新感染 ファイナル・エクスプレス / Train to Busan

新感染 ファイナル・エクスプレス / Train to Busanのレビュー・評価・感想

レビューを書く
新感染 ファイナル・エクスプレス / Train to Busan
10

感動のゾンビ映画

「新感染 ファイナル・エクスプレス」は、韓国で制作されたゾンビ映画です。
ゾンビ映画なんですが、最後…いや、中盤くらいから、寂しくて、悲しくて泣いてしまします。
最後は大号泣でした。韓国映画の独特な手法といいますか、一筋縄ではいかない展開といいますか。ハッピーエンドなのかどうかわからなくなってしまいます。とにかく、最高に感動できるゾンビ映画となっています。
いきなり最終的な感想から入りましたが、それくらいラストが素晴らしいのです。
では、この「新感染 ファイナル・エクスプレス」のざっとした特徴を少しお話しいたします。
・場面はほぼ高速鉄道、日本でいう新幹線の中です。
・見えるものと音に反応するゾンビなので、暗闇では動きません。
・ゾンビに襲われるシーンは「ワールドウォーZ]に似ていて、ゾンビが折り重なって襲ってくるシーンは、迫力満点です。
・主要人物の死にすぎ感が否めない。

これ以上はネタバレになってしまいますので控えますが、とにかくクオリティーが高く、スピード感もあるので、夢中で見られる作品となっています。

韓国映画でゾンビものという組み合わせ、興味のない人は絶対見ない映画かもしれませんが、この「新感染」は興味ない人にも見てもらいたい作品です。

新感染 ファイナル・エクスプレス / Train to Busan
10

ゾンビ映画なのに泣いた

止まらない逃げ場のないソウル発釜山行きの特急列車の中で、次々に乗客がゾンビに感染していく。その中で生き延びようとする人々の人間ドラマ。
仕事に夢中で家庭を顧みず離婚したであろう冷たい利己的な父親が、絶対絶命の危機的状況の中で人としてのあるべき姿に気づき、コミュニケーションをうまく取れなかった娘を必死で守り抜こうとするはなし。
展開に無理もあるはずなのに、有無を言わさずゾンビが走って襲ってくるので(この辺りは怖さもありますが、むしろ爽快感すら感じる勢いであっぱれ。)どんどん濁流に飲み込まれるように物語に入り込んで、テンション高く一気にラストに流れ着いたという感じでした。
コン・ユ演じる父親と娘との間の溝も一気に埋まっていくんですが、そこも違和感なく最後は泣いてました。
マ・ドンソクは強面だけど心が優しくて情の深い男がよく似合う。
この作品でもその良さが存分に発揮されていてそこも泣けます。
娘役の子役がまたうまい。韓国の子役は本当にうまいですね。
本当に大人並みの演技してる。ナチュラル。嘘がない(日本の子役にも期待したいところ…)。
もちろんコン・ユの力もあるけど、ラストの感動は子役の女の子の演技力によるところが大きいかなと思いました。

新感染 ファイナル・エクスプレス / Train to Busan
8

韓国のゾンビは速かった

ゾンビ映画は、アメリカのものだと思っていたのはいつの時代でしょう。確かに見ましたよ。死霊のはらわた、死霊のえじき、バタリアン、28週後、レック等。アメリカのゾンビはスローで、なぜか逃げ切れるような気がしてたのです。しかし韓国のゾンビは速かった。全速力で追いかけられる怖さと言ったら。
この「新感染」は、化学工場の汚染で感染した一匹の鹿から始まります。親子の愛、夫婦の愛、学生の友情がメインになりますが、それぞれの愛の結末がすばらしく見ているものが涙し拍手を贈るのです。
主役はイケメン俳優コンユ、大沢たかおさん似の目じりの下がったイケメンさんです。彼の娘への愛もよかった。強面のやくざ風旦那が妊婦の妻を守る姿もよかった。学生の淡い恋もよかった。
逃げ場のない列車の中でゾンビになっていく乗客と対峙するのが緊張感ありありで、とても興奮しました。どこにでも自分1人が助かればいいというゲスな人間がいるものですが、結局は成敗されるのです。韓国のゾンビは足は速いが暗闇には弱かった。仕事人間の主人公が関わった汚染問題でのゾンビ増殖。最初のころの娘とのやりとりがラストに切ない涙を流させます。果たして生き残るのは誰でしょうか。トンネルに響く歌が今も心を震わせます。