レオン / Leon / The Professional

レオン / Leon / The Professional

『レオン』とは、1994年公開のリュック・ベッソン監督によるアメリカ・フランス合作のアクション映画。
ナタリー・ポートマンの映画デビュー作であり、本作によって脚光を浴びることとなった。
幼いころから殺し屋として生きてきた男レオンと、父親と義姉の虐待により幼い弟にしか心を開けない少女マチルダ。 ある出来事から殺しを教えることになったレオンとマチルダの奇妙な共同生活を描く。
日本公開時のキャッチコピーは「凶暴な純愛」。

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ハリー・ポッターシリーズの料理・食事・食べ物・お菓子・飲み物まとめ

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『ハリー・ポッター』シリーズとは、J・K・ローリングによる小説およびそれを原作とした映画、舞台、ゲームなどのメディアミックス作品である。普通の少年ハリー・ポッターはある日自分が魔法使いである事を知らされる。魔法学校で魔法を学び、仲間と友情を育むハリー。そんな中、両親を殺した宿敵ヴォルデモートとの戦いが始まる。舞台はイギリスの魔法界。作中にはイギリス魔法界ならではの料理・食事・食べ物・お菓子・飲み物が登場する。人間界には無い少し変わったものも登場し、作品に楽しさ・面白さといった彩りを添えている。

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ハリー・ポッターシリーズの魔法・呪文まとめ

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「ハリー・ポッター」とは作家J・Kローリングが描いた小説から始まり、映画化も行われている作品である。 主人公ハリーが悪と戦いを繰り広げ、魔法を用いた世界で、杖や魔法薬を用いることで魔法や呪文を行使できる。 一部の呪文には、効果が対になる呪文が設定されており、これを作中では「反対呪文」と呼ぶ。 このハリー・ポッターの映画や小説で登場した魔法を一覧にまとめた。

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2012年に公開された、アメリカ・イギリス共同制作の実写アクション映画。監督はクリストファー・ノーラン。 ゴッサム・シティに平和が訪れ、ブルース・ウェインもバットマンを引退していた。しかしベインと名乗るテロリストが現れ、ゴッサムは再び壊滅の危機にさらされる。 バットマンとして復活したブルースが、窮地に陥りながらも、ゴッサムのために命を懸けて戦う姿が描かれる。

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ダークナイト(映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

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『ダークナイト』とは2008年に公開された、アメリカ・イギリス共作の実写アクション映画。監督はクリストファー・ノーラン。主演をクリスチャン・ベール、ヴィランをヒース・レジャーが演じた。バットマンとして世の犯罪者と戦ってきたブルース・ウェインが、新たに現れた敵・ジョーカーに翻弄されながら、ゴッサム・シティに必要なヒーローとは何かを模索する姿を描いた作品。

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『ハンニバル』とは、2001年の米英伊合作によるサイコ・スリラー映画である。原作はトマス・ハリスの同名小説で、大ヒット作『羊たちの沈黙』の続編に当たる。監督はリドリー・スコットが務め、主人公レクター役は前作から引き続きアンソニー・ホプキンスが担当した。元精神科医で狂気の連続殺人鬼「ハンニバル・レクター博士」を巡る、極めて猟奇的な物語。FBI捜査官クラリスは彼を追うのだが、その先には身も凍る恐ろしい惨劇が待っていた。息を飲むスリリングな展開と、絵画のような映像によるコントラストは必見である。

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『ハリー・ポッターとアズカバンの囚人』とは、イギリスを舞台に魔法使いの少年・ハリーが闇の魔法使い・ヴォルデモートと立ち向かうファンタジー映画。三年生となったハリ―。魔法界を訪れるとアズカバンに投獄されていたシリウス・ブラックが、脱獄していたことを知る。シリウスが自分を狙っていることを知るハリー。学生時代、父とシリウスが親友だったことを知り、ハリーは父を裏切ったシリウスに対し憎しみを抱き始める。 J・K・ローリングの小説が原作のシリーズ第三弾。

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『ブラックスワン』とは2010年公開のアメリカのサイコスリラー映画。日本では2011年にR15+指定作品として公開された。監督はダーレン・アロノフスキー。主演にナタリー・ポートマン。『白鳥の湖』で主役の座を射止め、清純な白鳥と官能的な黒鳥の2役を演じることになったバレリーナが役へのプレッシャーから徐々に精神が崩壊して行く様を描く。幻覚か現実かあやふやな描写が観客の目を惹きつけた。批評面、興行成績ともに成功を収め、第83回アカデミー賞では主演のナタリー・ポートマンがアカデミー主演女優賞を受賞した。

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ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団(映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

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『ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団』とは、イギリスを舞台に魔法使いの少年・ハリーが闇の魔法使い・ヴォルデモートと立ち向かうファンタジー映画。復活を遂げたヴォルデモート。しかし魔法省はそれを受け入れずホグワーツに干渉するようになる。そんな中、ダンブルドアは「不死鳥の騎士団」を再び活動させる。五年生となったハリーたちはヴォルデモートに対抗するため、ダンブルドア軍団を結成。そしてヴォルデモートや死喰い人と再び対峙することとなる。 J・K・ローリングの小説が原作のシリーズ第五弾。

