シェフ 三ツ星フードトラック始めました

シェフ 三ツ星フードトラック始めましたのレビュー・評価・感想

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シェフ 三ツ星フードトラック始めました
9

人生をかけた料理。旅そして絆。絶対キューバンサンドが食べたくなる!

一流レストランのヘッドシェフが、あるブロガーの酷評を発端に折り合いがつかなかったレストランオーナーと言い合いの末、店を辞めることになる。
市場での鮮やかな野菜やフルーツ、それを独創的なスタイルで料理する主人公の料理シーンでは自分があたかもそこにいて匂いがしてきそうな気分になる。
ツイッターの使い方をわからずに酷評するブロガーに悪態をついてしまった結果、職を失っただけでなく世の中の笑いものになってしまったどん底の主人公を救ってくれたのは元妻と息子、同じシェフ仲間の友人、自分を笑い者にしたツイッターだった。
マイアミで食べたキューバンサンドに衝撃を受け、キューバンサンドのフードトラックを始めることにする。相棒となるシェフ仲間の友人と息子と共にマイアミからロスまでのフードトラックでの旅が始まる。
息子はツイッターやフェイスブックなどを駆使しフードトラックの位置情報や写真などを投稿することで人集めに成功する今時のマーケティングも見ていて楽しい。圧巻の料理に美味しそうな食事たちに彼を支える家族と友人。美味しい料理は人を幸せにする。本当に好きなことには情熱があればドン底からでも這いあがれる。見た人は絶対にハッピーな気分になれる映画。そして料理好きは料理がしたくなる、料理が好きじゃなくてもキューバンサンドが食べたくなる映画です!

シェフ 三ツ星フードトラック始めました
10

人生と家族と料理にスパイスを!

挫折した男が新しい仕事、生活を始める中で『本当に大切なものは何か』を模索し、気づいていく。よくある素材のテーマを「料理」「音楽」というスパイスを加える事で、とびっきりの一皿に仕上げた美味しい映画!
とにかく料理の美味しそうなこと!バターたっぷり、チーズたっぷり、深夜やダイエット中の人は見てはいけません。作中に出てくる料理「クーバノ」や「ベニエ」が食べたくて食べたくてレシピをネットで探しまくったくらいです。
エンディングに出てくるチーズサンドを作る風景は必見。「次の日作ろう」って思わず思ってしまいます。
作中のSNSの使われ方も秀逸。SNSの闇と光を見事に表現しています。
監督と主人公を同時にこなすジョン・ファヴローの才能には感服だし、さりげない役柄で沢山の大物キャストが勢ぞろい。そんな豪華キャストの中で、息子パーシーを演じた子役のエム・ジェイ・アンソニーの自然体の演技は素晴らしいの一言。少年と子供を行き来する微妙な心理を見事に演じていました。
そして男気溢れるジョン・レグザイモ演じるマーティンもカッコいいです!
そしてもう一つの魅力、音楽も最高のキューバンミュージックが盛りだくさん。料理しながら聴けば主人公カール・キャスパー並みの名コックになった気分になれます。食の大切さ、が改めて問われる近頃。私も家族の食事を日々作っていますが、「真摯に、楽しく、食べてくれる人を想い、そして美味しい料理を作る」ことを改めて気づかされた、そんな素晴らしい映画です。