スパイダーマン:ホームカミング / Spider-Man: Homecoming

スパイダーマン:ホームカミング / Spider-Man: Homecoming

スパイダーマン:ホームカミングとは2017年に公開されたアクション映画である。監督はジョン・ワッツ、主演はトム・ホランドが務めている。マーベル・コミックのスパイダーマンを原作とした作品でアクション映画だが超能力を得た高校生の主人公が高校生活とヒーロー活動の両立に悩みながら成長していく人間ドラマも描かれている。

スパイダーマン:ホームカミング / Spider-Man: Homecomingのレビュー・評価・感想

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スパイダーマン:ホームカミング / Spider-Man: Homecoming
10

現代のスパイダーマン

「スパイダーマン:ホームカミング」の素晴らしい点は、設定にあると思います。
3度目のリブートの今作は、何度も描いてきたオリジンストーリーは端折り、はじめからスパイダーマンとしてヒーロー活動(見習い)をしてます。
そして1作目では、白人キャストが多かったのに対し、ヒロインのMJはゼンデイヤを起用してたりと人種の多様性を見せています。毎回おばさんというよりおばあさんだったメイおばさんも若くて美人なマリサ・トメイを起用しています。
時代をちゃんと反映するからこそスパイダーマンは古くならないんだと思います。
そして今作は、MCU(アベンジャーズシリーズ)ということもあり、イースターエッグも満載です。モリタ校長はキャプテンアメリカに出てきたジム・モリタの子孫だし、ハリントン先生もインクレディブル・ハルクにちょこっと出てきます。
そして今回のヴィランであるヴァルチャーは、アベンジャーズ1でチタウリが使用していた部品を再利用して活用しているのです。
と、ここら辺の伏線は有名で、3回観た自分も知らない細かい遊びが沢山あります。過去のスパイダーマン作品のオマージュなんかもあり、物凄く考えられたリスペクトの溢れた、最高のエンターテインメントです。

スパイダーマン:ホームカミング / Spider-Man: Homecoming
8

マーベルとして最初のスパイダーマン映画

ニューヨーク・クイーンズの高校に通う高校生ピーター・パーカー(トム・ホランド)は、アベンジャーズ、シビル・ウォーでトニー・スターク(ロバート・ダウニーJr)から与えられたスパイダーマンのマスクをかぶって高校生活とのバランスを保ちながら街の平和維持に努めている。しかし、トニー・スタークから新たな任務が与えられず、自分がアベンジャーズチームの戦力になることを彼に証明したいピーターは、ハイテクで強力な武器を装備した新たな敵に一人で立ち向かう。本作品はマーベルとして最初のスパイダーマン映画となっている。他のアベンジャーズ作品を見ていればより楽しむことができるのは間違いないが、見ていなくとも単独で楽しむことができる作品となっている。特殊効果を存分に使用しながらも、うまく背景と調和している素晴らしい映像で、そのストーリーの驚きの展開も見事である。マーベルコミックをそのまま表現するような魅力的なアクションと同時に、友情や恋愛などのティーンエイジャードラマとしての要素も楽しむことができる。マーベルファンはもちろん、アクション映画ファンにもお勧めする。トム・ホランドの魅力がたっぷり詰め込まれており、次作も楽しみになるファン必見の作品だ。

スパイダーマン:ホームカミング / Spider-Man: Homecoming
10

スパイダーマンシリーズを初めて見る人にもオヌヌメ!

たくさんのシリーズがある本作。興味があるけれど、たくさんあって最初から見るのは面倒…と言う方にお勧めの一作。これまでのスパイダーマンシリーズもとても良いのですが、今回のシリーズはかのマーベルヒーローと一緒に戦いをするというのが大きな特徴だと思います。マーベルヒーローも好きという方にもおすすめです。
話も今までとは打って変わって、敵に対する作品内での扱われ方も違うので、もしこの作品を見た後に他のスパイダーマンシリーズを見たいと思った時に、その点も注目していただけると楽しんで見ることが出来ると思います。
そして、先ほど言いましたが今回のスパイダーマンはマーベルシリーズの中の一つとして作られています。もし、もっと内容を深く知りたいと思う人がいましたら、「アベンジャーズ」や「アイアンマン」を見ておくと良いかと思います。マーベルシリーズはたくさん作品があって自分の好きなヒーローももしかしたら見つかるかもしれませんね。少々話が脱線してしまいましたが、私が自信をもっておすすめできる一作ですので、是非ご鑑賞ください。なぜ今作がホームカミングと呼ばれているのか…その理由を是非自分の目で確かめてみてください。

