中間管理録トネガワ / Mr. Tonegawa: Middle Management Blues

中間管理録トネガワ / Mr. Tonegawa: Middle Management Bluesのレビュー・評価・感想

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中間管理録トネガワ / Mr. Tonegawa: Middle Management Blues
5

黒服達と利根川の裏の顔

2クール24話で構成されていて、面白いところは面白かった。

良かった点として2点ある。
1点目がナレーターだ。
初めて見てみると、ナレーターの声に違和感を感じる人たちが絶対いるだろう。自分もその一人であった。しかし、中間管理録トネガワを見続けるにつれ、そのナレーターにはまってしまう。カイジのナレーターとはまた違った面白さがあるのだ。
2点目としては時々大槻を主人公とした回だ。
時々、彼を主役としてアニメが展開されることがあり、その中身が欲望を与えるものなのである。例えば、大槻が学生の時にかつてよく来ていた中華料理店に再訪した際に、新たなメニューとしてオムレツライスが追加されていたのだが、大槻はそれを頼んだのだ。その「オムレツライス」は見た目はごく普通のオムレツ定食なのだが、オムレツの中にはチャーシューや刻みネギが入っている。これを見たものは食欲をそそられてしまうと思う。あるいは食べたくなる人もいるだろう。私もその一人だ。以上が私が大槻の回を推す理由だ。

おそらくこれを見ようと検討している人はカイジを見た人であろうと思う。最初はなんだこのアニメはと思うかもしれない。だが、どうかそう思っても何回か続けてみてほしい。さすれば、きっとこの素晴らしさがわかると思うから。

中間管理録トネガワ / Mr. Tonegawa: Middle Management Blues
10

現実味のあるギャグアニメです

漫画「カイジ」のスピンオフ作品であり、ギャンブル好きでも楽しめる内容となっています。
タイトルの通り、とあるファイナンス企業の中間管理職であるトネガワという人物を中心に、現実にもあるような社会問題と対峙しながら乗り越えてく物語となっていて、社会人には共感できる
場面が多々あるところが魅力的だと思います。
例として挙げるのであれば、そのファイナンス企業の上司であるトネガワが部下である黒服(体格や顔立ちの差はあるがサングラスとスーツは統一)と信頼関係やコミュニティを話数を重ねていくうちに築き上げてくリアルさを楽しめます。また、タイトルではトネガワとなってはいますが、もう一人の主人公として、そのファイナンスで借金を抱えてしまったオオツキという人物がおり、普段はそのファイナンスの下で地下労働の班長している。
その労働は特殊で、借金返済までは地下で拘束されてはいるが支給されるオリジナルの通貨を支払うことで外出権を得られ、一時的に一般人のように生活ができる。借金を抱えているオオツキではあるが、頭がきれる方でその外出権を利用しては、一般人が普段しているような行動より充実させた形で短い時間で卒なくこなしていくところが魅力的となっています。それは特に飲食を中心にしており、見ていてる方も食欲をそそるほどのものです。

中間管理録トネガワ / Mr. Tonegawa: Middle Management Blues
10

キャラの個性が強いスピンオフ作品

『中間管理録トネガワ』は、元々カイジに出てきた帝愛グループのナンバー2、利根川幸雄を主人公にした作品です。

カイジで描かれていたトネガワは、優秀かつ冷酷で債務者たちをゴミ同然のような見方をするようなキャラクターでした。
そんなキャラクターが主人公の作品なので、初めは債務者たちを更にどん底に突き落としていくような暗い話なのではないかと思っていました。
しかしアニメを観始めると、印象がだいぶ違いました。

主人公のトネガワが、帝愛グループの会長の兵藤と、部下の黒服たちの間で葛藤する様子を描いた、まさに中間管理職の苦労を面白く描いたアニメでした。
会長の理不尽な指令に翻弄されつつも、優秀なトネガワは仕事をしっかりこなしていくので、黒服たちをまとめ上げ会長の要求を叶えていきます。
時には黒服たちからの不満を聞き、リーダーとしてチームをまとめたり、個性が強い部下にも翻弄されたりと毎回笑える展開になっています。

またトネガワ自身のキャラクターもだいぶ個性が強く、仕事で忙しい中どうにかプライベートの時間を作ろうと出張を旅行気分で行ったり、出張先で部下たちが飲み会に誘いやすいような環境を自ら作ったりと面白い場面がたくさんあります。

原作のカイジとはまた違うトネガワが見れる『中間管理録トネガワ』、おすすめです。

中間管理録トネガワ / Mr. Tonegawa: Middle Management Blues
9

中間管理職の辛さを知れる

『カイジ』というマンガをご存知でしょうか。このマンガはアニメ化・映画化され多大なる人気を集めていますが、『中間管理録トネガワ』では、『カイジ』の登場人物である帝愛グループNo.2の利根川にスポットをあてています。
『カイジ』のように残酷性、ギャンブル性の無い作品で一見つまらないと思われがちですが、中間管理職という上からは理不尽なことを言われ、かつ下にいる者をまとめ上げないといけない、という現代の社会情勢を大げさに、分かりやすくしたマンガです。ギャグマンガ的要素も含んでおり作画がきれいなので子供にも読みやすいです。帝愛グループ自体究極のブラック企業であるので、こういった企業で働いている方にもおススメです。
月刊ヤングマガジンに掲載されているということもありジャンプ作品等よりも値段が少しだけ高く、次話への更新スピードが遅いものの読む価値があるということは「このマンガがすごい!2017」オトコ編第1位に選ばれているということから明らかでしょう。
また、同作者による『1日外出録ハンチョウ』も同時におススメしておきます。