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『ハリー・ポッターと炎のゴブレット』とは、イギリスを舞台に魔法使いの少年・ハリーが闇の魔法使い・ヴォルデモートと立ち向かうファンタジー映画。四年生となったハリーたち。ハリーは何者かの陰謀により、トライ・ウィザード・トーナメントに参加することとなる。待ち受ける過酷な課題を乗り越えていくハリー。そんな彼の前で因縁の敵、ヴォルデモートがついに復活する。肉体を持ったヴォルデモートと初めて戦うことになったハリー。その強大な力に圧倒される。 J・K・ローリングの小説が原作のシリーズ第四弾。

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『ダ・ヴィンチ・コード』とはダン・ブラウンの小説を原作に、2006年に公開されたアメリカの映画。監督はロン・ハワードで、脚本は原作者のブラウンとアキヴァ・ゴールズマンである。2006年の映画興行収入は2番目に高いが、批評家からは酷評も目立つ話題作。大学教授のロバート・ラングドンは、友人でルーブル美術館館長のソニエールが死体で見つかったことから警察に呼び出される。ロバートが追っ手を避けながらソニエールの孫娘と一緒に、ダ・ヴィンチの絵画に秘められたキリストの謎に近付いていくミステリーサスペンス映画。

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レオン / Leon / The Professionalのレビュー・評価・感想

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レオン / Leon / The Professional
10

映画を好きでよかったと思える作品です。

孤独な殺し屋のレオンが、家族を殺された孤独な少女マチルダに出会い、人を愛することを知る映画です。

レオン役のジャン・レノと、マチルダ役のナタリー・ポートマンの「目」の演技が大好きです。目に引力があるというか、悲しい目、意志の強い目の演技で物語にどんどん引きこまれていきます。年齢差がある2人ですがナタリーポートマンの演技が素晴らしくて、とても大人びているため色気があり、2人がお互いに惹かれていく展開や「愛してる」という言葉にもとても説得力があります。
レオンがマチルダに出会ったことで人間的な部分が出てきて、すごく人間らしく、可愛らしくなるのも好きです。

殺し屋であるレオンですが、序盤で楽しそうに映画館で映画をみるシーンがあります。
このシーンは映画好きとしてはとても嬉しいシーンで、彼の「人間らしさ」が表情からもわかります。その表情の可愛らしいこと。殺し屋であるレオンですが、もともとの彼の気質は「純粋」で「可愛らしい」人なのではないかとも感じます。

二人がめぐり合ってよかったと思う反面、話は悲しい結末に向かっていきます。
何度観ても魅力的で、味のある映画で、私自身が映画を好きになって心底よかったと感じさせてくれる1本です。

レオン / Leon / The Professional
10

背徳的な感情と、孤独な殺し屋と少女の物語。

アメリカ、ニューヨークを舞台としたイギリス系移民の殺し屋、レオン(ジャン・レノ)と麻薬密売組織に家族を殺された少女、マチルダ(ナタリー・ポートマン)との、不器用で淡い恋と燃え上がる復讐を描いた作品です。
監督、脚本はリュック・ベッソン氏。
日本公開は1995年3月25日。
監督は、「恐るべき子供たち」と、呼ばれていて日本では「ニュー・フレンチ・アクション・シネマ」と紹介されている、カルト的人気を誇った人物です。
この作品は「完全版」と呼ばれる、マチルダの麻薬犯罪に対する思いや殺し屋としての成長の過程の追加シーン、22分が収録されたディレクターズ・カット版があるので、鑑賞するのならそちらをオススメします。
ある日、レオンは一つの仕事を片付けアパートの自宅に帰る途中に、同じフロアに住む少女マチルダと知り合います。
マチルダの顔にはアザがあり、お節介ながらもレオンは「どうした?」と聞きます。
マチルダは「転んだ」と、答えますが本当は実父や腹違いの姉から虐待を受けており、荒んだ日常を過ごしていました。
そんな家族関係の中、唯一心を開いている幼い弟との将来の不安にマチルダは、「大人になっても人生は辛いの?」と、レオンに問いかけます。
レオンは少し時間を空けて、「辛いさ」と、一言。
翌日、マチルダの父が麻薬密売組織から預かっていた麻薬を横領したとして、スタンスフィールド(ゲイリー・オールドマン)という名の男とその一味によって家を襲われます。
マチルダの家族は幼い弟を含め、皆殺しにされてしまいますが、昨日レオンと知り合ったマチルダはレオンにたまたまお使いを頼まれておりその惨劇からまのがれます。
しかし家の写真によって家族構成が判明してしまったマチルダは一味の捜索を受けます。
咄嗟の判断でレオンの部屋のベルを鳴らすマチルダ。
レオンは悩みに悩んだ末、マチルダを部屋へ向かい入れます。
窮地に一生を得たマチルダは部屋の奥へ入りますがそこで机の上にある大量の銃器を目の当たりにし、レオンの生業を察してしまいます。
そしてマチルダはレオンに請います。
弟の復讐を遂げるため「殺しの技術を教えて欲しい」と…。
二人の人間的成長や背徳的な感情。お互いを必要とする信頼関係の構築など、心に残るシーンが数多くあります。
二人を待ち受けている運命に誰もが涙するでしょう。

