進撃の巨人 / Attack on Titan

『進撃の巨人』(しんげきのきょじん)は、諫山創による日本の漫画作品。『別冊少年マガジン』(講談社)で2009年9月9日発売の10月号(創刊号)から連載を開始し、2021年4月9日発売の5月号をもって完結した。略称は「進撃」など。
突如出現した「巨人」により人類は滅亡の危機に追いやられた。生き残った人類は「ウォール・マリア」「ウォール・ローゼ」「ウォール・シーナ」という巨大な三重の城壁を築き、壁の内側で100年の平和を実現した。
しかし、突如として出現した「超大型巨人」と「鎧の巨人」により壁は破壊され、100年の平和は終わりを迎える。
壁の外の世界を夢見る主人公の少年、エレン・イェーガーは壁が破壊されたことにより「ウォール・マリア」の中に侵入してきた巨人に母を目の前で食い殺されてしまう。その光景を前に、エレンは母の敵である巨人を「一匹残らず駆逐する」ことを誓う。
ダーク・ファンタジーという位置づけの本作だが、ファンタジー要素は少なく、科学やそれに沿った軍事など、現実的な面が多い。
国内外から人気を得ており、2010年12月には既刊2巻の累計のみで発行部数が100万部を突破し、アニメ放送開始後はさらに売上が伸び、同年の8月初頭時点で10巻までで2300万部を突破。2019年12月時点では1億部を突破している。

進撃の巨人 / Attack on Titanのレビュー・評価・感想 (2/5)

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進撃の巨人 / Attack on Titan
8

読めば読むほど深みにハマる名作

テレビアニメ化や実写映画化を果たし、一時期は社会現象ともなった作品。
序盤は王道の少年漫画らしく少年少女の葛藤や巨人への恐怖に対する反骨心が強く描かれているが、終盤になり世界構造が明らかになるにつれ物語は複雑に、物々しい空気を纏っていきます。
特に物語開始当初の一つの到達点とされていた海にたどり着いて以降はそれまで描かれていた物語の時間軸から時が経ち、これまで閉ざされていた世界の謎が次々と明かされていきます。わからなかったことが明らかになることにカタルシスを感じる人にとってはそこを読み進めることで深い感動を得ることができるかもしれませんが、自分のわからないことがあるまま物語が進行してしまうのが嫌という方には終盤の空気感は合わないかもしれません。
特に単行本最終巻の本編最終ページの描写には謎が多く、ネット上でも物議を醸していた印象です。
実写映画に関してはオリジナル要素を多分に含む構成であり、独自の世界設定で賛否両論のままに物語は完結しましたが、テレビアニメに関してはファイナルシーズンが未完結であり、原作漫画で明かされなかった謎や伏線に対する回答が追加されるかもしれません。
完結した漫画ですが、まだまだ今後の展開が楽しみな作品だと思います。

進撃の巨人 / Attack on Titan
8

社会現象を巻き起こした「進撃の巨人」

日本のみならず、世界でも超有名な作品。
原作からアニメ、実写まで派生し、一時は社会現象を巻き起こしたほどです。
人類と巨人の生存競争を描いたストーリーであり、人間を捕食対象とする巨人に人類が立ち向かうといった構成となっています。
その戦力差は圧倒的であり、個体によっては10m以上の巨人に人類は無残にその身を食いちぎられるといった惨状の最中、
軍隊を形成し、巨人の進撃に抗う様相が読者の心を惹きつけたと思います。
しかし物語の中身はかなり濃密で、人類VS巨人の一見シンプルな話とは程遠い内容となっています。

■あらすじ
人類は巨人の脅威から逃れる為、約100年以上前に構築した高さ50メートル程の広大な円形上の壁の中に逃げ込み、その中で生活している状況から物語は始まります。
壁は全部で3重式になっており一番外からフォールマリア・フォールローゼ・フォールシーナの命名し、
これらの壁内に身を投じる事で巨人の進撃を阻み、何とか平和を掴んだように思えますが、
活動領域が壁内のみに留められた事で食糧自給難などの問題に加え、まるで鳥かごに閉じ込められたような窮屈な日々を送る様でした。
そんな状況に疑問をもっていた主人公エレン。
失われた領土、そして自由を奪還する為、対巨人用に結成された「調査兵団」の入団を夢見ていました。
しかしながら、母親からは大反対。
戦術を研究・駆使し、洗練された兵団でさえも巨人の前には圧倒的戦力差があり、
打倒の為、壁外に果敢に進出するも、多くの兵士が食い殺され、生存兵が命からがらに帰館してくる様を見ているからです。
それでも巨人打倒を強く思うエレン。
いつか巨人を駆逐し外の世界へ羽ばたいてみせると友人アルミンと息巻いていた矢先、超絶望が襲いかかることに。
高さ50mある壁外から突然顔を覗かせる超大型巨人の顔。
その後、この巨人の攻撃によりフォールマリア(一番外側の壁)が破壊され、無数の巨人たちが壁内に侵入してきました。
老若男女問わず、無慈悲にも巨人たちにその身を食いちぎられていく地獄絵図が展開されていくことに。
エレンはアルミンはそして人類の運命はいかに…。

