十二国記 / The Twelve Kingdoms

十二国記 / The Twelve Kingdomsのレビュー・評価・感想

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十二国記 / The Twelve Kingdoms
8

人間の成長について

劣等感の塊で、いつも自信が無く過ごしている女子高生の主人公は、ある事件を介して、いきなり違う次元の言葉も通じない国の王に任命される。主人公が違う次元の一国の王になるまで、心の葛藤を通して人間として成長していく様を描いている。
なんとなく生きている自分にとって、この作品は自分を見つめ直すきっかけになりました。世間一般の考え方が自分の意見だと勘違いしていた自分にとって、自分は本当にこのままの考え方でいいのか、自分のしっかりした意見は無く、うわべだけを見てこっちにフラフラ、あっちにフラフラしている自分は、第三者から見てみると「アホちゃう」と思われても仕方が無いことに、この作品を見て気付かされました。
この作品を見て、自分もこの女の子と同じじゃないかと思いました。言いたいことも言えず、周りの意見に振り回されて、自信が無く、いつも何かを当てにして生きていました。
人生の転換期って本当にあるんだなと近頃思い始めました。自分は今が自分の人生の転換期だと思います。自分の内面を見つめ直し、自分独自の土台をしっかり作り、根本から育てていくようなイメージで、自分をしっかり確立していきたいと思いました。
そしていつの日か、今まで出会ってきた人に出会ったとき「お前、変わったなあ」と言われるように人間として成長していきたいと思います。

十二国記 / The Twelve Kingdoms
10

十二国記は自分の中で2位

ごく普通のうすら重い感じの日本の日常を過ごす女子高生・陽子。
陽子は周りを気にして自己を確立できていなかった。
突如「陽子」を「主上」と呼ぶ男が現れる。
その瞬間、妙な化け物に襲われる。
男は陽子を守りながら渦巻いた海の中へと連れ去っていく。
たどり着いた所は昔の日本の様な、中国の様な場所。
自分を連れ去った男はどこにも見当たらない。
何が起こっているかわからない陽子は化け物に襲われながら、そこに住む人間からも冷たく扱われる。
いろいろな出来事に翻弄されながら成長していく陽子。
しかしついには道で行き倒れてしまいます。
陽子は1人の男に助けられます。
その男は世界のことをよく知っていた。
自分のいる世界がどうなっているのか。
自分は何が起きてどうなってしまったのか。
我々の知っている世界は1つではなかった。
12の国と12の麒麟と12の王からなる世界。
そして陽子は…。

アニメは6話くらいまで暗重いので我慢が必要ですが、そこから止まらなくなります。
かなり詳細に造りこまれた圧倒的な世界観。
小説はまだ続いています。
いくらでも魅力的な話が生まれてきそうです。
原作者である小野不由美さんは現在体調がすぐれないそうで、心配ですがなにやら大作ができそうだとか。
楽しみです。