風立ちぬ / The Wind Rises

風立ちぬ / The Wind Risesのレビュー・評価・感想

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風立ちぬ / The Wind Rises
7

堀越二郎の半生

「千と千尋の神隠し」や「となりのトトロ」などの作品も手掛けた、宮崎駿の漫画「風立ちぬ」を原作とした、スタジオジブリ制作のアニメーション映画です。
宮崎駿監督の作品は現実世界にありそうでないような、少しファンタジーのある作品が多く、大人や子供まで幅広く人気があります。しかし、この作品は少し違っており、戦前(1920年代)に存在していた人物の’堀越二郎’の半生を描いた物語です。

この映画を鑑賞し、感じたことは、「人生何があるかわからない」という事です。
堀越二郎は関東大震災に巻き込まれてしまいましたが、その際、一緒に汽車に乗車していた小さいな少女の菜穂子と出会います。このお出会いこそ、堀越二郎が生涯で大切にしていく妻との出会いだったのです。
堀越二郎は菜穂子と結婚をしますが、その後、菜穂子が結核という病気にかかってしまい、別れることを余儀なくされました。このように、堀越二郎の半生を描く映画でもありますが、菜穂子という人物の人生をも描いた恋愛映画でもあります。

風立ちぬという映画は、当時の私ではわかないことや、感じ取れないようなことが多くありました。私は、この作品を50代の時にもう一度観ようと思います。堀越二郎がどのように感じ、考えたのか。このことは、人生を深く経験した大人だからわかる作品だと思いまう。このように、この作品を観る年代によって考え方や受け取り方が大きく異なる、素晴らしい作品だと思います。

風立ちぬ / The Wind Rises
10

こどもの進路を決定させた映画

「飛行機は美しい夢。」この映画のコマーシャルを最初目にした時、昔の懐かしい思い出がわっと湧いてきました。息子は小学校の時から飛行機に興味が有り、紙飛行機作りに時間を割いていました。作った紙飛行機を親子でよく公園の大芝生広場に飛ばしに行っていました。そして、紙飛行機の全国大会などにも出場させて頂いていました。
時は過ぎ、2013年、宮崎駿の映画「風立ちぬ」が上映されました。この映画の中には、まさに我々が培ってきた人生が描かれていたのです。驚きでした。映画の中に、紙飛行機が悠々と飛んでいる姿が描かれていたり、ゼロ戦が描かれていたりと、わが家族の興味を引くのに十分な小コマーシャルでした。
早速みんなで見に行ってきました。第一印象は、主人公の役の庵野秀明の声が抜群に良い理系の声をしていたこと。感動しました。飛行機設計に邁進していく主人公、そして、さわやかな恋愛も描かれている。女子が見てもぐっとくる内容です。
まだ漠然としか進路を決めていなかった息子は、この映画の影響を受け、航空関係に進んだといっても過言ではありません。それくらいこの映画は、若い子たちに莫大な影響を与えた作品に間違いありません。大人も素直に楽しめました。絵柄も何となく主人公が主人にそっくりでしたので好感が持てました。この映画、大好きです。お薦めです。