レオン / Leon / The Professional
9

ゲイリー・オールドマンの演技がすごい

子役時代のナタリー・ポートマンが出ている、なかなか有名な作品だ。
12歳の少女と中年の殺し屋の物語で、ロリコン映画などとも言われることもあるが、
ナタリー・ポートマン演じるマチルダと、ジャン・レノ演じるレオンは純粋に惹かれあっている仲だと思う。
個人的には、この作品で最も魅力的な人物は、ゲイリー・オールドマン演じるスタンだ。
麻薬取締局の刑事でありながら麻薬中毒というとんでもない奴なのだが、なぜだかとても魅力的に見える。
これはゲイリー・オールドマンの演技が素晴らしいからの一言に尽きる。
薬をかみ砕くシーンはまさに真に迫っていて、本当に薬をキメているようにしか見えない。
恐らく、ゲイリー・オールドマンの演じた役の中で好きなのは誰かと尋ねたら、スタンの名前を挙げる人も多いのではないだろうか。
ところで、レオンは通常版以外に完全版もDVDなどで出ており、通常版よりも20分ほどシーンが追加されている。
通常版では、レオンとマチルダは互いに恋愛感情を抱いているのか、はたまたレオンはマチルダに対して父性を感じているのか、はっきりしない。
ところが、完全版の場合は、明らかに互いに恋愛感情を抱いているというのがわかるのだ。
このシーンの追加によって、通常版と完全版では印象がかなり変わってしまうが、ぜひどちらも観てほしい。

レオン / Leon / The Professional
10

「レオン」レビュー 悲壮な境遇の少女マチルダが気丈に振る舞う理由

あらすじ:
殺し屋のレオンは、麻薬取締官に家族を殺された少女のマチルダと出会い、匿う。
やがてマチルダはレオンが殺し屋でありながらも奇妙な同居生活をしていく内に惹かれていき、恋に落ちる。
マチルダはレオンの殺し屋の相方として任務を遂行するようになる。

あらすじだけ読むとヘヴィな内容に思えるが、決してそうではない。
レオンは植物が好きな内気な性格であり、反対にマチルダは強気でお転婆な性格の為、ふたりの関係はコミカルかつ時にシリアスに描かれている。
マチルダはレオンの事をとても慕っており、時に一線を越えようとしてきたり、「愛人です」と冗談を言ったりする。
その度に困惑するレオンが殺しの任務をしてる時の冷酷さを感じさせないくらい人間臭いのである。
マチルダは冒頭で再婚した両親も兄弟も殺されている。
連れ子の姉をケツデカと罵ったり母親父親との折り合いは悪いが、弟は唯一マチルダに懐いてるようで、可愛がっているようだ。
マチルダ以外の家族は殺されてしまったが、なぜ気丈に振る舞えるか、それはレオンの存在があるからだと考える。
レオンは内気な性格だか、殺し屋の仕事になると淡々とかつ冷酷に任務を行う、強い男である。
レオンという強い男が、心の支えであり、アイデンティティーであり、尊敬の対象であるのではないかと思う。
マチルダはレオンのような強い女になりたくて気丈に振る舞っているように映った。
クライマックスで、レオンは麻薬取締官を殺す為にマチルダを逃がす。
そのとき、やっとマチルダは少女のような幼い顔をみせるが、レオン亡き後、レオンの育てた鉢植えを持つ姿は、
とても凛々しく、また強さを取り戻したのであった。恋は人を強くすると感じる映画だった。

レオン / Leon / The Professional
10

強烈な恋愛映画

アパートの廊下で、レオンとマチルダが会話をするシーンが印象的な映画でした。
マチルダは父親に殴られた際の傷跡をレオンに見られ、レオンに「人生ってずっと辛いの?それとも子どものときだけ?」と尋ねました。それに対しレオンが、「ずっとさ」と答えます。ここのシーンが印象的でした。
レオンは貧しさゆえに魂を売り、殺し屋となりました。狙った相手は確実に逃さず殺し、友達もいないため、彼は自分がサイコパスだと自覚しているように見えます。しかし彼は植物を愛したり女性や子供に対して優しくなったりと、サイコパスに似合わない優しさも持ち合わせています。複雑な心境の中、彼は「自分は、根が地面についていない観葉植物のようだ」とマチルダに告白します。「人生って、ずっと辛いの?」という問いに対し「ずっとさ」と答えるレノンの言葉に、リアルな自分の人生経験や苦悩が濃縮されているような気がしました。

レオンの役を演じた俳優 ジャン・レノは、北アフリカ出身です。しかし彼は、世界で活躍するスターを目指して、フランスの国籍を取得するためフランスの軍隊に入隊しました。また、アメリカのエンターテイメント市場にも自分を売り込みました。
彼の経験は、レオンの「根無し草」の雰囲気に合っています。彼がレオンを演じたのは、最高の判断ではないでしょうか。

辛い境遇の中で愛を尊ぶ二人が出会い、(下手なホラー映画より)不自然すぎないがハラハラする境遇の人生を生きていく。このストーリーが美しく、また観客の涙を誘います。映画館で泣いている人がいたし、私も泣きそうになりました。

レオンはアクション映画ですが、悲劇的な境遇の中で二人の激しい人物が寄り添いあうという、強烈な恋愛映画の要素をもっています。映画を見て泣きたい人に、強くおすすめします。また、明るく楽しいタッチの恋愛映画をみることが苦手な人にもおすすめです。

