十二大戦 / Juni Taisen

十二大戦 / Juni Taisen

『十二大戦』とは、原作西尾維新による現代ファンタジー小説、および小説を原作としたアニメ作品である。12年に一度だけ開催される十二大戦。干支の名を宿し、干支にちなんだ能力を持つ12人の戦士たちが、己の命をかけて戦う物語である。廃墟となった街中が舞台で、策謀と殺戮が繰り広げられる。どんな願いでもただ一つだけ叶えてくれる、史上最高のバトルロイヤルが開戦される。

十二大戦 / Juni Taisenのレビュー・評価・感想

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十二大戦 / Juni Taisen
10

十二大戦のレビュー

驚きの展開を求める人にはぴったりです。1話から刺激的な展開であり、次々と見ていきたくなるアニメです。

登場するキャラクターは個性がかなりはっきりとしており、さらに作画も安定しているため物語に集中することができます。
キャラクターのデザインにも凝っており、十二支をモチーフとした戦士たちはそれぞれの動物の面影もありながら、魅力的な容姿をしています。
「勝者一人だけが生き残り、なんでも願いをかなえられる」という目的のもとで、戦士たちの戦闘はかなりテンポよく進んでいき、無駄な引き延ばしがありません。

戦士たちそれぞれの過去もうまくまとめられていますが、それでももっとキャラクターのことを知りたくなるくらいに感情移入ができます。ただ戦士たちが肉弾戦を繰り広げるというより、それぞれには隠された特殊能力があり展開が予想しづらくなっています。
さらに一番大きな謎についてところどころ伏線が貼られていきますが、最終回にきちんと回収されるため何か分からないまま結論をゆだねられるということはありません。

結末は筋の通ったものですが、何もなく受け入れられるというよりは考えさせられるものです。しかし王道のストーリーは見飽きたという人には強くおすすめできる作品です。

十二大戦 / Juni Taisen
10

最近見たアニメの中でもかなり面白い!

元々は小説だったのをアニメにした作品です。漫画化もされています。原作者は西尾維新。刀語や、化物語などのヒット作を発表している有名な先生だけあって、非常に設定が細部まで作りこまれていて凄いの一言です。
このアニメはいわゆる能力バトルものです。十二支をモチーフとしたキャラが集まり、どんな願いでも叶える事ができるという願いを得るために、勝ち抜き1位を目指すお話です。
アニメは12話で全部ですが、その12話の中でそれぞれのキャラの過去を掘り下げ、どういう人生を歩んできたのか、そしてどういう人物なのかを短い話数の中でよく描いてあります。
肝心の戦闘描写も迫力があり、それぞれの能力を駆使した戦いがうまく描かれています。ただ単に戦うだけでなく、能力を駆使した緻密な戦闘です。この辺りは西尾維新らしいです。
また西尾維新らしさは他にもあり、それは能力のネーミング、キャラの紹介文です。そして必見は最終話です。正直、どんでん返しです。この最終話を見て、「あ~そういう事か」と、今までの戦いの経緯に納得できます。この展開には非常に驚きました。
何はともあれ、一度見てみる事をお勧めします。絶対にハマります!