進撃の巨人 / Attack on Titan
10

人生で1度は読みたい作品

この作品を読んで「こんな漫画初めて!」となってしまうような作品です。
具体的にどんなところが良かったのか詳しく説明します。

まず一つ目は全く展開が読めないところです。
この作品では主要キャラでも平気で死にます。
なので読んでいる時に、「お願い、死なないで!」と思いながら戦闘シーンを読むことができました。
この緊張感はあまり他の作品では感じたことのない気持ちで本当にここの世界に入ったような気持ちになります。

2つ目は精密な伏線とその回収です。1話から貼られた伏線がストーリーの後半まで繋がっているものが多く、
気づいた時には、鳥肌が立ってしまうような伏線も多数ありました。
これは作者さんが物語の流れをしっかりと考えてから書いた結果でしょう。
そのおかげか、このような残酷なストーリーの作品は主人公が強くなるほど面白く無くなってしまうことが多いのですが、
進撃の巨人は後半になるにつれて面白くなっていくような作品です。

最後に3つ目はキャラクター一人一人の魅力です。
この漫画には必要のないキャラクターは登場しません。
始めモブかと思われた地味なキャラクターが実はストーリーの重要人物だったなんてことはザラにあります。
そこがストーリーを予想しずらくしている部分だと思います。

進撃の巨人 / Attack on Titan
10

「進撃の巨人」はシリアスな題材なのに疲れない

人類は“巨人”によって支配され、巨大な壁の中での生活を余儀なくされていた。
100年壊されることのなかった壁に人類は安心して生活していたが、突如現れた“超大型巨人”によって壁は破られ、再び人類の生活は脅かされてしまう。
その5年後、主人公のエレンたちは“調査兵団”へ入団し、巨人を討伐し謎を解明すべく壁の外へ出向く。

「進撃の巨人」は、一言で言うと戦争の話である。
戦争が描かれている作品の視点には様々なものがあるが、この作品は“愛情”が重きを置いているひとつと言える。
キャラクターの家族、恋人とのエピソードや思い出などが、少しずつだが丁寧に描かれている。
また戦争に立ち向かっていく恐怖や、生きるか死ぬかの状況での行動や表情など、人の心情がリアルに描かれていて、感情移入しやすい。
度々登場人物の発言や表情で、読者が騙される箇所があり、真相が分かったあともう一度読み返すと納得できるところが非常に面白い。
そして伏線が多くちりばめられており、単行本のすみからすみまで見逃せないため、2度以上読むのがおすすめだ。
何度も読むのは大変な気もするが、この作品は絵でしっかり表現されている箇所と、大きな吹き出しが多い。
またユーモアのあるコマや擬音、どこかでみたことがある巨人の出現など、シリアスな中でくすっと笑える遊びがバランスよく隠されている。
そのため、読みごたえがあるにも関わらず、さくさくと疲れずに読むことができる。
物語の土台として、作者は北欧神話を取り入れているそうだ。
世界史的な要素もあり、色々な観点から楽しめるだろう。
作中の文字や壁の実際の広さ、作中の世界地図や日の登りかたさえも注目してみてほしい。

進撃の巨人 / Attack on Titan
8

アニメ進撃の巨人75話までを見て

「進撃の巨人」とはどんな物語か?と聞くと大体の人は巨人が人間を喰らっていくダークな物語と答えると思う。
この作品は、怒りや苦しみだけでなく仲間を思うことの大切さや家族愛など、いろいろな面で考えさせられるものとなっている。
物語は、調査兵団の壁外調査の様子から始まる。主人公のエレン・イェーガーが登場するのはこの後だ。
同居人であるミカサ・アッカーマンと薪を集めに行っていた帰路、調査兵団に入団したいと言いだすエレン。
それを全力で止めるミカサ。そんな中壁外調査を終えた調査兵団が帰ってきていた。
本来であれば凱旋と言うのであろうが、その姿は凱旋と言うには程遠かった。
そして、100年破られていなかった『壁』が超大型巨人のたった1発の蹴りによって破られてしまった。
これは135話ある中のほんの触りである。
とても展開がスピーディー、かつ内容もしっかりと作られており、何と言っても登場人物の目を見ていただきたい。
「美しい」の一言だろう。
ただ一つ、ファイナルシーズンに入ってからの内容がとても難しく、重い。
理解するのに何度見返したことだろうか。
それと同時に、何度も見直させる程面白いと思える作品に出会った事は未だかつて無い。
原作は最終話を迎え全ての謎が明かされた。アニメの最終話がとても楽しみだ。

進撃の巨人 / Attack on Titan
10

進撃の巨人、完結!!!!