レオン / Leon / The Professional
10

12才の少女に愛された一匹狼の凄腕の殺し屋の物語の映画【レオン】

制作年1994年の監督はリュック・ベッソン。一匹狼の殺し屋レオン(ジャン・レノ)殺し屋を愛した少女マチルダ役(ナタリー・ポートマン)。
そしてこの二人を最後まで追い詰めていく麻薬取引に手を染める汚職警察官スタンフィールド役(ゲイリー・オールドマン)。
なぜ12才の女の子が殺し屋と共にするのか。
マチルダの父親が麻薬仲介人、取引相手がスタンフィールドだった。この父親はマチルダに虐待をしており、廊下に出されていた所をたまたま同じアパートに住むレオンに話しかけられるのが二人の出会いです。
マチルダはレオンに牛乳を買い帰宅した時、スタンフィールドが父親が麻薬をくすねたのではと思い家族全員を始末していました。マチルダは助けを求め、自分は住人かのようにレオンに助けを求めます。葛藤の末、レオンは扉を開けるのでした。
そこから始まる、マチルダが殺し屋としての仕事を覚えていくと次第に心を開いていくレオン、二人で最後には殺し屋をやめ暮らそうと約束をした時にスタンフィールドは二人を追い詰めていき、最後にはレオンに銃を突きつけるラストあと少しで逃げきれたのに、となる。ぜひこの映画をご自身の目で鑑賞してほしです。

レオン / Leon / The Professional
8

名作の例を挙げるには必ず入ってくる名作

この作品のタイトルを見ると、「あっ、聞いたことある」、「あぁ、あの作品ね」と思う方、多いのではないでしょうか?そう思う方は、年齢的に上の方が多いかもしれません。では、若い方にこの作品を説明皆さんはなんて説明しますか?言葉で説明するには難しいのがこの作品だと私は思います。
「LEON」は簡単なあらすじは、主人公レオン暗殺者とヒロインマルチダ幼い少女のお話しになります。暗殺者と少女が何故?どう関わるの?と思いますよね。幼い少女マルチダが、本当に幼く、可愛らしい少女なら
レオンと関わることもこの作品ができることもなかったと思います。マルチダは幼い少女の姿をした女性、大人なのです。幼いながらも辛い経験をしています。なので、周りの無邪気な子供と違い、非常に落ち着きがあります。そして、容姿、服装は大人びている姿をしていますが、頭の回転の速さ、視線、言動も彼女は大人なのです。ですが、時々レオンに向ける視線、言動が幼いマルチダも垣間見ることがあります。そんな彼女に、主人公レオンも次第に惹かれていきます。レオンが惹かれてしまうのも仕方がないくらい、マルチダは魅力的な女性なのです。
一方主人公レオンはというと、暗殺者でありながらも、繊細な心の持ち主です。何故彼は暗殺者になったのだろうと思うシーンがあります。殺すこと何とも思ってない冷酷な部分もあると思いきや、傷ついている部分もあります。一見は冷酷に見えますが、マルチダにとってはレオンが今まで会った大人の中で一番優しくて、温かい大人だったのでしょう。
観終わったあと、何とも言えない気持ちになります。この感情こそが、この作品を名作にしてきたのだと思います。この二人の関係は言葉で言い表せられない、そんな感情をこの作品を観ることで感じられると思います。

レオン / Leon / The Professional
9

ナタリーポートマンの演技力が素晴らしすぎる。まさに天才子役。

ジャンレノ演じる主人公のレオンは、殺し屋でナタリーポートマン演じるマチルダを救ったことから共同生活が始まります。マチルダは幼い少女でありながら心は大人。育った環境が起因しているのか到底子どもとは思えないくらいの言葉と表情を魅せてくれます。まさにナタリーポートマンの演技力は圧巻でした。マチルダは実の弟を殺されてしまい、その復讐のために自分も殺し屋になりたいとレオンに懇願します。その本気に応えるようにレオンも彼女に手ほどきを始めます。次第にレオンの冷たく閉ざされた心に変化をもたらせました。マチルダがストレートに愛を告白するシーンは必見です。観ているこちらがソワソワするほど。なかでもレオンにキスを迫るシーンはすごかったです。親子ほど年の離れた関係なのにまるで男女として成立させてしまうからすごい。とにかくマチルダは魅力に溢れた少女でした。やがて彼女はひとりで復讐を決行しますが、敵に気づかれ囚われてしまいます。そこでレオンが助けにきますが、さらに事態は悪化します。レオン自身も身の危険を感じ始めます。このふたりの永遠の時は終わりを告げようとしていました。レオンはマチルダの約束を自分の命を犠牲にして果たします。最後の最後まで愛を貫いた男と少女のストーリーに涙が止まりませんでした。

レオン / Leon / The Professional
10

不朽の名作!