スパイダーマン:ホームカミング / Spider-Man: Homecoming
7

タイトルなし

2017年公開のSFヒーローアクション映画です。
スパイダーマン自体は過去幾度も映画化されていますが、16年公開の「シビルウォー・キャプテンアメリカ」でMUCのアベンジャーズ世界に参戦するという驚愕の事態になり、本作はそんなMUC世界におけるスパイダーマンの本格的なデビュー作として位置づけられます。
シビルウォーにおけるアベンジャーズ内戦に参加した後、スパイダーマンことピーター・パーカーは本格的にアベンジャーズの一員になる事を夢見ながら町の自警活動に励んでいたが、アベンジャーズが倒してきた宇宙人やウルトロンの技術を使って犯罪を行う集団と出くわし、チャンスとばかりにピーターは張り切るのだが…?
本作はサービス精神旺盛なMUCらしくアイアンマンやキャプテン・アメリカも客演して画面を賑あわせていますが、特に本作のピーターはアイアンマン・トニーと深く関わることになり、従来のシリーズではスパイダーマンのスーツはピーターの手作りによるものですが、MUCにおけるスパイダースーツはトニーが制作し、アイアンマンの技術を応用している為かなりハイテクの多機能な代物になっている点が従来のシリーズと異なる点になっています。
とはいえ、本作は従来よりも若さ溢れるピーターの成長物語となっていて、中盤における大失態からトニーからスーツを没収されても後に手作りの衣装を纏って、アベンジャーズに認められる為ではなく、人々を守るために戦う決意を決めたピーターの姿は感動的です。

スパイダーマン:ホームカミング / Spider-Man: Homecoming
7

アベンジャーズに期待…

マーベルのアベンジャースシリーズに登場するスパイダーマン。シビルウォーからの出演でファンも驚いたと思います。
アベンジャーズのメンバーをおちょくるシーンなどポテンシャルの高さをみせた。
今作品では、タイトルとしてはアベンジャーズにつながるのか予想ができなかったが、アイアンマンの登場や会話などで、インフィニティウォーでのアベンジャーズへの正式加入の示唆もあり、自作やアベンアーズシリーズが楽しみになる作品であった。
しかし、内容はまったくアベンジャーズとは関係なく、映画自体は面白いが繋がりのなさから満足いくものではなかった。内容としてスパイダーマンにありがちな、登場するヒロインの父親がキーマンである。アメイジング系では、ヒロインの父親がスパイダーマンを悪とする警官でありなんともいえない立ち位置にいた。今回では、ヒロインの父親は完全な悪役。予想がつかなく面白い展開であったが、初めてヒロインの父親とわかった時に数分でお互い正体に気づいてしまい、ハラハラどきどきする展開が短くて残念。結果として、事件は解決スパイダーの勝利。ヒロインは引越しでバイバイという流れでした。解決までにいろんな葛藤があって、次回の登場に向けてスパイダーは身も心も強くなはったのではないでしょうか。インフィニティでの活躍に期待しましょう。

スパイダーマン:ホームカミング / Spider-Man: Homecoming
7

新しいスパイダーマンの成長

『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』での戦闘により破壊されたスターク・タワーから物語は始まります。
序盤は新しいスパイダーマンの友人関係、恋愛事情、トニー・スタークとの関係、敵がどういう理由で犯罪に手を染めるかが描かれています。
個人的にはメイおばさんが思ったより若かったのでびっくりしました。
今回の敵はスターク・タワーのゴミの回収作業を行なっていたが、スタークの介入により仕事を失い、金持ちは得をし貧乏人は損をするという現代にも通ずる価値観を持っています。
個人的に気になったのはスターク・タワーやアイアンマン、スパイダーマンの衣装や使われている機会は超最先端のものなのに、一般人の使っているスマホやテレビなどは現実世界と同じというところで、ここでは貧富の差を表したいのかな?と思いました。
新しいピーター・パーカーは、スパイダーマンとしても、一人の人間としても未熟で、壁や挫折を繰り返しますが、それに立ち向かい成長していく姿が描かれています。
今までのスパイダーマンと同じようにシュールな笑い…例えば画面の中央では真面目なシーンが行われているのに、画面の端っこではおもしろいことが起きているところなどは従来のスパイダーマンと同じなので、今までのスパイダーマンファンにもオススメの映画です!