わたしが人生で一番ハマった漫画です。
初めて漫画の題名を知った時は正直興味も湧きませんでしたし、きっと読まないだろうなと思っていました。
しかし、ふとしたきっかけにアニメの第一話を観ました。
1話からものすごい衝撃を受けてその日はもう一晩中進撃の巨人を観ていました。
アニメから入った私ですが漫画も揃えました。
この漫画、伏線が物凄いんです。
思わぬところで繋がっていたりして、読みながらワクワク、鳥肌が止まりませんでした。
初めは正体不明の巨人を倒していく話なのかなと思いましたが、話が進むにつれ実は今まで敵と思っていた巨人は自分たちと同じ人種だと言うことが分かります。
第一話で衝撃が走ったエレンの母を食べた巨人も実は凄く関わりのある人間だったことも後々分かります。
そのように常人では想像、想定できないことがどんどんおこります。
ただ、マーレが出てきたあたりで巨人が出ず文字ばかりの話が続く所は理解しながら読むのがなかなか難しかったです。
そこで離脱しちゃう人も多いようです。
その話の後がクライマックスに向けてどんどん面白くなってくるので、是非是非おすすめします!!
まだ最終話は読めてないですが楽しみすぎます。

進撃の巨人 / Attack on Titan
10

先が読めない展開が面白い

人類と巨人の闘いを描いた進撃の巨人。
この物語の面白さは人類と巨人の争いを淡々と描いているのではなく、巨人は一体どこからきて、何故人を捕食するのかなど、少しずつこの世界の真実が明らかになっていく展開が面白い。
さらに、仲間だと思っていた人物が壁を破壊した巨人の正体であったり、壁の外には海があり、その向こうにはマーレという大国があったりと、先が全く読めない展開にわくわく感が止まらない。
人類は壁の中にだけ存在しており、壁の外の人類は全て巨人に食い殺されたという歴史を教えられていた人々は、これは全て嘘であり、人類は滅んではいなかったという真実を知ることになる。
人類が必死に戦い続けていた巨人は人間であり、マーレの生物兵器として利用されていたのだ。
ここからこの物語は人類と巨人の争いから、人と人との争い、戦争へと話は展開していくのである。
さらに面白いのが、主人公の心境の変化も見逃せない。
巨人を全て滅ぼしてしまえば自由を手にすることができると信じていた主人公。
しかし、本当の闘いはマーレという大国だけではなく、世界を相手にしなければならないという真実を知ることになる。
そんな主人公はやがて絶望感に陥り、いつしか感情も薄れていってしまうのだ。
人類の希望であった主人公がいつしか、人類にとって脅威の存在として描かれ始めていくのである。
さらにこの物語の面白いところは、宗教、政府、王家、人種、歴史など、現代の我々にも通じる問題点などを考えさせられる内容も含まれているのだ。
是非この作品を手にしてもらいたい。

進撃の巨人 / Attack on Titan
10

巨人だけじゃない!伏線回収好きにはたまらない作品

第1話から伏線となることが現アニメにも繋がっていたりと、1話も見逃せない内容です。
伏線回収があるアニメが好きな人に自信を持ってオススメしたいです!

巨人はどこから来てどこから湧いて出てきているのかなど、全く想像もできないままストーリーが進み、巨人は人間が作り出していたとこを知った時は洗脳が解かれたような感覚になったことを強く覚えています。
その日常生活では味わえない感覚を『進撃の巨人』ではアニメや漫画でも体験できると思います。

更にキャラクターも個性的で、主人公エレンは生き急ぎすぎるところがあり、そこをフォローするのが頭脳派のアルミン。
更に家族を殺され主人公エレンと共に住むことになったミカサ。

それと私が一番に惹かれたキャラクターを。
よくあるクールなイケメンキャラというと、人の心がなく何を考えているのかわからないで主人公やヒロインが振り回されるイメージでしたが、後に登場するリヴァイ兵長は部下を見捨てない心を持ち、主人公の気持ちを優先し動いてくれます。そんなクールキャラのイメージを私の脳内で覆すくらい変えてくれたリヴァイ兵長。
彼の誕生日12月25日は誕生日パーティーが行われるほどの人気ぶりです。

さて、話は戻りますが巨人を作り出したのが人間で、そしてその作り出していた人間側にも生活があり、これからどうなっていくのかまだまだ楽しみです。

進撃の巨人 / Attack on Titan
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そこにいる恐怖と爽快なアクションの連続

「壁」によって守られた国があり、その壁の外に巨大な人型の生物、通称「巨人」が大量に徘徊している世界が舞台のダークファンタジー世界の物語です。

人類は巨人にとっての食べ物であり、巨人とは意思疎通ができません。また、人類と巨人の力の差は圧倒的で、人類は巨人に食われるだけの日々を送っていました。
ですが、その巨人から身を守るための「壁」を作り、その「壁」のおかげで100年の間、平和に暮らしていました。
しかし、ある日突如として超大型巨人が現れ「壁」が壊されます。人々はなすすべなく巨人に食われるのみ。
人類の文化レベルはルネッサンス期程度のものです。巨人は一瞬で傷を回復するため巨人には大砲も鉄砲も効きません。人々はただ逃げ惑うしかありませんでした。
しかし時は流れ、人類は「立体機動兵器」という人類の英知により生み出された兵器により反撃にでます。大砲も鉄砲も効きませんが後頭部うなじ下部を斬撃することで倒すことができると分かったため、ワイヤーとガスの噴射を使って巨人の首筋を斬ることにしました。しかしこれは、とてつもなく危険な作業であり、人々の戦いへの葛藤や絶望を生み出しています。
ワイヤーによる戦闘はアニメで見るととてつもなくスピーディーでかつスタイリッシュな戦いになっています。特に巨人の首を斬る瞬間はとても爽快です。ですが、超近接戦闘による絶望感も半端なく、恐怖と爽快感を合わせて視聴することになるでしょう。
物語の展開は、なぜ巨人が生まれたのか、壁とは何なのか、外の世界はどうなっているのかを少しずつ描いており、多くの犠牲者を出しているため、毎回ハラハラドキドキの連続です。