好きな映画はなに?''と聞かれたら間違いなく''LEON''と答えてしまうほど、1番好きな映画です。
この作品は殺し屋レオンと、家族を殺した犯人を殺すためにレオンの弟子になったマチルダの歳の差ラブストリーです。現実ではあり得ないほどの歳の差なのに、映画を見ているうちになぜかしっくりきてしまうという不思議な2人です。
最初はマチルダを邪魔もの扱いしていた(ずっと1人で殺しをしてきていたため)レオンも、マチルダの頭のキレの良さや、容量の良さを徐々に認め、次第に良いパートナーとなっていきます。
そして、パートナーからいつしか想い合う関係の2人になっていきます。
マチルダとレオンの言葉にはあまりしないのにお互いが愛し合っているのを感じられます。
そしてこの映画な最大の見どころ、ラストシーンではレオンがマチルダの家族を殺した犯人に撃たれ、死ぬ間際にリングトリックを使い、自分の身を犠牲にして、犯人を殺します。
それを知ったマチルダは、レオンが大切にしていた気を庭に埋め、号泣するというシーンで終わります。
もうこのラストシーンでは涙が止まりません。
無性に泣きたいとき、心をスッキリさせたいときにはハラハラドキドキしながらも、レオンとマチルダの純粋な愛の物語、LEONを見てみてはいかがでしょうか。

レオン / Leon / The Professional
8

不気味な悪役

悪役が面白い作品です。最初出てきた時から異彩を放っていて、なんだ、この不気味な人はと思ったら、薬は噛み砕いて飲むは、ベートーベンを頭で鳴らしながら銃をぶっ放すは、部下にエブリワンと叫ぶは、すごい人でした。この映画のゲイリーはほんとすごくて、そりゃあ、この後悪役が続くわと思いました。ナタリーも子どもなのになんか色気のある感じで、すごく役に合ってました。親が最悪で、落ち着いたというか荒んだというか、バーのママみたいにならざるを得なかったんだろうなと思うとかわいそうです。でも、レオンと人当てクイズとかしてるときは無邪気で、やっぱ子どもだなと思います。そこがまた、かわいいです。話は子どもと中年男の恋だから、よく考えると気持ち悪いものなんですが、そこはジャン・レノの演技プランがよかったのか、ぜんぜん気持ち悪くはありません。2人の間に恋心はあったのかもしれないし、他のもの、友情とかそんなものかもしれないけど、2人ともお互いを支えにしていたので、最後は悲しかったです。でも、ずっと殺し屋でいるわけにもいかないしとも思います。まあ、その後、マチルダが幸せになってくれたらと、ヒロインに想いを寄せてしまいました。

レオン / Leon / The Professional
10

素晴らしい映画なので是非見てほしいです!

私のオススメする映画は「LEON」です。この映画は、「トランスポーター」シリーズでも知られる巨匠「リュック・ベッソン」が手掛けている映画です。この映画のあらすじは、殺し屋の主人公レオンの元に家族を殺された少女マチルダがやってきます。はじめこそはマチルダの大人びていて、馴れ馴れしい態度にレオンは困惑しますが、共同生活を続けていく中で徐々に心を通わせていきます。そしてマチルダは家族を殺した人々に復讐するべく、レオンと共に殺し屋として生きていきます。次第にマチルダの殺しの腕も上がり、順調に事が進んでいるかの様に思われたのですが、マチルダのミスにより2人の平穏は奪われてしまいます。そして、レオンはマチルダを守るために自らが犠牲になったのでした。あらすじはこんな感じです。今紹介した部分だけでは伝えきれないほど深い物語となっています。またこんなにも美しく儚い愛、純愛をストレートに伝えている作品は、他に類を見ないと思います。また、幼いながらマチルダ役で、主演女優として「LEON」に大きく貢献したナタリー・ポートマンの大胆で、魅力的な演技にも注目です。今、何の映画を見ようか迷っている人がいたら是非「LEON」を見てください!

レオン / Leon / The Professional
9

役者がいい

殺し屋と少女の逃避行の話です。少女の親父が、麻薬をくすねて、麻薬取締官に目をつけられら家族もろとも殺されます。一人残された少女は、弟の仇を討つため、殺し屋に弟子入りするという話です。演じてる役者さんたちがとてもいいです。敵の麻薬取締官のトップは、ゲイリー・オールドマンが演じています。それがすごく怖くて存在感がありすぎます。この映画のあと、ゲイリーは悪役が定番になりました。殺し屋はジャンレノで、孤独で不器用なかんじがとてもよかったです。少女はナタリー・ポートマンが演じていて、かわいらしいです。まず、ファッションが独特でかわいいし、表情もなんか大人っぽくていいです。それ以外のキャラもいい役者さんです。殺される父親は情けない感じだし、ゲイリーの部下は個性的な人ばかりでおもしろいです。ナタリーがジャンレノに恋をするのですが、それは憧れなのか、本当の恋なのか、友情なのか、本人にもわかる時間もなく、ジャンレノと別れてしまいますが、2人の間に何かしらの愛情があったのは確かです。ナタリーが、ジャンレノから託された植物の世話をするところとか泣けます。あと、エンディングの歌が素晴らしいです。あのイントロを聞くと涙が出てきます。

レオン / Leon / The Professional
8

悪役がよい

リュック・ベッソン監督の、殺し屋と少女の恋の映画です。孤独な殺し屋をジャン・レノを、家族を麻薬取締官に殺された少女をナタリー・ポートマンが演じています。ナタリーはまだこどもですが、本当に可愛くて、なんかセクシーでもあって、素敵でした。大好きだった腹違いの弟のために1人、敵に立ち向かうところとか、でも怖くて泣き泣きのところとか、愛おしいところばっかりです。それに服もよくて、なんか変な模様のスパッツとか履いてるのですが、すごくおしゃれだなと思います。私も子どもなら真似したいファッションです。ジャン・レノはほんと静かで不器用で、孤独感漂ってます。1人、雨に唄えばを見てるところとか、ちょっと切なくなります。あと、この映画の最大の魅力は、悪役のゲイリー・オールドマンです。彼の演技には度肝を抜かれます。映画の中で彼の部下が、あの方は怖いぞみたいなことを言うのですが、ほんとにその通りで、怖すぎです。クスリ決めるとことか、めちゃ暴れてたのに、すっと冷めて、タバコ吸って、部下が麻薬を探すのを待つところとか、サイコパスです。彼の演技を見るために、レオンを見ていたといっても過言ではありません。オススメです。

