デトロイト・メタル・シティ

デトロイト・メタル・シティのレビュー・評価・感想

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デトロイト・メタル・シティ
10

山田孝之みたいに松ケンも色々と面白いことしてほしい

ポップでおしゃれな音楽がやりたい根岸君。どう間違えたらそうなってしまうのか、デスメタルのヴォーカルで人気者に。
素の根岸君を演じる松山は、なんかかわいそう。松雪は楽しそう。今観るとロバート秋山の木偶の棒のような扱いが、もったいない。メイクもせずに、なにやってんだジーン・シモンズ。加藤諒が眉を細くししてしまってる。ローサは、かわいい。
牛が出てくるのは、そういうことか。
主人公が、挫折し、田舎に帰ってくると、純粋だったはずの弟がデスメタルのクラウザーにハマって、家も手伝わず、学校にも行かない荒れた人間になってしまっていた。
そこで、クラウザーになって、弟を説得するところがいい。
悪魔メークのまま、草刈り、べーべーと牛を飼いならし、トラクターを颯爽と扱い、大学にも行って、すべてを勉強したと。
デスメタルするには、すべての基礎がないといけないのだと熱く説得するのです。

自分が思う方向でなくても、必要とされることがあるかもしれない、ということ
基礎が大事 ということを、笑いと共に感じることができます。
今見ても面白いです。
当時は松ケンがすっごいハマっててすごいなぁと思ってましたが、今見たら高橋一生も出てて当時と顔が違っててびっくりしましたwよく似てる人なのかとw

今となってはこの頃の松ケンの方が肩の力が入ってない演技してて好きだなー
演技派俳優言われてますけど、こういったコメディーの方がイキイキしてて好きですねぇー
そういえばこの時日本アカデミー賞ももらってましたし、世間の評価も高かったんではないかと思います。

個人的には山田孝之みたいに松ケンも色々と面白いことしてほしいですねー
その方が絶対カッコイイと思う。

デトロイト・メタル・シティ
9

教科書のお手本のような映画

『デトロイト・メタル・シティ』を観ました。あの、川村元気ってどこかで聞いたことあると思ったらドラえもんの脚本書いてた人か。この人絶対ADHD。
原作のほうが微妙な終わり方で、当時中学生とかだから刺激強くて見てなかったけど、すげーいいじゃん。伏線も怒涛のように回収するし、ちゃんとポイントしっかり押さえてるお手本のような作品だなーと。社長がすごい原作そのものって言うか想像を超えてよかった。松山さんの狂った演技もいいですね。変身前のコミカルな演技はちょっとやりすぎだと思ったけど…。
最後は結局ヒロインと結ばれるか結ばれないか分からないような続きを想像させる終わり方で最高だった。その前までにも色々二転三転してどう収束するのか分からない面白さ。とにかく二面性が際立ってる作品っていうのはそれだけで文句なく面白いんだよな~。原作のシーンもいい感じで散りばめてて、かついい感じで変えてるとこが凄くいいです。全然飽きなかった。面白いし。
コメディなのにヒロインの心情がリアルだから、結局コメディでなくなっていく。主人公の「自分にしかできないことで人を変える」っていうのも強いメッセージ性があってよかった。まぁ、教育的なことはこれから考えていかなきゃいけないだろうけど…僕自身考えさせられたし。一番感動したのは「ぼくのなつやすみ」のシーンだな~。