仮面ライダーW / Kamen Rider W / Kamen Rider Double

仮面ライダーW / Kamen Rider W / Kamen Rider Double

『仮面ライダーW』とは、2009年9月6日から2010年8月29日にかけて全49話が放送された特撮テレビドラマ作品であり、『平成ライダーシリーズ』の第11作品目。
探偵を営む左翔太郎の前に土地の権利者と名乗る鳴海亜希子という女性が現れ、翔太郎に事務所の立ち退きを求める。2人の言い争いの最中、女性から彼氏を探してほしいと依頼がくる。依頼の調査中、謎の怪人ドーパントが出現。探偵事務所には秘密の部屋があり、謎の少年フィリップがいた。左翔太郎とフィリップは2人で1人の仮面ライダーWであった。

仮面ライダーW / Kamen Rider W / Kamen Rider Doubleのレビュー・評価・感想

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仮面ライダーW / Kamen Rider W / Kamen Rider Double
10

『仮面ライダー』をどこから見るか迷ったらまずオススメ

『仮面ライダー』の歴史は長いので、どこから見たら良いのか迷うという人も多いはず。そんな人にオススメしたいのは『仮面ライダーW』である。
平成2期の最初であり、『仮面ライダー』でお馴染みになっているバディの主人公と言えば、思い浮かぶのは翔太郎とフィリップだ。
「ハードボイルド」になりきれず「ハーフボイルド」と呼ばれる翔太郎と、謎多き少年フィリップが街に根ざした探偵として、仮面ライダーとして様々な人間模様と絆を築いていく物語。

序盤は多くの作品でよく見られるコミカルな話も多いが、時折挟まれるシリアスな話、終盤に向けての盛り上がりは大人になっても大変楽しませてくれるものである。
所長の亜樹子と後の二号ライダーとなる照井も加わり、それぞれの絶望と未来への希望が物語が進むにつれ描かれる。昭和『仮面ライダー』を意識した作品であるため、人間臭さや哀愁も端々に感じられる。
Vシネや多数の劇場版などに登場する他のライダーとの共演も、『仮面ライダーW』の楽しみ方の1つだ。

菅田将暉さんの人気は大きいが、それを除いても作品自体の根強い人気があり、「正統続編」として『風都探偵』という漫画・アニメが作られたのはファンとして心から喜ばしいことである。
まだまだこれからも『仮面ライダーW』の世界観は広がり続けていくと思われるので、今後にも大いに期待したい。

仮面ライダーW / Kamen Rider W / Kamen Rider Double
10

1+1=無限大!二人で一人の仮面ライダー!

仮面ライダークウガから始まる、平成仮面ライダー。
「面白そうだけど、どれを観たらいいの?」なんて方も多いはず。
平成ライダーをこよなく愛する著者がおすすめするのは、ズバリ11作目の「仮面ライダーW」。今やテレビで観ない日はない菅田将暉の出世作であり、著者がもっとも愛する仮面ライダーが、「仮面ライダーW」です。

なぜ、著者は数ある平成ライダーの中でWがイチオシなのか、それに2つの大きな理由があります。

まず1つめは、子供向け番組でありながら大人も惹きつける設定です。
ハードボイルドに憧れる半人前の私立探偵、左翔太郎。そして、翔太郎の相棒であり、謎の少年、フィリップ。そんな二人が住む街、風都に潜む悪と対峙していく、というのが大まかなストーリーです。
ハードボイルドに私立探偵、謎の少年…、これだけ聞くだけでも若干子供には難解かもしれないと思うほどに魅力的ですし、他にも敵味方に関わらず、多くの濃いキャラクターが現れ、物語を彩っていきます。

2つめは、そのセリフ回しとテンポにあります!
おっす、オラ悟空!、伊達にあの世は見てねぇぜ!などなど、真似したくなるセリフがあると、作品もぐっと面白く感じますよね!
仮面ライダーWにも、魅力的なセリフが多々あります。敵と対峙した時の決め台詞「さあ、お前の罪を数えろ!」や、物語冒頭のフィリップのこれからの波乱を感じさせるようなセリフ「悪魔と相乗りする勇気、あるかな?」など、インパクトもカッコよさも溢れるセリフが、ここぞという抜群のタイミングでカッコよく出てくるので、毎話飽きることなく観続けることができます!

以上の2つの理由(本当はもっといっぱいありますが笑)で、著者は仮面ライダーWをおすすめします!