レオン / Leon / The Professional
8

悪役がたまらない

親からないがしろにされている少女と孤独な殺し屋の恋の話です。
ナタリー・ポートマンが若干12、3歳のときの主演作でとてもかわいらしいです。格好もおしゃれでセクシーでもあるんだけど、子どもっぽくもあるみたいな感じで素敵でした。
最初に少女と殺し屋の恋と書きましたが、厳密にいうと、2人の間にあったのが恋なのか友情なのか親子みたいな感情なのかはわかりませんが、孤独な2人が惹かれあったことに間違いはなく、そこが見ていて切なくていいです。弟を含め、家族を殺された少女の恨みとか、ジャン・レノ演じる殺し屋の不器用な感じとか見所はたくさんです。
なかでも、目を引いてしまうのはゲイリー・オールドマン演じる悪役です。麻薬中毒の麻薬取締役官の役なのですが、上を向いて麻薬の入ったカプセルを噛み砕いて悦に入るところとか、その後の銃ぶっ放しシーンとか、もう最高です。少女への凄みもすごいし、怖すぎます。この映画で彼を知り、彼のファンになりました。一つ一つのシーンのセリフも覚えてしまうほど、ゲイリーの出ているシーンを見返しました。すごく怖いし、警察の人間なのに関係ない人も殺すし、仲間も怖くて意見できないし、と本当にザ・悪役なのですが、彼がジャン・レノに倒された後は、ちょっと、ああ、もう彼は出てこないんだと悲しい気さえします。
一度、見ると忘れられなくなると思うので、見てほしいです。

レオン / Leon / The Professional
10

怖いものを恐れない少女に勇気をもらえる映画

登場人物は、18歳のマチルダとプロの殺し屋レオン。二人の共通点としては同じアパートの住民で、ある日マチルダのお父さんが覚せい剤を盗んだとして闇の麻薬取締官スコフィールドにマチルダの家族全員が殺されてしまう。マチルダだけは、朝食を買いに出かけていたため殺されずに済んだが、唯一家族の中でマチルダが大好きだった弟も殺されてしまった。マチルダは同じアパートの階に住むレオンに助けを求め、一緒に暮らし始めたがマチルダはレオンの仕事が殺し屋であることを知る。そこで、弟を殺した闇の麻薬取締官に復讐するためにマチルダは人を殺す訓練をレオンに教えてもらうようになり、二人で殺し屋の仕事をすることになった。ある日、レオンにとっては大きな組織を殺す依頼があり、マチルダを家に置いて一人で現場に行ってしまった。レオンが居ない間に、マチルダは一人で麻薬取締官を殺しに行くことを決意した。建物の中に侵入できたものの麻薬取締官に気づかれ、囚われてしまう。レオンが助けに来てくれて助かったのだが、助ける際にレオンが麻薬取締官の部下を殺してしまい、それに怒った上司のスコフィールドが朝食を買いに行くマチルダを拉致した。そこから麻薬取締官とレオンの戦いが始まる。なんとか、マチルダを助けたものの部屋の外には麻薬取締官や警察がたくさんいて逃げられない。レオンは家の換気扇からマチルダを外に出し、後で会う約束をするが、レオンは脱出寸前でスコフィールドに頭を打たれてしまった。しかし、レオンは体に仕掛けていた爆弾の引き金を引きスコフィールドと共に爆発した。レオンは死んでしまったが、最後にマチルダの復讐を叶えた。マチルダとレオンの最高のチームワークが見ていて鳥肌が立つ。何事も恐れずにこなしていくマチルダに凄く勇気をもらえる映画だ。

レオン / Leon / The Professional
9

殺し屋と少女の純粋な愛に泣ける!

1994年公開の映画です。リュック・ベッソンが監督を務め、その当時彼の作品によく表れていた凶暴さと純粋さが、この作品の特徴ともなっています。

それは、殺し屋業や麻薬、一家惨殺などのハードボイルドな世界の中で、孤独な者同士が出会って愛を知るようなるというピュアなストーリーが語られるところに見られ、ニューヨークのゲットー街での危険な、そして切ない物語が胸に染み入るような作品です。

そして特筆すべきは、殺し屋の男と12歳の女の子という珍しいコンビ。彼らはたまたま同じアパートの住人だったのですが、少女マチルダの家族が殺されてしまい、殺し屋のレオンに助けを求めることから関係が始まっていきます。
マチルダを演じたのは、撮影当時13歳だったナタリー・ポートマン。孤独を表現するために、髪を黒く染めて撮影に挑んだというエピソードもあり、年齢に似合わない成熟した演技と、少女らしいピュアさや瑞々しさが同居し、その存在感は世界中を驚かせました。
それに対するジャン・レノが演じたレオンの渋くて寡黙、そして純粋でちょっと可愛らしいところもあるようなキャラクターにはいやらしさがまったくなく、少女との純愛を貫くことに説得力を持たせています。

