プリンシパル

プリンシパルのレビュー・評価・感想

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プリンシパル
7

忘れかけていた若いころの気持ちや青春が蘇る作品です(実写映画:「プリンシパル〜恋する私はヒロインですか?〜」)

ジャニーズWESTの小瀧望さんと黒島結菜さんがW主演の作品です。
自分が学生の時に味わえなかったような甘酸っぱい恋が描かれており、見ているだけでキュンキュンします。
最初は不愛想だった小瀧望さん演じる舘林が少しずつヒロインの糸真に心を開いていく様子は、本当の男子高校生のようで初々しい気持ちになります。
そして、なんといっても小瀧望さんがかっこいいです。
また、恋愛だけでなく友情にも焦点が当たっています。大人になると友情に面する機会が減るため、この映画を見て改めて友情っていいなとしみじみ感じました。
この物語の舞台は北海道であり、普段はなかなか聞けないような北海道弁がきけたり、自然豊かな景色が見られたり、雪がたくさん降っていたりなど、この映画でしか味わうことのできない描写もたくさんあります。
北海道の壮大な景色の中告白する最後のシーンは憧れますね。
そして、プリンシパルというタイトルはどういう意味なのか、ずっと疑問に思っていましたが、この映画をみるとその意味も理解できます。
こんなおしゃれな言葉を使って告白なんていいですよね。
主題歌のジャニーズWESTの「プリンシパルの君へ」という曲も、この映画にマッチしたメルヘンチックなかわいい曲になっており、聞くたびにこの映画の世界へ連れていってもらえます。

プリンシパル
9

映画となったプリンシパル、現在コミックも期待以上の面白さです

邦画「プリンシパル~恋する私は主人公ですか?~」は主演が黒島結菜さん、ジャニーズWESTの平野紫耀さん、高杉真宙さんと豪華なキャスティングで話題になっています。この映画の原作となったマンガの作者はヒットメーカーのいくえみ綾さんです。クッキーという集英社発行の月刊誌で連載されていて、2014年に大好評のうちに幕を閉じました。ちなみに原作にはサブタイトルはついていませんでした。
お話の始まりは、主人公の住友糸真が東京の女子高で友人からハブられたことが原因で、両親の離婚以来、別々に暮らしていた実父を頼り、札幌の高校へと転校してくる、というものです。これがありそうでなさそうというか、先の展開も中々読みづらいですがとても面白かったです。
かわいらしいボブカット、おとなしそうに見えてわりとハッキリ言う時は言う住友糸真、クラスメイトでご近所同士、糸真の父が飼っているラブラドールレトリバーのすみれをかわいがっている縁もある桜井和央、和央の幼なじみの館林弦、転校してきたばかりの糸真に愛想のよい笑顔で話しかけてくれた国重晴歌、それに和央の年の離れた姉で高校の音楽教師である弓を中心にストーリーは展開します。
おまけに現在は独身である糸真の父と、母1人息子1人の家庭である和央の母といった大人のキャラクターも活躍します。原作を読んでいて、はじめはふわふわした雰囲気の和央が人気あったのですが弦が髪の毛を切ってとてもカッコよくなったことが印象的でした。本作は映画を観た方にもおすすめしたいです。