ごしている方が、このファンタジックアニメーション映画で刺激を受けて、今のお仕事に成功を施されると幸いです。1970年代にバンダイより作られた映画で、映画の主人公シロツグ・ラーダットがある女性と知り合い、漠然とした日々から王立宇宙軍の中核となる仕事を始めるようになります。たとえ人にバカにされてもいい、仕事場の周りの人々にそんな時代がくるわけがないと言われても、けなされても、また様々な困難なことがあったとしても、決してあきらめず若者で言う起業を成し遂げることに近いものがあります。是非皆さん、昔のファンタジックアニメーションではありますが、ご覧になられると生き方など大変勉強になると思います。世代を超えて若者に見て欲しい映画なら内容的にも、絶対損しないサクセスストーリーなので是非ご覧ください。

王立宇宙軍 オネアミスの翼
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タイトルなし

簡単に言うと、有人人工衛星(ロケット)を打ち上げる物語。
主人公のシロツグ・ラーダットの声を森本レオが担当した。音楽は坂本龍一。エヴァンゲリオンで有名なガイナックス社が出来る前の作品。僕がまだ小学生時代に公開された作品だったと思う。
個人的にはジブリの作品である『風の谷のナウシカ』や『天空の城ラピュタ』よりも好き。様々な宗教観や、哲学的な要素も入っているので観ていて飽きない。キャラクターの位置づけもはっきりとしている。90年代になってCGを駆使したデジタルリマスター版がリリースされた。シロツグの人間的な成長にも注目。
僕にとってはまさに人生の聖書のような作品である。中でも一番好きなシーンはロケット打ち上げ間近になって紛争が激化し、打ち上げを中止してしまった時のシロツグの言葉。『今日の今日までやって来た事だぞ。下らないなんて悲しい事言うなよ、立派だよ。皆、歴史の教科書に載るぐらい立派だよ。俺、まだやるぞ。死んでも上がってみせる。やんなったヤツは帰れよ。俺はまだやるんだ。十分、立派に元気にやるんだ。』当時、何に対しても無関心で、汗水をたらして頑張ることをカッコ悪いと思っていた僕の価値観は粉々に砕かれたのを今でもはっきり覚えている。