パシフィック・リム

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パシフィック・リム
10

2013年全世界のオタクが歓喜する映画がハリウッドで産まれた!ギレルモデルトロ監督による製作費200億円をかけたSF映画

2013年太平洋の深海にある割れ目が異次元に繋がっており、割れ目から怪獣が出現しサンフランシスコを襲う。その強大さに人類の軍隊は為す術もなく、大きな被害がでてしまう。
軍は核兵器を使用しなんとか怪獣を撃退するが、次々に新たな怪獣が現れ世界各地を襲撃。一方人類は科学技術の全てを投入し人型強大兵器「イェーガー」を開発した。
イェーガーの登場で怪獣に優位な立場になった人類ではあったが、ある時かつてない強さの怪獣が現れ徐々に人類は劣勢に立たせられていく…。世界に残ったイェーガーは残り4機、今人類の最後の抵抗が開始される。

こちらの映画は子供の頃に『ゴジラ』や『ガメラ』、『ウルトラマン』などを見て育った世代なら一度は考えた事がある、「ハリウッドが本気で怪獣が出てくる特撮映画を作ったらどうなる?」を本当に作ってくれた映画です。巨大ロボットや怪獣など監督自身が日本の特撮物に精通しており、オタク達も「わかってるなこの監督!」と賞賛した程、全てにおいてこだわり抜いた作品になっております。

作品に出てくるイェーガーはどこかレトロで、『マジンガーZ』や『ゲッターロボ』などの影響を受けていて、決してスタイリッシュではなくカッコよくはないのですがそこがいい、CGを使用しロボットの重量感のある挙動、アクションを見事に描いております。
作中ロケットパンチの様な物(実際は腕についたジェットエンジンの力を使って殴る)など、日本人の私達ならニヤリと思うシーンも満載。

怪獣もアメリカナイズされてはいますが、魅力的な巨大怪獣が沢山出てきます。
この怪獣達も悪役ながら、ある意味で主役級の人気でバルタン星人の様な愛嬌ある印象です。

日本語吹き替えにもこだわっており、主人公の吹き替えは杉田智和、ヒロインは林原めぐみ。
その他に古谷徹、池田秀一、三ツ矢雄二 などベテランで大人気のSFアニメ声優のオールスター!吹き替えの出来は秀逸です。

まさに怪獣プロレス!
子供の頃にお父さんに連れて行ってもらって映画館で興奮しながら見ていた特撮映画!あの懐かしい感覚と最新の映像技術で作られた特撮を体験していただけたらと思います。

パシフィック・リム
8

タイトルなし

2013年公開のSF大作です。続編もあります。
本作の特徴は、何といっても人類が開発した巨大ロボット「イエーガー」と、名称も文字どおり「怪獣」と呼ばれる巨大生命体によるド派手なバトルが見どころとなっています。
マジンガーZやガンダムといったロボットアニメと、怪獣映画をミックスさせたような所謂「オタク」が喜びそうな内容ですが、それもその筈、監督を担当したギレルモ・デルトロ氏は日本のそうしたコンテンツに心底惚れており、ハリウッドの巨費を投じてリスペクトをした作品を世に送り出したのだから、なんとも頭が上がりません。
ストーリー自体は、怪獣との戦いで兄を失った主人公が再び立ち上がるまでを描いたスポコン的なシンプルなものですが、それ以上に国内の特撮ファンからは怪獣映画が枯渇していた現状だったゆえ、喝采をもって迎えられることになりました。また、本作を皮切りに制作会社のレジェンダリー・ピクチャーズはアメリカ版ゴジラやキングコングなど、新作の怪獣映画を連作し、現在洋画関係はちょっとした怪獣映画ブームの兆しになっているのがいち特撮ファンとしては誠に喜ばしい限りです。