スーパーロボット大戦α外伝

スーパーロボット大戦α外伝

『スーパーロボット大戦α外伝』は、バンプレストが2001年に発売したPlayStation向けシミュレーションRPGである。この作品は『スーパーロボット大戦』シリーズの一部で、前作『スーパーロボット大戦α』で始まったシリーズカテゴリ「αシリーズ」の第2作目。プレイヤーは様々なロボットアニメやメカアニメからのキャラクターやメカを操作し、戦略的なバトルに挑む。また、複数の異なるストーリーラインやエンディングを持っており、プレイヤーの選択や行動によって展開が変化する。「αシリーズ」は『第3次スーパーロボット大戦α』でシリーズを完結させることや、続編での参戦作品が最初から決められていたが、前作『スーパーロボット大戦α』がシリーズ最高のセールスを記録したため、急遽『α外伝』が開発されることになった。その際、前作からの変更点が少ないため、「αシリーズ」の第2作目でありながら「外伝」と銘打たれることになった。

スーパーロボット大戦α外伝のレビュー・評価・感想

レビューを書く
スーパーロボット大戦α外伝
6

難易度が高い

様々なロボットアニメ作品がクロスオーバーするシミュレーションRPG「スーパーロボット大戦」の1シリーズ「αシリーズ」の2作目で2001年に発売されました。前作αの世界観から引き続き、一方で荒廃した未来の地球を舞台にザブングル、ガンダムX。∀ガンダムと言った独特の世界観を持つ世界観を持つ作品群もクロスオーバーさせ、文字通り「外伝」というべき内容になっています。本作は戦闘アニメーションは前作と共通のものが多い一方で、より迫力ある戦闘シーンとなっていて、また、特定のユニットは隣接した仲間を援護攻撃または防御する「援護システム」も新たに導入され、より共闘感を増すなどその後のスパロボでもおなじみの要素となるシステムが本作とαで築かれた印象です。前作αは新たなユーザー獲得も視野に入れていたため、比較的難易度は低かったのに対し、本作は予めαを経た人に向けてか、前作で難易度がやや物足りなく感じたユーザーも歯ごたえを感じられる難易度になっている印象です。本作はスパロボでは比較的珍しく、プレイヤーの分身となる主人公キャラが不在ですが(オリジナルキャラクター自体は本作でも重要な立ち位置で設定されていますが)、その分クロスオーバーした作品群の掛け合いが重点に置かれていて、常連でもあるマジンガーシリーズの人間関係の掘り下げも嬉しいかも。