REC/レック

REC/レックのレビュー・評価・感想

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REC/レック
10

臨場感溢れるゾンビ映画

『REC/レック』は2007年にスペインで公開されたホラー映画で、モキュメンタリー仕様の作品です。
消防局の取材に来たTVリポーターとカメラマン達が、通報があったアパートの中で隔離され、惨劇に巻き込まれるといった内容で、映画全編を通して、カメラから見た一人称視点で繰り広げられる作品で、映画を観ている人もまるで、その場にいるような臨場感を体験できます。
カメラに向かって全速力でダッシュして来るゾンビ達がとにかく怖く、ゾンビ映画好きの方や、ホラー映画ファンの方達にオススメしたい作品です。狭いアパートの中を、上から下まで必死に逃げ回る様子は、ハラハラドキドキします。
無名の役者の人達を起用していますが、その演技力も素晴らしく、最後まで緊張感の溢れた展開が繰り広げられます。映画本編の収録時間も一時間半程の作品で観やすく、余計なシーン等も無いため、最後まで恐怖に集中する事ができます。
ゾンビ達の襲撃から逃れつつ、徐々に事件の真実が明るみになって行き、アパートの最上階で繰り広げられる驚愕のラストは必見です。また本作品はその後シリーズ化され、ハリウッドでもリメイク版が制作されていますが、緊迫感に溢れた恐怖を体験したいなら本作品がオススメです。

REC/レック
10

究極のパニック・ホラー!

本作はビデオカメラを使ったモキュメンタリー作品。登場人物の一人としてそこにいるかのような、不思議な感覚になれます!そして何と言っても、極上の恐怖と緊迫感を味わるのが魅力だと思いました。

本作を見る人はパブロ(カメラマンの男)となり、レポーターの主人公とともに消防士を密着取材するのですが、とあるアパートから通報が入り…ここからが恐怖のはじまりとなります。
カメラに映るゾンビ化した感染者達、アパートに閉じ込められパニックになる人々…。最初の感染者と思われる老婆のシーンは怖いというより、痛々しいです。冒頭では笑顔を浮かべていた消防士も、一気に表情が険しくなりパニックに。見ているこちらもつられてパニックになりそうで、心臓がバクバクしました。繰り広げられる血まみれの惨劇に、思わず主人公も叫びまくります!唯一落ち着いていたのは、パブロだけだったかな(笑)。あんな状況の中で冷静にいられるのはすごいです…。
全体的に怖いですが、特にラスト10分がやばい!暗闇の中でのビデオカメラは最恐です!ある意味本作の見どころですね。物語は謎のままで終わりましたが、続編など作らず、あのままで終わってよかったと思います。本作だけでも十分楽しめますよ!