進撃の巨人 / Attack on Titan
10

進撃の巨人の魅力とは何か

まず、「進撃の巨人」とはどんな話なのか。何を描いているのか。「どんな作品?」とこの作品を見たことがない人から聞かれたとき少し言葉に詰まって困る人は多いだろう。悩んだ挙句「すごい作品だから見て!」と言うしか無くなってしまう。
しかし、なぜ説明に困ってしまうのか。それは、それぞれのseasonによってどんな作品か、答えが変わってくるからだ。
season1ではグロテスクなホラー作品でありながらも、親が死んだ少年少女が訓練兵として仲間の助けを借りながら大きな敵(巨人)に立ち向かうという、ファンタジー作品にありがちな展開も踏襲している。
season2では訓練兵時代に同じ釜の飯を食った仲間それぞれの話にフォーカスがいく。その先にはまさかの同期による裏切りや意外な過去が明かされるが、ここでもまだ『進撃の巨人』の世界とは何なのかは分からない。
season3part1ではさらに、「巨人と戦う」という前作のテーマから離れ、「巨人とは何なのか」を隠し続ける王政府との戦いになる。ここでは巨人の存在すら忘れかけるくらい人間ばかり出てくる。
season3part2ではついに「世界の歴史の秘密」が明かされる。そこに到達するまでの戦いの描写は、命と戦果を天秤に掛ける「戦争」を想起させられる。
season4ではついに、外の世界の出来事がメインになる。
外の世界では第二次世界大戦時のような生活をしており、飛行船が飛び、機関銃の弾が塹壕の上を飛び交うような戦争をしていた。ここでは現実の人類の歴史をオマージュするような形になっており、初期の頃の「巨人を駆逐する」というセリフでも全く意味が変わる。
このように全体を掴もうとすると、どんどん世界が広がる作品なので、重大な秘密をネタバレしてしまいそうになる。「巨人の秘密」や「この世界の秘密」を明らかにするという話だと言ってしまうと進撃の巨人の全てを表せていないような気がしてしまう。
私が思うこの作品の魅力は登場するキャラクター全員が人間味があり、作中のキャラクターと同じ視点で秘密は何なのか知りたくなるところだ。
口では語らないはずの心の中の声をそのまま台詞にしているアニメはよくある。これには登場人物の心の中を見ている人全員が共有できるという、良い点がある。しかし、現実では心の中を全て口に出して言ってしまうような人物は居ないに等しく、現実に接する人間らしさが失われてしまう。進撃の巨人では、心の動きは表情やキャラクターの言葉の端にみられる。それ故に、見る人や解釈によって違う見方が出来てしまう。だからこそこの作品は人々を魅了するのではないか。

進撃の巨人 / Attack on Titan
10

独特な世界観とその展開に引き込まれること間違いなし

進撃の巨人は諫山創先生によって描かれた、巨人と壁に囲まれた中で育った人類の戦いの物語である。
発行巻数は34巻と少ないが、そのストーリーや内容の濃さから34巻分以上の満足度があることは疑う余地がない。
さらに驚くべきはその構成である。1巻から順に読んでいくと巨人と壁中人類の争いの話だが、途中から世界観が広がり、壁の外さらには海の向こうに人類が存在していることがわかる。
主人公のエレン・イェーガーは超大型巨人及び鎧の巨人侵攻時に母親を殺されてしまう。その出来事をきっかけに巨人を1匹残らず駆逐するという信念を抱き、人類の叡智を集めて結成された巨人討伐部隊「調査兵団」へと入団することとなる。しかしながら、意気揚々と初出撃した作戦で巨人に喰われてしまう。これがなんと5巻目の話である。
進撃の巨人はここからが面白くなってくる。
巨人に喰われたエレンは後に巨人となって味方を守るため巨人と戦うのだ。この時点で読者に巨人は人だったのか?と疑問を抱かせ、その後の話で回収していく。
結局は海の向こうの人類が巨人の力を使い戦争をしていた。壁中人類の先祖はその戦争から逃れるために、巨人の力を利用して壁を築き、閉じこもってしまったのだ。
世界に巨人の力があることにより起こってしまった戦争と壁。それらを全て断ち切るためにエレンは前進する。
進撃の巨人は一通り読み終わっても、途中から再び読んでみるとまた新たな発見があり、とても奥が深い作品となっている。

進撃の巨人 / Attack on Titan
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タイトルまで!? 伏線だらけの「進撃の巨人」

「進撃の巨人」。
あなたはこのタイトルから、どんな物語を予想するだろう?

