Mr.インクレディブル / The Incredibles

Mr.インクレディブル / The Incredibles

『Mr.インクレディブル』とは、ディズニー配給・ピクサー製作、ブラッド・バード監督による長編フルCGアドベンチャー・アニメーション映画。一般市民として暮らしていた驚くべき怪力を持つ元スーパーヒーローが、謎の伝言が届いたことから、再びスーパーヒーローとして同じように特別なパワーを持った妻や子供たちとともに邪悪な敵に立ち向かう。2004年製作・アメリカ作品。

Mr.インクレディブル / The Incrediblesのレビュー・評価・感想

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Mr.インクレディブル / The Incredibles
8

スーパーヒーローの日常

昔スーパーヒーローだった人が普通の生活をしたら、みたいな話でした。何か力があるのにそれを隠して生活しなきゃいけないのは大変だなと思いました。特に子どもたちは隠すのがイライラするだろうし、思春期だと恥ずかしいとかありそうだしなと思います。あと、敵役のシンドロームはなんかかわいそうではあるなと思いました。Mr. インクレディブルの大ファンで彼の役に立ちたいだけだったのにと沸々した気持ちを溜め込んで溜め込んで悪いことしだしたという感じ。もちろんそれって自分勝手だし、やなやつなんだけど、死に方がちょっとひどいので、それも相まって哀れなキャラクターという感じでした。主役のMr.インクレディブルは、過去の栄光を捨てきれないおじさん、家族思い、という感じですてきです。声が三浦友和さんということもあってなかなか渋いです。最初、スーパーヒーローをやめて、だらしない体だったのが引き締まっていくところもすてきだと思います。あと、みんなのスーパーヒーロースーツのお披露目とかもおもしろいし、スーパーヒーローの裏側が見れる感じでいいなと思いました。そして、忘れてはいけないキャラが末っ子の赤ちゃんです。まだ、家族は気がついてませんが一番パワーが強そうです。新作では彼が活躍しそうなのでとても楽しみです。

Mr.インクレディブル / The Incredibles
10

一切無駄のない作品

この作品は子どもも楽しめるアニメ映画でありながら、一切無駄な場面のない素晴らしい作品です。まず、登場人物1人ひとりの行動や発言が、それがたとえサブキャラであっても、後のストーリーの仕掛けになっています。些細だと思っていた場面にも、実は重要な意味が隠されているため、何度観ても飽きることがありません。本作のもう一つの魅力は、キャラクターがそれぞれ個性的であるということです。Mr. インクレディブル(ボブ・パー)は強靭なパワーの持ち主であり、何でも自分一人の力でできると思い込んでいました。その考えが、子供時代はMr. インクレディブルの大ファンであったシンドローム(子供の頃はインクレディボーイと名乗る)の心を傷つけ、恨みを買う原因となってしまいます。Mr. インクレディブルひとりではシンドロームの脅威に打ち負かされそうになりましたが、妻であるイラスティガール(ヘレン・パー)や、両親のスーパーパワーを受け継ぐ娘息子たちのヴァイオレットやダッシュなどの協力により、シンドロームを倒すことに成功します。一人ひとり特別な能力を持つヒーローでありながら、それぞれの悩みを抱えて生活する姿が、ただ単に正義のヒーローが悪を滅ぼすというストーリーに彩りを加えているように感じます。

Mr.インクレディブル / The Incredibles
9

家族の絆が素敵

1人1人が特殊能力を隠しながら生活して、ごく「普通」の家族になろうとするけれど…。本当は昔みたいに正義のヒーローとして生きていきたいけど、それが出来ないボブやヘレンの葛藤もとても共感できる!バイオレットやダッシュの子供ながらに抱える悩みも頷ける。現代社会の大人・子供の抱える思いが描かれています。それが、いろんなことをきっかけに家族それぞれが「個性」である特殊能力を使って悪を倒して世の中を守っていく。その中で家族1人1人の気持ちの変化などが垣間見えて、本当の家族になって成長していく姿がとても良かった!個人的にはジャック・ジャックがどんな能力があるのか?!?!かわいい!家族の中で1番最強なのではないか???と予想してます。笑。バイオレットが今後どんな素敵な女性になるのか。応援したい気持ちになりました。ダッシュも先生にまだイタズラしたりしてるのかな?笑。色々ネタバレしそうな内容ですが…とにかく続編が楽しみー!!吹き替え版の声優も三浦友和さん、黒木瞳さん、綾瀬はるかさん、宮迫博之さんなどとっても豪華!大人だけで観ても、家族で観ても、誰と観ても楽しめる‼︎心温まりたいときは是非ぜひ観て下さい!