ブレイブ ストーリー / BRAVE STORY

ブレイブ ストーリー / BRAVE STORY

ブレイブ ストーリー(BRAVE STORY)は宮部みゆきの小説を原作とするアニメ映画。残酷な運命を変えるために、行けば願いが叶うという異世界へ冒険の旅に出かける少年の物語。松たか子や大泉洋といった豪華なキャストが声優を務めた。2006年公開。興行収入は20億円。

ブレイブ ストーリー / BRAVE STORYのレビュー・評価・感想

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ブレイブ ストーリー / BRAVE STORY
6

映像美が素晴らしい

2006年に劇場公開された映画『ブレイブ ストーリー』は宮部みゆきの人気小説が原作です。当時有名だった「GONZO」というアニメーションスタジオがワーナーブラザーズ、フジテレビと共同で制作した作品で、主題歌もアクアタイムズが務め話題になった作品です。脚本は、数多くのアニメの脚本を手掛ける大河内一楼が務めています。
この作品の声優には有名人を起用し、ウエンツ瑛士や松たか子が出演しています。正直、「声優は本業の方に任せて欲しかったな」と思います。殆どのキャストは上手でしたが、一部棒読みのキャラクターがいました。綺麗な映像美の中で棒読みのキャラクターがいると、没入感が減少してしまうものです。
ストーリーは原作とは異なる展開だったため、原作を読み、「映画も原作通りに展開するものだ」と思い込んでいた私はとても驚きました。これも一つの形なのだと思えばアリですが、欲を言えば原作通りの展開にして欲しかったと思います。尺が足りなかったのが一番の要因かとは思いますがとても残念です。
しかし、劇場公開されてから10年以上経っても未だに映像がとても綺麗で、大型の4Kテレビ(50型以上)で見ても全く遜色がありません。映像美を楽しみたい場合にはお勧めできる作品です。