ぼくの地球を守って / ぼく地球 / Please Save My Earth

ぼくの地球を守って / ぼく地球 / Please Save My Earthのレビュー・評価・感想

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ぼくの地球を守って / ぼく地球 / Please Save My Earth
10

何度でも読み返したくなる、壮大でドラマチックなストーリー

普通の高校生たちが、皆で共通の夢を見るようになり、どうやらそれは前世の記憶だと気づき始める。
そして前世で起こった出来事が現世で少しずつ明らかになっていき、人間関係もこじれて、ハラハラドキドキする展開に。でも最後にはパズルのピースがぴたりとはまるように、伏線も回収され、気持ちよく感動できました。

始まりはよくある少女漫画という感じで、少し退屈でした。
それが、前世のエピソードが少しずつ明らかになっていく中盤には、ぐいぐいストーリーに引き込まれていき、一気に最後まで読みました。
前半はいまいちだと思っても、どうか頑張って読み進めて欲しいです。

初めてこの作品を読んだのは小学生の時で、その時は難しくてよくわからなかったのですが、その後、高校生、大学生、社会人、結婚してからと何度も何度も読み返しました。
面白いのは、読む度に新しい発見があったり、違う感想を持つことです。
自分が成長するにつれて、昔は嫌なやつだなと思っていたキャラが、結構いいヤツだな、当然のことを言ってるなぁと感じたり、逆に、好きだったキャラが、自分勝手で実際近くにいたら苦手かも、なんて感じたりします。
それだけ、ひとりひとりの登場人物がしっかりと描かれているのだと思います。

恋愛要素ももちろんありますが、それより人間ドラマという感じで、大人になってからこそ読んで欲しい作品です。

ぼくの地球を守って / ぼく地球 / Please Save My Earth
9

前世の月の記憶と地球人

「ぼくの地球を守って」は通称「ぼく球」と呼ばれており、人気の漫画です。
主人公ありすは、草木の声が聞こえます。北海道から東京に越してきて、まだ友人らしい友人もいない時に、隣に住む小学生の輪君にいじられます。学校に行けば、迅八と一成の見つめ合うシーンに出くわしますが、実は皆、前世で月の住人でした。
夢の中で月の頃のことを知ります。ありすの覚醒は遅いのですが、輪君はベランダから落ちた事件の時に、覚醒します。そして月の住人たちは、サーチェスと呼ばれる超能力を持っており、覚醒した人たちは地球でも(パワーは小さいものの)サーチェスを扱えるのです。夢で知った、別名(月での名前)を雑誌に投稿し、仲間を探すと見つけます。ありすの別名はモクレンで、草木と会話し歌うと成長するサーチェスを持っています。
一方、覚醒した輪君はシオンの記憶を持ち、月での復讐をしようと画策します。サーチェスの力は並外れて強く、また賢いために皆は輪君の仕業だとは気づきません。ランダムに夢に出てくる月の話しを、集まって一つに繋げようとします。
輪君には重すぎたシオンの記憶によって、輪君は月の基地を爆破しようとしますが失敗します。サーチェスを使ったことと、最後にシオンがしていたのは、永遠に流れるモクレンの映像を流したことだと知り、倒れます。倒れた輪君を救い出すため、皆で輪君の夢の中に入り、迎えに行きます。輪君は無事に目を覚まし、ありすと結婚の約束をするのでした。

ぼくの地球を守って / ぼく地球 / Please Save My Earth
10

ぼくの地球を守って

輪廻転生を題材にした漫画です。高校一年生の男女が同じ夢を見るという所から物語が始まります。メインの6人は現代で同学年で、主要な登場人物として小学生の男の子・倫くんが加わっていきます。隣人だったはずの倫くんの登場によって物語が急速に進んでいきます。主人公は亜梨子という女の子のはずなのに、気づくと倫くんにばかり感情移入してしまいます。
小学生には重すぎる悲しい過去と現代での悲願。早くだれか気づいてあげてと願って涙が溢れます。
そして徐々に夢で見ているのは前世の記憶であると気づきます。前世での関係性が明らかになっていく中で、ただ一人、木蓮という人物の生まれ変わりがわからないまま、物語は佳境に入っていきます。倫くんは、アリスが木蓮の生まれ変わりだと信じて疑いません。倫くんの現代の顔とメンバーの一人、春彦の顔が前世と入れ替わっている事に誰も気づかず倫くんも入れ替わっている事実を知りながらも自分の悲願の為に真実をいいません。春彦にも口止めをして…。
全ての謎が解け、倫くんが前世から解放された時は涙なしでは読めません。
亜梨子と倫の子供が主人公の続編も発売されていますので是非読んでみようと思います。