またエリック・セラの担当する音楽も素晴らしく、映画の世界に浸ることができます。誰もが心の奥底に抱える孤独な気持ちに響くような素晴らしい作品です。

レオン / Leon / The Professional
10

最強の殺し屋レオンと少女マチルダの純愛映画

孤独で最強の殺し屋「レオン」が、家族を殺された少女「マチルダ」と出会うことで物語は始まります。

家族を殺された復讐のために殺しの技術を教えてほしいと頼むマチルダ。それを断るレオン。
しかし、マチルダの熱意に押され仕方なく一緒に仕事(殺し)をすることになります。
はじめは少女との関係に戸惑いつつも、純粋なマチルダに惹かれていくレオン。
不器用で優しい殺し屋に心癒されるマチルダ。
孤独だったレオンとマチルダにはいつの間にかお互いを思い合う「愛」が芽生えはじめます。

大人っぽく振舞い大人の世界(殺しの世界)に足を踏み入れようとする少女と、最強の殺し屋として活躍しても心はどこか純粋で優しく幼く見えるレオン。
一見すると親子のように見える二人ですが、少女と少年の純愛を見ている気分にさせてくれる映画です。
詳しい展開はぜひ映画を観てほしいので書きませんが、ラスト10分は涙なしでは見れない傑作映画です!!
アクション・恋愛・サスペンスという3つの要素が含まれているため、見ごたえもたっぷりあります。
映画選びで失敗したくない方・オススメの映画を観たい方・傑作映画を観たい方にもおすすめです。
一人で観るのも良いですが、恋人同士で観るのもおすすめですよ!
きっと満足すること間違いなしです。

レオン / Leon / The Professional
10

凶暴な純愛。孤独な殺し屋に手を差し伸べたのは、誰?

母に勧められて、母と一緒に観ました。
「暗いよ」と言われていたので、どのように暗いのかとちょっとドキドキしながら観始めたのですが、開始10分も経たないうちに映画の登場人物たちの虜になっていました。

特にマチルダのあのくるくると変わる表情が、とても魅力的です。決して良いとは言えない家庭環境で育ったはずの彼女が、ある人物たちによって家族を失ってしまった時の彼女の表情、行動に、「ああ、それでも彼女は心のどこかで家族をよりどころにしていたのか」と思わせられました。

アクションシーンが多いのも特徴的です。アクションが好きな方はどっぷりとこの映画の世界にハマってしまうかもしれません。
殺し屋レオンのひたすら孤独な人生に、人間的な温かさを与えたのもまた彼女であったと思います。
それまでの彼の人生はひたすら孤独で、仕事のために人を殺し、まるで感情を持たないロボットのように生きていましたが、彼がマチルダと出会ったことでその冷たく人間味のない彼の感情が少しずつ引き出されていきます。

凶暴な純愛、というコピーはまさにその通りだと思いました。ものすごい速さで駆け抜けていく、とても冷たくて温かくて悲しい純愛。涙を流さずにはいられません。

レオン / Leon / The Professional
10

凶悪な純愛

言わずと知れた名作です。
名俳優、名女優の若き頃の姿が残っています。
私たち日本人からすると現実味のない「殺し屋」の話です。
現実味のない設定なのに、その人の葛藤や、寂しさ、やさしさなど馴染みのある心情がうまく描かれていて共感してしまいます。
登場人物全員の心の中の「穴」を埋めていく、そんなストーリーです。
設定はとっつきにくいですが、中身はハートフルな心温まる内容となっています。
個人的に押したいポイントとしては、まずはゲイリーオールドマンの狂った演技。
薬物に依存している刑事というキャラクターを見事に演じています。
胸糞の悪いキャラクターなのですがゲイリーが演じることで色気がにじみ出る、そんな素敵な演技が好みです。
次に推したいポイントは、ナタリーポートマンの可愛さです。
幼いながらにも現在の大女優の片鱗や色気が全開に出ています。
ちょっと触れるだけで壊れてしまいそうな儚さもまた、良き点です。
最後のポイントは、私が最大に推したいところです。
実はこの作品、完全版と通常版のDVDが出ています。
これは絶対に両方見た方がいい!というのも、ストーリーが大きく違うのです。
完全版を上映するつもりでしたが、当時としては刺激が大きく上映できなかった、というのが理由だそうです。
個人的には通常版のストーリーの方があれこれ想像できて好きなのですが、ぜひ両方ご覧いただき、その後の彼らを想像してもらいたいと思います。

レオン / Leon / The Professional
10

儚くも美しい、孤独な物語

とあるアパートで起こった事件をきっかけに奇妙な共同生活を送ることになった殺し屋レオンと少女マチルダ。家族、とりわけ弟を殺されたことに復讐心を燃やすマチルダは、自身も殺し屋になろうとレオンに教えを乞う。当初は拒否していた彼であったが、彼女の頑なな意志を前に渋々心を開き、二人は徐々に信頼や愛情といった関係を育んでいった。
父と娘ではなく、恋人でもない。一人の殺し屋と復讐を誓う少女の物語。そんな二人の行く末は儚く悲しいものである。従って、この物語はグッドエンドとは言えない。しかしその事実が、この物語に美しさを与えている。