物語は主人公エレンの幼少期から始まる。エレンは、母と父そして同い年の少女ミカサと「シガンシナ区」という街に暮らしていた。とてものどかで、住人たちの活気も溢れるごく普通の街。
ただ1つ普通と違っていたのは、街の周囲を約50メートルもの壁に覆われていたことだった。この壁は住人たちを”あるもの”から守るためにあった。
その”あるもの”とは…そう「巨人」である。エレンたち住人は、人を食らう「巨人」におびえながら日々暮らしていた。
そんなある日。50メートルの壁をゆうに超える「超大型巨人」の出現により、壁は破壊されてしまう。
侵入してきた巨人から逃げ惑う人々。破壊される大切な街。ただでさえ最悪な状況の中、エレンをさらなる絶望が襲う。それは最愛の母の死だ。倒れてきた家屋の下敷きになり動けなくなった母は、巨人に食われてしまったのだ。
その様を、エレンは目の前で見ていた。母を食らう巨人をものすごい形相でにらみつけながら、エレンは誓った。
「駆逐してやる!」

これは物語の序盤で起こる展開だ。
主人公の母が無残な死を迎え、エレンは悲痛な表情で叫びをあげる。「1匹残らず巨人を駆逐する」と。
あまりに衝撃的な展開…だからこそ、読者はこう思わされる。
これは「エレンたち人間が、敵である巨人を倒す物語である」と。
だが違った。これは「人間vs巨人」の物語ではない。「人間vs人間」の物語だったのだ。

巨人の正体。信じていた友の裏切り。行方不明の父が残したカギと地下室。
物語のあらゆるところにちりばめられた伏線を回収し、登場人物だけでなく、読者をも裏切っていく展開はまさに圧巻だ。
なかでも極めつけは、この「進撃の巨人」というタイトル。
このタイトルにこめられた意味を知ったとき、思わず「そういうことか…」と声が漏れてしまったほどだ。
あなたにもぜひこの衝撃を味わってほしい。

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エレンがいきなりおっさんになった

いよいよ待ちに待った最終シーズンが始まった。しかし、蓋を開けてみるとエレンはおっさんになり、アルミンはイケメンになっていた。最初は、理解ができず、またシーズン1から見直したくらいだ。そうすると、訓練性時代のアニ、ベルトルトやライナーの言動にこんな伏線があったのかと驚いた。最初は、楽しく遊んでいた子供たちの前に巨人が突然姿を現すところからはじまる。壁によって守られてた平和な日常は巨人によって、一瞬で破壊されたのだ。そのとき、まるでカゴの中の鳥のように、壁に守られ、その中の平和を享受していた人々は、外の世界が地獄だということを思い出したのであった。そしてこれは、なぜ自分たちは巨人のせいで、壁に囲まれた家畜のような生活をしているのか、巨人とは何かを解き明かしていく物語である。確かに、内容が複雑で難しいが、それだけに先が読めないワクワク感やスリルが味わえると思う。また、現在公表可能な情報など、ついていけない視聴者のための説明をちょいちょい入れてくれるので、大変助かった。今から見始めると結構な話数があり、大変かもしれないが、来週まで待たずとも一気に見れる利点もある。また、普段は繰り返しみることなどないが、進撃の巨人は一度だけでなく二度目も楽しめると思う。本当に面白いアニメなので、寝不足覚悟で見て欲しい。

進撃の巨人 / Attack on Titan
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予想できない展開と圧倒的な伏線回収!!

この作品の魅力の一つは、誰も予想できない方向に話が進んでいく点です。物語が始まってすぐに主人公が巨人に食べられてしまったり、主人公の仲間の中に壁を破った巨人の正体をもつ人物がいたりと、序盤から予想を大きく裏切られます。中盤から終盤にかけては、主人公たちの住む壁の外の世界があることが判明し、人類と巨人との戦いから、壁内と壁外の人類同士の戦いに移っていく点も非常におすすめなポイントです。また、この作品のもう一つの魅力は、伏線回収が多く散りばめられている点です。主人公の住む街に、ある日突然巨人が入り込んでくるところから物語が始まりますが、なぜ壁を破る巨人が突如として現れたのかや、巨人の正体は一体何であるのかなどが、話が進むにつれて判明していきます。各登場人物の行動にも伏線要素が多くあるため、一度読んだ部分をもう一度読み返したくなるような作品です。謎を謎のままで終わらせないところが、この作品の大きな魅力であると感じています。また、圧倒的な戦闘術をもつ人物や頭脳明晰な人物など、キャラクターの個性が強く描かれている作品でもあるので、それぞれのキャラクターの言動や行動に注目してみると、この作品をより楽しめると思います。

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驚きの終幕、進撃の巨人

進撃の巨人はとても色々考えさせられる作品です。とても深いです。
初めの第1話はすごく残酷に始まりますし内容的にはシリアスなところが多いでしょう。
話が進むごとに難しくなってきますがそれを理解していくのも面白いところだと思います。
後半にいくにつれて舞台が変わっていき、人種の問題や戦争や差別、歴史など世界観が広がっていきどんどん面白くなっていきます。
キャラクターのしてきた行動全てが伏線になっているといっても過言ではなく、その伏線がとても面白いんです。
これってもしかして伏線かな、と思いながら話を進めていくとドキドキします。
全然伏線回収されないなと思いきや最後の最後、最終話に伏線回収がしっかりされており「あれはそういうことだったんだ」と衝撃が走りました。こんなにも衝撃が走った作品は後にも先にも進撃の巨人だと思います。
衝撃と言えば、主人公でもあるエレン・イェーガーが最期に亡くなってしまうのも驚きました。
主人公が死んでしまう作品は中々ないのでエレンが死んでしまった時は本当にびっくりしました。
ファンも多いですし私もとても好きな作品ですが、血の描写が多かったり結構残酷なシーンも多いので読み手を選ぶとは思いますが、すごく考えさせられる面白い作品なのでぜひオススメしたいです。

