デトロイト・メタル・シティ / Detroit Metal City

デトロイト・メタル・シティ / Detroit Metal City

『デトロイト・メタル・シティ(DMC)』とは、若杉公徳により『ヤングアニマル』にて連載されたメタルロックバンドを題材としたギャグ漫画である。また漫画を原作として映画化、アニメ化されている。また劇場版では主人公の根岸宗一を松山ケンイチが演じる。更には原作に登場する楽曲も公式でCD化されている。
明るいPOPSをやりたいと思い上京したが何故かメタルロックバンドのヴォーカルを務める主人公の根岸崇一。彼の本音と建て前のギャップを軸に置くコメディ要素や、やりたいことに対しての葛藤や悩みを切実に描く。

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デトロイト・メタル・シティ / Detroit Metal Cityのレビュー・評価・感想

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デトロイト・メタル・シティ / Detroit Metal City
4

たのしみにしてたのに残念。

漫画が好きで、よく読んでいました。それの映画化ということで期待しましたが、漫画ほど過激ではないし、ちよっと期待外れでした。そりゃあ、漫画と違って映像作品は過激にできないところはあると思います。でも、もう少しがんばってほしかったです。
あと、普段の根岸くんがただの大人しい子というより、すごくなよなよしていて、乙女女子みたいです。漫画の方はそんなんじゃなかった気がします。はっきりいって、クラウザーさんのときのほうがまともです。これでは自分のしたい音楽で認められなくてもしかたありません。
あと、女の子は加藤ローサちゃんじゃないほうがよかったかなと思います。加藤さんはかわいいし、明るい感じがいいのですが、あのヒロインってもっと保守的な感じというか、パンクとかわかんないみたいな子ってイメージだから、加藤ローサちゃんではあいません。加藤ちゃんはパンクファッションとか普通に似合いそうです。
あとはラップバトルとか、パンクバトルのところをもっと熱く描いてほしかったとおもいます。それかしゃべったりしない、ダイジェスト的描き方にするなら、いっそミュージシャンを使えばいいです。芸人でラップが上手いとか言われているけど、私はうまいとは思いませんでした。

デトロイト・メタル・シティ / Detroit Metal City
10

山田孝之みたいに松ケンも色々と面白いことしてほしい

ポップでおしゃれな音楽がやりたい根岸君。どう間違えたらそうなってしまうのか、デスメタルのヴォーカルで人気者に。
素の根岸君を演じる松山は、なんかかわいそう。松雪は楽しそう。今観るとロバート秋山の木偶の棒のような扱いが、もったいない。メイクもせずに、なにやってんだジーン・シモンズ。加藤諒が眉を細くししてしまってる。ローサは、かわいい。
牛が出てくるのは、そういうことか。
主人公が、挫折し、田舎に帰ってくると、純粋だったはずの弟がデスメタルのクラウザーにハマって、家も手伝わず、学校にも行かない荒れた人間になってしまっていた。
そこで、クラウザーになって、弟を説得するところがいい。
悪魔メークのまま、草刈り、べーべーと牛を飼いならし、トラクターを颯爽と扱い、大学にも行って、すべてを勉強したと。
デスメタルするには、すべての基礎がないといけないのだと熱く説得するのです。

自分が思う方向でなくても、必要とされることがあるかもしれない、ということ
基礎が大事 ということを、笑いと共に感じることができます。
今見ても面白いです。
当時は松ケンがすっごいハマっててすごいなぁと思ってましたが、今見たら高橋一生も出てて当時と顔が違っててびっくりしましたwよく似てる人なのかとw

今となってはこの頃の松ケンの方が肩の力が入ってない演技してて好きだなー
演技派俳優言われてますけど、こういったコメディーの方がイキイキしてて好きですねぇー
そういえばこの時日本アカデミー賞ももらってましたし、世間の評価も高かったんではないかと思います。

個人的には山田孝之みたいに松ケンも色々と面白いことしてほしいですねー
その方が絶対カッコイイと思う。

デトロイト・メタル・シティ / Detroit Metal City
9

教科書のお手本のような映画

『デトロイト・メタル・シティ』を観ました。あの、川村元気ってどこかで聞いたことあると思ったらドラえもんの脚本書いてた人か。この人絶対ADHD。
原作のほうが微妙な終わり方で、当時中学生とかだから刺激強くて見てなかったけど、すげーいいじゃん。伏線も怒涛のように回収するし、ちゃんとポイントしっかり押さえてるお手本のような作品だなーと。社長がすごい原作そのものって言うか想像を超えてよかった。松山さんの狂った演技もいいですね。変身前のコミカルな演技はちょっとやりすぎだと思ったけど…。
最後は結局ヒロインと結ばれるか結ばれないか分からないような続きを想像させる終わり方で最高だった。その前までにも色々二転三転してどう収束するのか分からない面白さ。とにかく二面性が際立ってる作品っていうのはそれだけで文句なく面白いんだよな~。原作のシーンもいい感じで散りばめてて、かついい感じで変えてるとこが凄くいいです。全然飽きなかった。面白いし。
コメディなのにヒロインの心情がリアルだから、結局コメディでなくなっていく。主人公の「自分にしかできないことで人を変える」っていうのも強いメッセージ性があってよかった。まぁ、教育的なことはこれから考えていかなきゃいけないだろうけど…僕自身考えさせられたし。一番感動したのは「ぼくのなつやすみ」のシーンだな~。

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