鬼灯の冷徹 / 鬼徹 / Hozuki's Coolheadedness

鬼灯の冷徹 / 鬼徹 / Hozuki's Coolheadednessのレビュー・評価・感想

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鬼灯の冷徹 / 鬼徹 / Hozuki's Coolheadedness
10

為にしかならない(笑)

アニメでハマって漫画を読んだのですが、アニメで極端に変更された点は少なく感じました。しかし、漫画のほうがこぼれ話というか、ミニ情報などがあるので、オススメです。
まず、地獄というテーマ設定が面白いです。あと、本当にこんなこと怒ってそうだなと思える鬼対ももたろう…一寸じゃない元一寸法師…(笑)地獄という想像しかできない世界なので、どんな突拍子のないことも、「確かにありそう~」と思えるので、変にファンタジー色が強くないので読みやすいです。
仏教に基づいて日本神話などから話を構成されているので、日本文化の知識を無理なく学べるという点で非常に優れていると思います。学生時代に読んでいれば、もっと古典や社会の時間が楽しかっただろうに…。今では図書館に通うほど面白いなと思えます。
特に同じような名前が多い日本神話は誰が誰だかわからなくなりますが、鬼灯のキャラを思い出しながら読むと整理されて分かるようになるんですよね。また、地獄は仏教・神道など日本古来からの思想に基づいた考え方なので、ふらっと立ち寄った神社の解説なんかも知っている名前が多いので楽しく読むことができます。読むと為にしかならない素敵な漫画です。しかも面白い!

鬼灯の冷徹 / 鬼徹 / Hozuki's Coolheadedness
9

地獄を舞台にまったりゆったりギャグ漫画

地獄を舞台の漫画って珍しいですよね。言葉から怖いのやグロイのを想像していたのですが、読んでみると全くそんなことはなく、ほんわかギャグでした。
ほんわかといっても閻魔大王の第一補佐官の主役の鬼灯様は自他ともに厳しいお方で特に上司の閻魔様やしっかりやっていない、常識がない相手には容赦なく金棒を飛ばしたり力ずくのお仕置きをするドSな鬼神ですが、厳しいからには自分にも厳しくまた基本的に相手には敬語や礼儀を尽くす丁寧な性格なのでとても好感度高いというか大好きです。外見は細目釣り目でストレート短髪で妙に色気が漂う和装姿のイケメン様で惚れ惚れしますが、いまだに笑ったり焦ったりした事が無い凄いお方です。
他にも鬼灯様と敵対する女好きな白澤様、桃太郎一行のうちの人懐っこく可愛い犬シロちゃん、狸への恨みを秘めるけど可愛いかちかち山のウサギの芥子ちゃん、鬼灯様に懐く鬼灯様そっくりの性格と表情の座敷童子ちゃんなど沢山のタイプのキャラが登場し、巻数を重ねてそれなりに長期作品ですが全く飽きません。
また時事ネタや仕事や日常のあるあるネタが随所にあるのでとても共感が高く読ませてくれます。
ギャグ漫画で作品の雰囲気変わらないので次巻以降もとても楽しみな作品です。

鬼灯の冷徹 / 鬼徹 / Hozuki's Coolheadedness
8

あの世のことを楽しく学べる漫画

太った閻魔に鬼畜な副官、かわいい鬼に天然な鬼、いろんな鬼がいて今日もあの世は大騒ぎ!
この作品は、あの世を題材にしたもので、地獄のことがよくわかりつつも笑える作品になっています。主人公は鬼灯という閻魔の副官で、迷惑な亡者の対処をしたり、新人に各部署の説明、現世への視察なんかをしています。スケベな神獣、ムキムキになりたい義経、ちょっと残念な桃太郎、濃いキャラもいれば、なかなか目立てないキャラまで、様々な人たちによって地獄は今日も過ぎていきます。
書かれている地獄の内容も作者が勝手に作ったものだけではなく、ちゃんとした資料からとってきているし、単行本のほうでは巻末に説明などが詳しく入っているので、気になれば自分で調べてもいいし、物語としては、説明が多くなり過ぎない程度にまとめられているので、楽しく読むことができると思います。私は、芥子というキャラがお気に入りです。彼女はかちかち山のウサギという設定で、狸に対して並々ならぬ恨みを持っているので、狸という言葉を聞いただけで豹変してしまいます。普段の無表情から、一気に変わるそのぶっ飛び感が好きです。ウサギなのにライオンに勝ったり、櫂(船を漕ぐための道具)を使って戦うシーンも好きです。読んでみたらはまると思うので読んでみてください。