ソードアート・オンライン アリシゼーション / Sword Art Online: Alicization / SAO アリシゼーション

ソードアート・オンライン アリシゼーション / Sword Art Online: Alicization / SAO アリシゼーションのレビュー・評価・感想

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ソードアート・オンライン アリシゼーション / Sword Art Online: Alicization / SAO アリシゼーション
3

これAIが主題なんですよね?

大人気シリーズの三作目にあたりますが、残念ながら観賞に堪える内容ではありません。
いくつか問題点が挙げられますが、第一に目につくのは薄っぺらいキャラクター造形でしょう。
相変わらず、主人公キリトの言動には内面的な成長が見られません。
「デスゲームの死線をくぐり抜けて……」とか、「俺には守るべき人が……」とか、その繰り返しでしかない。
新たに登場する悪役剣士、ライオスやウンベールに関しても、もはや判で押したようなキャラクターに留まってしまっています。

もちろん、上記のような問題点は今作に始まったものではありません。
前二作でもキャラクターは十分に類型的でした。
それでも観賞に堪えられたのは、情報技術の時代に即した、魅力あふれる世界観がそこにあったからです。
そして本作でも、その世界観は健在といえるでしょう。
にもかかわらず、このアシリゼーション編で粗ばかりが目立ってしまうのはなぜなのか。
決定的な理由は、おそらく今作が「AI」、人工知能をテーマに掲げている点にあるでしょう。
すなわち、本来であれば、このアシリゼーション編こそもっとも人間味のあるキャラクターを登場させなければならなかった。
ユージオ然り、アリス然り、人工フラクトライトを「魂」=「内面」のある存在として描かなければならなかったわけです。
それに失敗すれば、物語はそのテーマ性もろとも瓦解することになってしまうはず。
今作に「魂」はあるのでしょうか。
制作スタッフは扱っているテーマに対し、もっと自覚的であるべきです。

ソードアート・オンライン アリシゼーション / Sword Art Online: Alicization / SAO アリシゼーション
10

新しいソードアートオンライン

2018年秋に放送開始された『ソードアート・オンライン アリシゼーション』編には、新キャラクターであるアリスとユージオが登場している。これまでのソードアート・オンラインに登場していたキャラクターも活躍している。
この作品の大きな特徴で挙げられる点は、今までの同作と比較しても、とても長く、ボリュームが満点であるという点である。このボリュームをどう思うかでこの作品の評価は変化していくが、今まで新たなキャラクターが参加したとしても主役級のキャラクターというものは一期を除くと「ユウキ」ただ一人である。今回の作品では、主役級のキャラクター二人であり、ユージオというキャラクターに於いてはキリトと二人で多くの活躍を見せてくれる大切なキャラクターであり、そのきっかけであり、二人を繋ぐ大切な役割であるアリスというキャラクター、この作品のサブタイトルがアリシゼーションという名前がつけられていることが何よりも注視すべき事である。これまでのシリーズでもサブタイトルには大きな意味を持っており、その作品を示していた。例に漏れず今回の作品でもこのサブタイトルを忘れずに見ることが重要であり、その意味がわかった時の高揚感を楽しみにして欲しい。