ザ・レイド GOKUDO

ザ・レイド GOKUDOのレビュー・評価・感想

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ザ・レイド GOKUDO
10

【アクション映画の最高峰】ザ・レイド GOKUDO

皆さん、アクション映画はお好きですか? カンフーアクション、銃撃戦、カーチェイス、爆破シーン、そしてそれらを通して描かれる人間ドラマ……。
アクション映画の魅力はいくつもあり、どれが好きかは人それぞれだと思います。ただ、アクション映画が好きな方ならば、絶対にこの映画を好きになってくれると信じています。それだけの力がこの映画にはあります。ギャレス・エヴァンス監督作品「ザ・レイド GOKUDO」は、間違いなくアクション映画の最高峰と言えるでしょう。

舞台はインドネシア。主人公は、社会に蔓延り、警察でも手出しできないマフィアに潜入し、内部から崩壊させることを託された警察官ラマ。暴力事件でわざと警察に捕まり、服役中であるマフィアのボスの息子・ウチョからの信頼を得て、服役後にマフィアの一員となるところから始まる。
あらすじなど書いてみましたが、この映画を紹介する際に本当はあらすじなんて必要ありません。皆さん、何を求めてアクション映画を観ていますか? 目にも止まらぬ壮絶な殴り合い? ド派手なカーチェイス? 緊迫した銃撃戦? 個性的な敵役? 呼吸をも忘れる1対1? この映画には、これらすべてあります。それも、どれも最高のクオリティです。 アクション映画を好きな方は、絶対に好きになります。自信をもってオススメします。

ザ・レイド GOKUDO
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美麗を極めた最高のアクション

アジア発の体を張ったノースタントのアクション映画と、ハリウッドのCG技術を駆使したド派手なアクション映画。あなたはどちらがお好き?両方!それは素晴らしい!それならばこの映画のこともきっと気に入るはずです。

「ザ・レイド GOKUDO」は「ザ・レイド」の続編にあたり、ストーリーも前作の続きとなっています。インドネシアの映画ですが、日本でも人気の高い松田龍平、遠藤憲一、北村一輝の三人が日本人ヤクザ役として出演しています。

「続きものなら前作も観なきゃならないの? なんでいきなり続編をすすめるの?」きっとあなたはこう思ったはず。確かに映画にとってストーリー、シナリオはとても重要で、マーヴェル映画を観たことがない人がいきなりインフィニティ・ウォーを観てもチンプンカンプンで満足に楽しめないでしょう。だがこの映画は違う。ストーリーも重要だが本当に大切なものは別にある。

あなたはアクション映画を観る時に、何に期待して観ますか? 俳優陣? ラブシーン? 主題歌?
そう、アクションですよね。観ているだけでドーパミンが脳内を駆け巡り、心臓は早鐘を打ち、手からは汗が滲み、呼吸すらも忘れてしまうようなアクション、暴力の応酬を期待しているはずです。この映画「ザ・レイド GOKUDO」はあなたの期待に120%で答えます。
殴り合い、カーチェイス、決闘、すべてのアクションシーンが「ここまでやるか!?」の連続。それが冒頭からラストシーンまで飽きることなく楽しむことができます。

1回の鑑賞はその圧倒的暴力に思考をすべて持っていかれ、ストーリーなどまるで頭に入らないかもしれないので2回以上の鑑賞を強くおススメします。1回目では気付かなかったストーリーのシリアスさ、俳優の演技の妙、そして映像の美しさにますますこの映画を好きになることでしょう。

そして複数回「ザ・レイド GOKUDO」を体験したあなたはこう思うでしょう。「もっと暴力を」「並の映画では足りない、もっとド派手なアクション映画を」と。
そうなった時におススメなのが、前作である「ザ・レイド」です。

残念ながら「ザ・レイド」シリーズを超えるアクション映画は存在しません。この映画を鑑賞してしまったがために、その他のアクション映画では満足できない体になってしまったとしても、責任は負えません。しかし世界最高峰のアクション映画である本作を観ずしてアクション映画は語れません。自己責任の上、ぜひ楽しんで観てください。