物語はいたってシンプルで、はっきりとした起承転結がある。
しかし決して単調なわけではなく、鮮やかな起承転結の中に様々な感情が詰まった見ごたえのある作品で、没頭しているとあっという間に終わってしまい、短いと感じてしまうほどだ。
冷酷でありながらもどこか冷酷になりきれない、そんな男を見事に演じたジャンレノ。幼いながらも怪物級の演技を見せる少女時代のナタリーポートマン。決して登場人物は多いとは言えないものの、そんな中で役に徹した素晴らしい脇役たちの存在。束の間の休息を破るような激しいアクションシーン。あっという間の時間の中で交差する複雑な感情……。

最後に訪れるのは静寂と、そしてスッと引いていくような侘しさや儚さ。そんな郷愁にも似たもの悲しさは、見る者に美しいとさえ感じさせてしまう。
家族でも恋人でも友人でもない、そんな二人の関係性の行く末と、決してグッドエンドとは言えない結末がもたらす「儚さの中にある美しさ」。そんな芸術性がこの映画にはある。

レオン / Leon / The Professional
8

ナタリーかわいい。

家族を悪徳麻薬取締官に殺された少女が隣に住む殺し屋と逃げる話。悪徳麻薬取締官はゲイリーオールドマンが演じていますが、ものすごくいいです。薬を噛み砕いて飲んだラリる顔とか、ベートーベンの音楽を頭の中で流しながら家族を撃っていくところとか、とにかく行動一つ一つが不気味でかっこいいです。ゲイリーの演技を見るために何度もレオンを見たという人も多いのではないでしようか。
また、少女役のナタリーが可愛すぎます。まだ、12.3歳のはずなのに、なんか妖艶だし、でもやっぱ子どもだなていうかわいらしさもあります。それに服装がかわいいです。ちょっとパンクロック系?大人になってもそういう服装をしている人もいますが、あの感じは小さな女の子ならではの格好の気もします。

話は、家族から疎まれていたナタリーが、家族を殺されたことで、弟の仇をうちたくて、殺し屋レオンと行動を共にするようになり、麻薬取締官らと対峙、そして、愛なのか親子愛なのか、二人の間に何かが生まれていく話。子供と大人の恋愛なんでキモいものにもなりがちだけど、状況も状況だし、殺し屋も少女も互いに悲しみを抱えてたから惹かれあったのかなと思います。最後、殺し屋がナタリーを守って死に、ナタリーが殺し屋の大事にしていた友達(植木)を引き継ぎ、ちよっと強くなるところで涙が出てきます。

レオン / Leon / The Professional
10

人間の感情が動くとこうなるのか。

生まれてから教育を受けたことも、家族や友人など、愛情にも触れたこともなく、感情を持たない冷酷な1人の殺し屋が、1人の幼い少女との出会いによって感情を持ち始め変わっていく物語。ショットガンで打たれるシーンがあったり、血もよく見えますがストーリーとしてはとても感動的であり、誰もが好きになれると思います。
また冷酷で感情を持たず、人殺しのプロだった男が、感情を抱くことにより仕事のミスを犯すシーンでは、感情を持つというものが何なのかを考えさせられます。あと2人が遊んでいるシーンは本当の親子のようで、笑顔になった時の殺し屋の顔を見た時はほっこりさせられました。教育を受けたこともないので、殺し屋として働きながらも上手く利用されているようなシーンは少し悲しくなります。

この映画はおそらく感情という部分にスポットを当てて、感情を持つと人間とはどう変化していくのか、また変化をすることによっていい事や幸せな事も経験できるが、自分にとってマイナスなことも起こるということがよく描かれてると思います。冷酷な人が1人の自分とは何も血縁関係もない子供を助けるために命をかけて助けるというコンセプトはとても素晴らしく、誰もがやみつきになるでしょう。

レオン / Leon / The Professional
10

映画【レオン】に引かれる理由

何よりも、他人の影響を受けて心を開いていく様がとても好きです。
主人公は殺し屋、ヒロインは幼い子供という歪な組み合わせです。
今まで1人で生きてきた冷徹なプロの殺し屋と、たまたま隣に住んでいた年齢より色気のあるヒロインの、普通の生活なら交わらない二人の復讐の物語です。
冷徹な殺し屋が、愛嬌と色気のあるヒロインのアプローチによって、人に頼ったり、気持ちをさらけ出すという弱みを見せるようになっていく変化が徐々に見られます。
少しずつ心を開いていく様が何とも言えない達成感のような、暖かい気持ちになりました。
ヒロインも自分の復讐の為に、主人公の技を盗もうと必死に勉強します。
自分の力で生きていくという強い信念が感じられ、母親のような気持ちになります。
たまに大人のずるい部分や、隠したい部分の核心をついた質問をしてくるヒロインにドキッとします。
その質問に対し、隠さずありのままを答える主人公の会話が面白かったりもします。
別々の全く違う人生を歩んでいた2人が交わり、支え合い、お互いの良いところを吸収して成長していく。
そんな映画です。
もっとハッピーエンドにしてほしかったというのが本音ですが、とても感動をしました。
こんなに泣いた映画は過去になかったと思います。
泣きたい人、感動したい人、人を愛する形が分からなくなってしまった人に一度見て頂きたい映画です。

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