大決戦!超ウルトラ8兄弟

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大決戦!超ウルトラ8兄弟
10

ウルトラマンティガが帰ってきた。

この映画は2008年に公開されたウルトラマンシリーズの映画です。
なんとウルトラマンがいない世界線の物語でした。あらすじは、横浜で暮らす少年ダイゴ・アスカ・我夢は夕方に放送された世界で初めて登場した第1作「ウルトラマン」に出会いました。それから3人は、1番星を見てそれぞれ夢を願いました。アスカはプロ野球選手、ダイゴは宇宙船の船長・我夢は科学者になることを夢を見ました。それから現在、大人になった3人は、ウルトラマンに対する憧れを忘れて、平凡な生活を送っていました。ダイゴは市役所の職員・アスカは横浜ベイスターズのボールボーイ・我夢は学芸員とまるで夢を忘れたかのようになっていました。そこで、出会うウルトラマンメビウスのヒビノミライや歴代のウルトラ兄弟、迫り来る侵略者と怪獣軍団に立ち向かうため、ダイゴたちはウルトラマンに変身する、という物語です。僕は当時、この映画が始まるのを楽しみにしていました。なぜなら、久しぶりにウルトラマンティガ・ウルトラマンダイナ・ウルトラマンガイアに会えるからです。特に釘付けだったのが、ウルトラマンティガです。主人公のマドカ・ダイゴはガッツの隊員だった時と違っていて、普通の市役所職員になっていたから「あれ」と思いました。宇宙飛行士の夢を見ていたのに、平凡な感じになっている様子を見てた僕は、何だかよく分かるような気がしました。僕の場合、ポジティブの時は努力できるんですが、逆にネガティブになると本気が出せなくなってしまいます。多分、ダイゴ本人も宇宙飛行士という重い重圧に負けたようで、夢を捨ててしまったじゃないかなと思いました。その点が自分と似ているような気がしました。ですが、そんなダイゴもウルトラマンに憧れた気持ちが復活して、ヒッポリト星人に立ち向かうためにウルトラマンティガになったシーンを見た僕は「ティガだってできたんだ、だから僕ももう一度、本気出してみよう」という強い気持ちを持てるようになりました。