さくら荘のペットな彼女

さくら荘のペットな彼女のレビュー・評価・感想

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さくら荘のペットな彼女
10

もっと早く出会いたかった作品

高校生の主人公・神田空太が、ひょんなことから学校の問題児が集まるという「さくら荘」という学生寮へ移るところから物語は始まります。
さらにそこへ天才画家の椎名ましろが入居してきて、最初はよくあるラブコメ的な展開のアニメかと思っていました。2クールのアニメ期間の中で、中盤から終盤にかけて私の予想は大きく外れていきました。
ましろの他に、天才プログラマーの上井草美咲や、秀才の三鷹仁、夢を必死に追いかける青山七海など、数多くの魅力的キャラクターが登場します。それぞれが高校生としての葛藤や、天才と比較される側と天才と呼ばれる側の葛藤などを抱え、さらにそれぞれの葛藤や悩みが交錯していくようにアニメは進行していきます。

非常に考えさせられる内容のアニメです。私は高校生の頃、何かに本気で臨んでいただろうか、ただただ毎日を繰り返してしまっていたという後悔が生まれてくるほど、このアニメには考えさせられ、自分のこれからを改めるきっかけをもらいました。
途中少し暗い内容の話が続きます。それでも最後まで見る価値がこの作品にはあります。最後まで見ることで、きっと自分の中の何かが変わります。私はこの作品を高校生の時に見られる年代ではなかったので、高校生や中学生でこの作品に触れることのできる方を羨ましく思います。特にその年代の方々には、ぜひ見てほしい作品です。

さくら荘のペットな彼女
10

夢を追いかけたくなる青春アニメ

鴨志田一著のライトノベルが原作のアニメ。監督はいしづかあつこ氏で、「ノーゲームノーライフ」シリーズなどの監督としても有名です。
この「さくら荘のペットな彼女」は、夢を持った高校生が多く登場する作品で、主人公の神田空太もその一人。彼は夢への第一歩を踏み出せず、どこか似たような毎日を退屈に過ごしていたのですが、夢を叶えた先輩や、ひたすらに努力する同級生、そして天才画家として成功しながらも夢に向かって努力しつづける椎名ましろと出会い、葛藤しながらも少しづつ夢に向かって歩み始めます。
この作品は全24話あるのですが、2話から引き込まれ、8話、12話、23話と胸が熱くなる神回の連続。熱い思いに努力、そして人の脆さと挫折。彼らが夢を追いかける姿を見て、改めて夢って良いなぁと思わされます。
注目してほしいのはBGMやOP、EDが入るタイミング。人を感動させるツボを的確に突く演出に心打たれること間違いなしです!
笑いあり、涙あり、感動ありの王道青春ストーリーと、それを盛り上げる最高な演出の数々。これを見たら必ずあなたも夢を追いかけたくなる。そんな神アニメです。ぜひ一度ご覧になってください!

さくら荘のペットな彼女
10

神アニメすぎる

主なあらすじとしては以下の通りになります。
自分じゃパンツもはけない。そんな天才少女の"飼い主"になりました。

学園の問題児の巣窟「さくら荘」に住む2年生の神田空太は、変人たちに振り回されながら、「脱・さくら荘!!」を誓う毎日。
そんなある日、「さくら荘」に、可愛くて清楚で、しかも世界的な天才画家である椎名ましろが越してくる。彼女を寮の変人たちから守らねば!と考える空太だったが、ましろにはとんでもない秘密があった。なんと彼女は外に出れば必ず道に迷い、部屋はめちゃくちゃ、パンツすら自分で選べないし、穿けない、生活破綻少女だったのだ!
空太は寮生たちによってましろの"飼い主"に任命されてしまう。こうして凡人・空太と天才少女・ましろの"飼い主とペット"生活が幕を開ける。

まああらすじだけだと下ネタ多いとか、18禁なんじゃないかと思っちゃう方もいると思いますが、自分は感動とギャグがマッチした最高のアニメだと思っています。主人公とヒロインの恋の行方も見るべき焦点の一つとは思いますが、先輩や途中からくる後輩の行動や恋愛模様も面白いと思います。