刀使ノ巫女 / Katana Maidens ~ Toji No Miko

刀使ノ巫女 / Katana Maidens ~ Toji No Miko

『刀使ノ巫女』とは、studio五組が製作するアニメ。日本刀を使って戦う「刀使(とじ)」と呼ばれる少女たちの、戦いや日常を通して友情を紡いでいく様を描く。魅力的なキャラクターや日本文化を色濃く反映した世界観などが人気を呼んでいる。ストーリー面は二部構成になっていて、少女たちが逃亡劇を繰り広げながら、刀使を陰で操る敵と戦う「波瀾編」、少女たちの日常を絡めながら新たな戦いを描く「波瀾編」に分かれている。

刀使ノ巫女 / Katana Maidens ~ Toji No Mikoのレビュー・評価・感想

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刀使ノ巫女 / Katana Maidens ~ Toji No Miko
8

刀使ノ巫女はスルメアニメ。

内容は刀使と呼ばれる女子中高生が、神力を持った日本刀を手に荒魂と呼ばれる怪物と戦うというものなんですが、実は荒魂はそこまで登場せず、もっぱら刀使同士の内ゲバです。アプリ版に「刀使ノ巫女 刻みし一閃の灯火」もあります。アニメ版共々だいぶ前からスクエニが力を入れて宣伝してました。アプリ版の内容はアニメ本編の裏側で進行するサブストーリーみたいな感じです。アニメの補完したい人はやってみてもいいと思います。売り上げは今も結構順調みたいでイベントも毎日やってる感じです。漫画版もあって各方面にメディア展開してます。
肝心のアニメ本編は多分そこまで人気じゃないと思います。どうも1話の掴みがダメだったらしく、あんまり話題にはなりませんでした。
1話は作品の基本設定とキャラ紹介、そして物語を動かす出来事を描くわけですがどうもありきたりというか地味な印象を視聴者に与えてしまったのかもしれません。
作画レベルも平凡か、もしくは少し悪かったかもしれません。あと肝心の戦闘シーンはほぼCGです。(後半2クール目は手書き)。
ただ話とキャラの描き方は丁寧で、数話見るにつれてどんどん続きが気になって行きました。
少し昔の土6アニメみたいな感じで、1話毎の内容は平凡なんだけど話とキャラが丁寧だから続きがきになるみたいな感じです。
話の伏線も結構散りばめられていて前半の山場で一気に回収される感じです。伏線を読み解くのが好きな方にはオススメです。
話は自分たちの所属する組織の元締めが怪物である荒魂に乗っ取られていて主人公とその仲間たちがそれに気づいてその乗っ取られた元締めと戦うというのが前半1クール、2クール目は組織の元締めを乗っ取っていた荒魂が3人に分かれて戦い始め主人公と仲間たちは色々な思惑で戦って行くというのが現在放送中の2クール目です。
自分はここまで視聴してきましたがやっぱり丁寧なんですよね、作品の作り方が。
王道を行くというか、奇を衒わずに丁寧にキャラも話も作って行くというのが今の自分にヒットしたのかもしれません。
あと戦闘シーンはCGだと言いましたが、実際の剣術をモデルに剣術監修の人までついてかなり本格的で迫力あります。よく動きます。時々荒くなるけど、そこはご愛嬌です。
CG戦闘シーンは今のところ前半だけで、後半は手書きです。
作品の設定も実際の地名や剣術、歴史をもとに作られてます。

これから見る人には
1、2話はとにかく見て。そしたらどんどん続きが気になって面白くなって行く。そして「ああ、これはあの時のあれか」みたいな感じで前の話を見返すようになって行くからと言いたいです。古き良きスルメアニメだと思います。オススメ!