進撃の巨人 / Attack on Titan
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一気見したいアニメ『進撃の巨人』

進撃の巨人は2013年にアニメの放送が開始されたダークファンタジーアニメです。この作品は放送開始当初から爆発的な人気を誇っています。第一話の衝撃的な始まりは多くの人の心を掴みました。そんな進撃の巨人の魅力といえば、絶望的な世界観と衝撃的な展開の数々、そして随所に散りばめられた謎や伏線です。
まず、進撃の巨人という作品はよく人が死にます。スタートから常に生死に関わる逼迫した状況下の中で物語が進んでいきます。ですから、見ている人としても、とても感情移入がしやすいです。とてもハラハラ、ドキドキさせてくれるアニメです。
そして、進撃の巨人は非常に沢山の謎や伏線があります、巨人の謎から自分たちの世界そのものの謎から… あげていくと沢山ありますが、そういった数々の謎、伏線が解き明かされたり、回収されたりしながら、時には予想しない展開になったりと、見ていて飽きない作品だと思います。
また、進撃の巨人は一話見だすと止まらなくなるタイプのアニメです。衝撃的な展開にくぎ付けになったり、謎を一緒に考えたりしながら視聴するのですぐに時間が過ぎてしまうと思います。ですので、特に初見で見る方は、たっぷりと時間があるときに視聴することをお勧めします。

進撃の巨人 / Attack on Titan
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巨人 アクション

壁に囲まれた世界で生まれた主人公エレン。彼の住む世界は50メートルもする高い三つの大きな壁で囲まれており、その壁の先の世界は巨人が支配していた。主人公エレンはこの壁の中で誰よりも外の世界に憧れており幼馴染のアルミン、ミカサといつも外の世界について話していた。この唯一危険な壁の外に調査にいく組織「調査兵団」があり彼らに強い好奇心を持っていた。しかし、実際のところ壁の外に出たもので帰ってくるものは半数以上が巨人に食い殺されていた。壁の中にいれば安全であって外の世界に興味を抱くものは異端と呼ばれ、エレンはいつも外の世界に興味を持たずこの壁の中で巨人におびえながらまるで家畜のように暮らしている自分たちに納得がいかなかった。
ある日、安全で平凡な日常が一変する。50メートルをはるかに凌ぐ超大型巨人が突如として現れ壁を破壊したのだ。破壊された壁の中から無数の巨人たちが次々と街に流れ込み町は混乱し、パニックになっていた。そんな中エレンは自分の家に向かい、そこで無残にも崩壊した家に瓦礫に挟まり動けない母親の姿を確認する。瓦礫をどかそうとする中、恐ろしい地響きを立てながら巨人が迫りどうすることもできないままエレンは母親が目の前で巨人に食い殺される。エレンは巨人に強い憎しみを抱き巨人を一匹残らず駆逐する事を決意し、巨人との壮大な戦いが幕を開ける。

進撃の巨人 / Attack on Titan
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「進撃の巨人」

『進撃の巨人』とは諫山創先生のデビュー作で人間対巨人の戦いを描いた作品です。
この作品の中の人々は高さ50mを超える壁に四方を囲まれる街で暮らしています。
その人々が壁の中で暮らしている理由は壁の外にいる巨人に殺されない(喰われないため)です。
しかしこの作品の主人公であるエレンは幼い頃から、俺は調査兵団に入りたいと言い壁の中だけで一生を過ごすことを否定しました。
調査兵団とは壁外に遠征し壁外の情報を得るという役割を果たす集団です。壁外に出るということは人を襲う巨人に遭遇する可能性が高くとても危ない職業です。
そのエレンの思いを知った幼馴染のミカサはエレンの両親にエレンが調査兵団に入りたいと伝えます。
そうすると母のカルラは猛反対します。カルラは壁の外でどれだけの人類が死んだと思っているの!? とエレンに言いました。
一方父のグリシャは人の探究心は言われて抑えられるものではないとエレンを肯定しました。
そう言いグリシャは「内地」に診療に行きました。グリシャは医者をしています。
「内地」と書きましたがこの作品では身分が高いほど壁の内側に行けるというようになっていて壁は何重にもなっています。エレン達が住むのは1番外側のウォールマリアのシガンシナ区というところです。
両親とのやり取りが終わった後エレンとミカサは近所の子供達にいじめられていたアルミンを助けます。
アルミンもエレンと同様壁の外に興味があり壁内だけで過ごすことを否定していました。
3人で話しているといきなり50mを超える壁の上から巨人が現れます。
その巨人に壁は破壊されシガンシナ区は巨人に蹂躙されます。
エレンとミカサは急いで母のカルラのいる家に向かいました。しかし壁の岩が家に落ちカルラは下敷きになり動けませんでした。
エレンとミカサは懸命に岩をどかそうとしますが動きません。
そうしていると巨人がカルラを掴みエレン達の目の前で喰いました。エレンとミカサは駐屯兵のハンネスに抱えられなんとか逃げ切りました。
エレンは絶望しました。
シガンシナの人々は船に乗り内地に逃げ込みました。船に乗り落ち着いたところでエレンは決心します。
「巨人を1匹残らず駆逐する」と、ここまでが初めに描かれる内容です。
『進撃の巨人』は伏線がとても多い作品です。前文にある内容にもいくつか伏線があります。
壁の中にしか人類は存在しないの? とか巨人の正体って何? とか色々疑問が当時読んでいた自分には湧き上がりました。
考察しながら見るのも面白いと思います。
この作品は話が進んでいけばいくほど面白くなっていくと私は思います。
最後の回にかけては衝撃のラッシュでした。読む人によって感じることや思うことが違ってくるのもこの作品の良さだとおもいます。
ある考察者さんが「この物語において、正しい人間などいません。正しくあろうとした人間がいただけです。」と言っていました。この一文が『進撃の巨人』』を簡潔に表していると納得しました。
本当に素晴らしい作品です
この作品に出会えてよかったと思います。

