ハヤテのごとく! / Hayate the Combat Butler

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ハヤテのごとく! / Hayate the Combat Butler
9

主人公を振り回すぶっ飛んだ主人公の周りの人々、その人たちにあなたも虜に?

ハヤテのごとくは週刊少年サンデーで2004年から2017年までの13年間連載されたラブコメ漫画です。連載期間も長く、単行本も全部で52巻と結構な長さです。
主人公綾崎ハヤテは親の借金を返済しながら高校に通う高校生であるがある日親が息子ハヤテをヤクザに売って夜逃げしてしまう、追われたハヤテはとある公園に逃げ込む。
そこには美少女がおりその子は三千院財閥の一人である三千院ナギという少女だった。
もうどうにでもよくなったハヤテはその子に告白し連れ去ろうとするがすぐに本当の強盗犯に連れ去られてしまう。
ハヤテは異次元(ギリギリ人間と言えないぐらい)の力を持っておりすぐに強盗犯たちを捕まえナギを救うところから物語は始まっていきます。
ハヤテは1億5680万4000円という借金をナギに全額立て替えてもらい条件としてナギの屋敷の執事として雇われる。
そこで、ハヤテは色んな人に出会い、別れを経験していきます。
中でも、一番面白いのは天王州アテネ編です。
アテネがでてくるのは物語の中盤あたりなのですが、実はハヤテの過去と関係がありなんとアテネはハヤテと永遠を誓った人物でもあるのです。
数年ぶりに再会した、アテネ(作中ではアーたんとハヤテは呼んでいます)は人が変わっておりハヤテは力づくで追い返されてしまいます。
アテネは神に呪われておりその神の望みを実行するためにハヤテたちを襲ってきます。
ハヤテはアテネを救いたい+その場にいる人たちも救わなければならないという使命とともにアテネの封印を打ち破ります。
その後の何十年間会ってなかった永遠を誓ったハヤテとアテネの最後の会話がしびれるほど悲しく、虚しいのです。

巻数もながく、アニメ化もされていますがアニメはアニメで独立した話であり漫画とはあまり関係がないですがどれもとても面白く、感動できる作品です。
是非、手に取って読んでみてください。