THE BLUE HEARTS / ザ・ブルーハーツ

THE BLUE HEARTS / ザ・ブルーハーツ

THE BLUE HEARTS(ザ・ブルーハーツ)とは、日本のパンクロックバンド。1985年結成し、1987年にメジャーデビューする。1980年代後半から1990年代前半にかけて活動し、1995年に解散した。ヒット曲は「リンダリンダ」「TRAIN-TRAIN」「情熱の薔薇」「人にやさしく」など。数多くの名曲を世に送り出し、様々なミュージシャンに影響を与えた伝説のバンドである。

THE BLUE HEARTS / ザ・ブルーハーツのレビュー・評価・感想

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THE BLUE HEARTS / ザ・ブルーハーツ
10

心に残る歌詞はまさにカリスマ!

常識を覆す歌い方とわかりやすい歌詞は、驚きと共に新鮮で心に残る体験となるはずです。アウトローな生き方から見える世の中を批判する歌詞は、まさにロックそのものです。
どんな曲にも作者の強いメッセージがあり、悲しみや優しさ、楽しさがにじみ出ているものばかり。戦争を批判する歌、差別を批判する歌、恋の歌、生き方を訴える歌、落ちこぼれを励ます歌などジャンルは多岐にわたります。10代のカリスマと呼ばれていましたが、10代に限らず、老若男女に聞いてほしいミュージシャンです。何かしら心に響く歌詞に出会えるはずです。
芸能人の中にも敬愛する人は多く、松本人志さんや宮沢りえさんなど一流のタレントや女優も彼らの楽曲を愛して止みません。聞けば聞くほど良さがわかってくる曲が多く、本物とはこういう人達だとわかります。
血のにじむような努力をしているわけでもなく、淡々と楽曲を生み出し続けているのがまさにプロで、仕事を心から愛していることが音楽を通して伝わってきます。音楽をするために生まれてきたと思えるミュージシャンであり、天才と言われることも多く、ロックの第一線で活躍し続けていける理由がよくわかります。
共感できる部分と新しい考え方のバランスが絶妙で、是非聴いてもらいたいミュージシャンです。

THE BLUE HEARTS / ザ・ブルーハーツ
9

歌詞に込められた力

1980年代後半空前のバンドブームを牽引してきたバンド”ブルーハーツ”その中で作詞作曲をしていた甲本ヒロトさん、真島昌利さんについて紹介していきます。
まだ日本ではバンドにはあまり良いイメージがなく、パンクロックも馴染みがない時どのようにして人を引き付けてい行ったのか。
まず甲本ヒロトさんについて紹介します。今回は魅力を伝えていくため生い立ちは割愛させていただきます。
甲本ヒロトさんはリンダリンダや人にやさしくなど多くのヒット曲の作詞作曲を手掛けています。また反原発ソングも多く作っています。
甲本ヒロトさんの曲はノリのいいパンクロックで歌詞は人の生き方がストレートに書かれています。MONGOL800や銀杏ボーイズなど恋愛パンクのさきがけの様なものになっています。ヒロトさんが全力でぶつけるリアルで考えさせれる歌詞に魅了されます。歌以外でトークではヒロトさんはしっかりと周りの人たちの不満を見ていて歌詞につながるような考えさせらる言葉をテレビやラジオで言ってくれていることも多いです。
次は真島昌利さんについて紹介していきます。真島昌利さんはtrain-trainや情熱の薔薇、1000のバイオリンなどの楽曲を手掛けています。
真島昌利さんの歌詞の特徴は、若者の思っていることを代弁してくれるような歌詞でそこに励ましのような歌詞が出てきます。また真島さんはヒロトさんと違いストレートな歌詞ではなく比喩表現など言い換えのような歌詞ができます。真島さんのその歌詞のチョイスのセンスが絶妙でぱっと聞いた感じは考えさせられるのですがその歌詞の意味が分かった瞬間衝撃が走るようなものばかりです。何か小説に近いようなものがあります。
このようにブルーハーツの音楽は二人の歌詞の力によってファンたちを引っ張ってきたのではないかと考えています。
古いバンドですがまず一回は聞いてみることをお勧めします。その歌詞の魅力に引き込まれてみてはいかがでしょうか。

THE BLUE HEARTS / ザ・ブルーハーツ
9

社会派ロックバンドと言われた人達

『THE BLUE HEARTS』といえば第2次バンドブームを代表するバンドの一つとして今現在も色々な場所で曲が使われていたり、現代のミュージシャンからもリスペクトされてカバー曲を歌われたりするバンドである。
歌の内容については、歌詞の社会的メッセージ性がかなり強い内容となっている。
有名な曲でいうと「リンダリンダ」「青空」「1000のバイオリン」「夢」などがある。バンド内での作曲担当は2人、Vo.甲本 ヒロト(以降 ヒロト)Gt. Vo真島 昌利(以降 マーシー)の2人だ。ヒロトは多趣味で曲作りにも遊び心やポップセンスが光る曲をポンと出す傾向にあり、マーシーは曲を作ることが好きすぎて勉強熱心のため歌詞に深みが出るいわゆる名曲が多い。
曲調自体のベースとなるのはパンクロックが目立つが、彼ら自身がもともとやっていたバンドのルーツが主に60年代の音楽(洋楽)をベースにやっていたので、いわゆる3コードのブルースなどの渋めの音楽もブルーハーツの音楽に影響を与えていることがわかる。
ブルーハーツにも影響を与えたバンド、ビートルズやローリングストーンズは自分たちの敬愛する音楽を自分たちなりに解釈し、自分たちの音に乗せ世界中の多くの人にわかりやすく伝えるということをしてきた。ブルーハーツはそういったバンドの音楽という点だけでなくその心を映し出したバンドと言えるでしょう。