進撃の巨人 / Attack on Titan
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奥が深い

舞台は三重の壁が建てられた町です。主人公エレンという少年が住んでいた町も壁に覆われていてます。壁があるのはこの世界にいる巨人という恐ろしいものから守ってくれる役割がありずっと大丈夫だと住民達は思っていました。しかし突然現れた超大型巨人の出現によりこの安全神話は崩れ去り街や壁は破壊されて住民や母親を踏み潰されたり食べられてしまい、亡くなります。エレンは母親を殺された怒りや憎しみから巨人をこの世から全て駆逐する事を誓います。成長したエレンは調査兵団と呼ばれる壁外で巨人と戦ったり調査する組織に入団します。調査兵団と言われる兵団の他に憲兵団や駐屯兵団、訓練兵団というのに分かれています。みんな訓練兵団という配属前の兵団で自分が行きたい兵団を決めて入団します。エレンは親友のアルミンや家族のミカサと共に調査兵団として活動します。戦っていく中で巨人の知らなかった生態や入団した中に敵の存在がでてきて今まで敵だと思っていた巨人の詳細を知ります。又エレン達が住んでいたのは島国だった事や、エレン達の民族が世界の人々から恨まれている事がわかります。敵は巨人だけではなく、人もいてなぜ恨まれているのかは、この世界の成り立ちや歴史に深く関わっています。ファンタジー要素もありますが戦争や他国との歴史問題等現代の問題点と通ずるところもあり、考えさせられるところもあります。ぜひ読んでほしい漫画です。

進撃の巨人 / Attack on Titan
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こんなに、厚みのある作品には今まで一度も出会った事がないです!(多少ネタバレあり)

えっ、何これ…、進撃の巨人を見て僕はそう感じました。今回、僕がおすすめするアニメは進撃の巨人です。まず、進撃の巨人のあらすじは人類が圧倒的な力を持つ巨人を相手に戦う話です。進撃の巨人は2013年に放送され始めて、今年の秋ごろにNHKでまた放送される予定です。アニメだけではなく、漫画も出版されており漫画では最終章までいってるようです。さて、僕が進撃の巨人をおすすめする理由はいくつかあるのですが、一つ目は話の流れが予測不能なところです。例えば、壁内に侵入してきた巨人を駐屯兵団が迎撃するシーンがあるのですが、僕はそのシーンをみて多少なら巨人を足止めできるだろうと高を括りながら見てましたが、迎撃するどころか、兵士はただ巨人の餌になるばかりでした。そもそも戦闘シーン自体があまりなく、人間がただ巨人に食べられていくシーンばかりでした。僕はそれを見て、人類はどう巻き返すのかが、全く予測出来ませんでした。二つ目は、学べる事が沢山あるからです。とあるシーンで主人公のエレンが選択に迷っている時がありました。それを見たリヴァイ兵長はとある名言を放ったのですが、この一言は優柔不断である僕にかなり刺さりました。この一言はアニメで是非ご覧ください。

進撃の巨人 / Attack on Titan
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進撃の巨人のアニメを見て

「進撃の巨人はアニメーションの作画がすごい!」と友人から勧められ視聴しました。3シーズンにもわたる長編で、全部見れるか少し不安でしたが、そんな不安はすぐに吹き飛びました。1話から引き込まれるストーリーで、平和に暮らす人々に進撃してくる巨人のシーンは、残酷さと巨人に立ち向かおうとする主人公とで、まさに圧巻でした。
また友人に勧められた通りアニメーションの作画は、とても疾走感と迫力があり他のどのアニメよりも素晴らしいものでした。特にすごいと感じたのは、シーズン3のリヴァイ兵長が戦うシーンで、リヴァイ兵長が街中を立体起動装置を使って何人もの相手と戦い、仲間が殺され、ボロボロになりながらも奮闘し、何度も見入ってしまいました。
立体起動装置というのは兵士たちが巨人に立ち向かう際に用いる、移動手段で、空中を移動します。「進撃の巨人」では、兵士一人一人がこの立体起動装置を使って巨人と対戦します。なので、どの戦闘シーンでも誰もが満足するアニメーションが描かれていると思います。

進撃の巨人 / Attack on Titan
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『進撃の巨人』の魅力

人類VS巨人の戦いを描いたダークファンタジー作品『進撃の巨人』。今回はその魅力について紹介していきます!

