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明るい世界観のセカイ系?と思いきや
全6巻完結でさらっと読める作品です。
タイトルから察するに、人類滅亡系に近い導入です。
主人公の高校生の男の子一人と、女子高生の女の子二人、小学生の女の子一人だけが、残された世界になってしまった!という状況で、のんびりと生活していくという不思議な作品です。
なぜ、人類がいなくなってしまったのか、というのは作品を読んでいただいたら分かる様になっているのですが、基本的には、淡々と4人の日常生活が明るく描かれている作品です。
キャラクター同士のかけあいも面白いですし、男女比が1:3という事もあり、ちょっとセクシーな展開になるのかな?と思いきや、そういう雰囲気は殆どありません。
ソーラーパネルで電力を供給したり、畑を作ったり、雨水を貯めてお風呂にしたり、その雨水でプールを作ってみんなで遊んだり、というのんびりとしたお話です。
地球の人類が、4人以外いなくなってしまうのですから、真相に近づくにつれて暗くなるのでは……?と思いきや、なんとなくほのぼのとした雰囲気のままストーリーが進行し、とても読後感の良い作品です。おすすめです。