ゾンビ / Dawn of the Dead / Zombie

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ゾンビ / Dawn of the Dead / Zombie
10

原題におけるゾンビ映画の元祖と頂点

惜しくも亡くなられてしまった、ホラー映画界の名だたる巨匠、ジョージ・A・ロメロ監督の「ゾンビ」をご紹介しよう!
近年多くの作品で取り扱われるようになった”ゾンビ”というキャラクター像。ゾンビ自体を取り扱った映画作品は古くは「ホワイトゾンビ」という映画からみられることになるが、今でいう
「死んだ屍が生きた人間を喰い殺す」という設定を初めて持ち出した作品が、ロメロ監督の「ナイト・オブ・ザ・リビングデッド」である。
公開された当時でも、だいぶショッキングなストーリー展開であり、また公開当時キング牧師が亡くなったことも相まって多くの人が物語展開に物議を醸したことでも有名な作品であった。
それから、数年後に公開された続編「ゾンビ」は、今まだの映画界を塗りかえる大傑作となった。当時のホラー映画といえば、暗い雰囲気で、物語自体に他ジャンルを与える隙間がなかったことが特徴だが、ロメロ監督の「ゾンビ」では特徴あるゴブリン作曲による軽快な雰囲気が特徴であり、また「ゾンビだらけな世界でありながらも、最終的に対立しあうのは人間同士」というテーマは、ロメロ監督におけるすべてのゾンビ映画共通のテーマであり、本作の醍醐味でもあります。
また、近年ではあまりみかけなくなってしまった、「ゆっくりだが、確実に近づいてくる恐怖」を持っているゾンビは一番この作品が輝いており、ゾンビ=彼らの方がこの作品の主役ではないか?と錯覚させられるほど魅力的です。
もし、見たことがないという方がいれば、個人的には「米国劇場公開版」を最初に見ることを強くオススメします。