ゼノギアス

ゼノギアスのレビュー・評価・感想

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ゼノギアス
10

ゼノギアスについて

PlayStationでスクエアエニックスから発売されたゲームです。
特長としては戦闘システムが斬新でした。
弱、中、強のコマンドがあり技もその組み合わせで発動するようになっています。
欠点としてはレベルアップ時にステータスの上昇がランダムなのでどのステータスが上昇するか不明という点です。
ゲームの内容は宗教、神話、ロボットが好きな人でしたら絶対にお勧めできる作品です。
バベルの塔もでてきますし、ギアというロボットは星座の名前を使っています。
ある程度ストーリーが進んでくると主人公の中に眠るもう1人の人格と融合し本来の力を取り戻します。
この力をてにいれるとすべてのキャラクターのはるか高みの高次元のギアに生まれ変わります。
ゼノギアスに登場するキャラクターのギアもパワーアップしたりとロボット好きにはたまらないのではないでしょうか。
スーパーロボット大戦などに登場してもおかしくないデザイン且つストーリーになっています。
音楽もかなり雰囲気もよくカッコイイです。ゼノギアスだけのコンサートもありました。
ゼノギアスに登場したギアのプラモデルも発売しております。
ファイナルファンタジー7のクラウドもストーリーの中で天使の歌声ゼノギアスというセリフも収録されていますし、
世界中でリメイクを願っている人達も多数いる作品になります。

ゼノギアス
9

歴代最高傑作レベルのRPG『ゼノギアス』について

「聖剣伝説が出ない理由、ファイナルファンタジーとは異なる可能性、そしてゼノギアス」というキャッチコピーで販売された、初代プレイステーションのソフト。
はっきり言ってプレイヤーを選ぶRPGである。
聖書、神話などのエピソードや用語をふんだんに盛り込み、また別売りの設定資料集がなければすべてを理解することが困難な非常に複雑なシナリオのゲームである。
しかしながら、これら難解なレベルを凌駕するほどのやりごたえのあるゲームであると確信している。
非常に綿密に張られている伏線が回収されていくのは鳥肌が立つほど美しく、表現を理解した時には背筋に寒気を覚えるほどである。
またBGMも一級品であり、一部ネタバレになるが、「シェバト」でのエピソードで「飛翔」という曲がかかるときは胸の高鳴りを抑えられないほどである。
残念ながら、当時のデータ容量や開発費の都合上だと思うが、ゲーム後半部分はRPGというよりはサウンドノベル形式のゲームのようになり、プレイヤーを困惑させる。
その部分が、最高ランクのオススメにできない理由なので、評価を一つ下げた。
しかしながら、テキスト進行となってもその綿密に寝られたシナリオによって、満足感の得られる内容となっている。
リメイクがされるならば完全版としてぜひリメイクしてほしい作品である。
少なくとも私なら必ず購入する。
難解なシナリオも今では動画サイトなどで解説動画もでているので、プレイのハードルは下がっていると思う。
ぜひともプレイしていただきたい作品である。

ゼノギアス
9

歴代JRPGの中で最高のシナリオと世界観

知る人ぞ知るスクウェア(現スクウェア・エニックス)による1998年発売のPS用RPG。

正直ここまで綿密に練られた設定のRPGは今後でてこないかもしれません。それほど秀逸なシナリオです。
ざっくりいえば、アクション、ホラー、サスペンス、恋愛、ロボット、特撮、あとは宗教やら科学的なものやらなんやら多くのジャンルを全てぶち込んで、まとめきっています。
それも全ての解説や伏線回収を作品内に収めており、矛盾がありません。多少は設定資料集で発覚する設定もありますが、ほぼ気にならない程度です(もちろん設定資料集のパーフェクトワークスも読めば更にどっぷりハマれます)。

難解ながらも、作品内に散りばめられた伏線の数々が綺麗に回収されていく様は鳥肌モノで、それを演出する壮大且つ繊細な音楽(クロノ・トリガーを担当した光田康典氏による)も素晴らしいです。

私の最初のこのゲームの印象としては、主人公が人型ロボットに乗って戦うSFRPGという感じで、今でもそう思っている未プレイの方は多いと思います。
ですが、当時理解できなかった人にこそもう一度プレイしてこの作品の魅力をわかってほしいと思います。
今後リメイクが叶うのならば是非してほしい作品です。