あらすじ
「主人公エレンは、壁の中の世界に不満を抱きながらも平穏な日常を過ごしていた。そんな時、超大型巨人によって壁が破壊。侵入してきた巨人に母が目の前で殺され、エレンは巨人の駆逐を、外の世界に出る事を胸に誓う。」

まず、当作品の大きな特徴が「先の読めない展開」

この作品の大きな構図は「人類VS巨人」
人間よりも何十倍も大きな巨人。その巨人に人間が立ち向かいますが、圧倒的強さの巨人に食い殺される描写を見ると「これどうやって勝つんだ?」と思ってしまいます。展開も絶望的なストーリーが多いですが、先が読めず絶望的だからこそ「次の展開はどうなるんだ?」と考察する機会が多いので、考察好きな方にはおすすめの作品です!

そして、先の読めない展開を後押ししてるのが「散りばめられた伏線」です!
当作品は初期から多くの伏線が散りばめられています。「エレンの見てた夢は?」「巨人の正体とは?」「外の世界は存在するのか?」と謎要素も多くあり、作品で新展開がある度に、戻って見返すと「あれはその時の伏線だったのか!」と気づかされる事が多く、何度見ても面白いストーリーとなっています!

2つ目が「アクションシーン」
巨人に抗うために人類が生み出した武器。「立体起動装置」によるアクションシーンも当作品の見どころ。
ワイヤーやガスを使い、縦横無尽に街や森を動き回るアクションシーンはカッコよく、アクション系のジャンルが好きな方でも楽しめます!OPの「紅蓮の弓矢」サビシーンでも立体起動シーンが流れるので、どんな感じか気になった方はとりあえずアニメOPだけでも見て頂ければと思います。

3つ目が「キャラクター達」
当作品は主人公エレンだけでなく、他のキャラクターの心情、表情、背景も細かく描かれているので、ヒューマンドラマな側面も持っています。特に表情の描き方が上手く、巨人たちの不気味な表情や巨人に絶望する人の表情はリアリティがあり、自分も慣れるまでその迫真の表情に怖さを感じていましたし「絵が怖い」から視聴するのを敬遠する方々も何人か見てきましたが、今ではそのリアリティを求めた表情も『進撃の巨人』の魅力の1つだと思っています。

重厚で見応えのあるストーリーなので、皆様も是非視聴してみてはいかがでしょうか?

進撃の巨人 / Attack on Titan
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圧倒的世界観と躍動的アニメーション

進撃の巨人は、世の中の不条理に立ち向かう人類の葛藤と、それぞれの正義を描いた物語である。
冒頭で超大型巨人が壁を破壊し、無垢の巨人が攻めてくる情景から始まる。街は破壊され、人々は逃げ惑うしか術がない。平和に過ごしていた日々が、突如として大きなものに奪われる光景は津波を彷彿とさせる。
主人公のエレンは、母を巨人に捕食され、この世の巨人を駆逐するという強い決意のもと、幼馴染のミカサやアルミンと調査兵団に入団する。エレンはリヴァイ率いる調査兵団のリヴァイ班に所属することになる。
調査兵団で利用される立体機動装置。これが躍動的なアニメーションの要因の一つだ。建物や木などにワイヤーを繋いで移動し、2本のカッターのような刃物で巨人の急所であるうなじを切断する。女型の巨人に森で追われる描写があるが、立体機動で移動するアニメーションはとてもスリリングだ。
アニメーション制作はWIT STUDIO。躍動的で動きのあるアニメーション制作を得意としている。冒頭の巨人登場のシーンにおいてもフレームワークに圧倒される。
人々の葛藤と絶望、巨人という脅威に立ち向う勇気、何気ない人の優しさに触れ、残酷な世界の中で美しさを引き立てる作品である。

進撃の巨人 / Attack on Titan
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面白い

とても面白いです。物語の序盤に主人公が死んでしまうという印象的な漫画になります。
世界観は人類が巨人という生物に怯えながら生活をしていて自由を求めて仲間と立ち向かっていくというものです。
あまりに大きい生物に理不尽に簡単に大切な人を殺されてしまい怒りから主人公が訓練をして奮起していきます。
物語の序盤で主人公が巨人に食べられて死んでしまいますが、巨人になって復活をします。
仲間もなにがなんだかわからないという気持ちで、もちろん主人公自身も巨人になって復活をしたのか理解できないという気持ちです。
巨人の力の謎の真相を追っていく中で他にも巨人になることができる力を持っている人類が現れたり、物語の展開が早くてドキドキしながら見ることが出来ます。
大事な仲間がどんどん死んでしまったり他の漫画ではなかなか見ることのない展開が見ることができます。
絶望するようなシーンが何度も訪れてどうやって乗り越えていくのだろうと続きを早く見たくなります。
人類最強と言われるキャラクターが登場するシーンは迫力があって何度も見たくなります。
キャラクターそれぞれに強い個性があって飽きることなく見続けられます。おすすめですので是非見てください。