孤狼の血

孤狼の血のレビュー・評価・感想

レビューを書く
孤狼の血
10

演技の迫力にゾクゾク!

冒頭の豚のシーンを見たときにこの映画見ることできるかな(笑)?と不安になりましたが、最後まで楽しむことができました。一人一人の人間性が描かれて意外と胸にくるものがありました。演者さんみんな上手でカッコいい!ネイティブからしても広島弁が上手!役所広司ってやっぱすごい。また役所広司(ガミさん)の正体がわかった後の松坂桃李も上手でした。演技の迫力にゾクゾク!
最後まで夢中になって観れた。
松坂桃李、今まで良いと思ったことなかったけど、これはとても良かった!
映画賞とかも獲ってるけど、納得です。
本当に素晴らしかったです。
そしてもちろん、役所さん!
すごい演技!
見応えたーっぶりの作品でした!昭和63年の広島、呉ではヤクザの抗争が激しさを増していた。
大学出の新人(松坂桃李)が付いたのはほとんどヤクザと同化しているベテラン刑事(役所広司)。
新人刑事は法律を無視するベテラン刑事に反発し、県警に内部告発するのだが…。
東映のヤクザ映画も新しくなった。役所広司の暑苦しさはいつものことながら、本作に限って言えばこれはこれで良かった。

松坂桃李、最近一皮剥けた感があって注目してる。
中村倫也もこれまたイッちゃってていい。
とりあえず観終わった日の夜は、夢の中で も映画の内容がグルグル廻っててほとんど眠れなかった。
こんな強烈な映画、凶悪以来だなと思ってたら同じ監督だったのね。納得。

孤狼の血
10

正義、人望とは何か

警察と暴力団、合法と違法、前科者と学士様、色んな対比がこの映画の中ではっきりと浮かび上がってくる。特に、中盤から見ているこちら側を煽るように展開を繰り広げる。そんな輪郭がはっきりした物事の中に、終盤見落としていた何かに気がつく。それは、逮捕の決め手となる証拠でもなければ、暴力団の抗争を終焉させる手立てでもない。自分の中にある昔、誰しもが感じたことのある人付き合いの温もりや、昭和の良き時代の思いやり、愛する者への本物の愛、ただそれだけが胸に押し寄せてきました。肩書きや法などといった盾に隠れて、頼って、何者にでもなったつもりか?と、言われているような気がした。大上は、自らを世間一般から見た警察に染めず、あくまでパーソナリティな自分で、言ってみれば素っ裸な自分だけで、向き合っていた。向かうべきところへは、真っ直ぐに。人の目見て、腹割って話す。上が言った通りに動いてしまう下のもの、それが大上には理解することができなくて、怖い存在だった、そして相手にとって自分も怖い存在であった。個人的には、永川がタバコをこれ以上ないくらい吸って、背後に吸い殻を投げるシーンが好きだ。色っぽいし、気合い入れてる永川が、かっこよくも少し滑稽にもみれる。