でんぱ組.inc

でんぱ組.inc

でんぱ組.inc(でんぱぐみインク)とは、日本の7人組女性アイドルグループ。2009年に結成され、メンバーを入れ替えながら活動を続けている。全メンバーがオタク的要素を持ち、アニメソングを多く扱うことで知られ、アイドルユニットとしては珍しい「特定のジャンルを極める」という手法で多くのファンを獲得した。キャッチコピーは「萌えきゅんソングを世界にお届け」。

でんぱ組.incのレビュー・評価・感想

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でんぱ組.inc
10

ライブだけでなく生き様も推せるアキバ発アイドル

秋葉原のメイドカフェからスタートした「でんぱ組.inc」さん。メンバー変遷を何回か経て現在は6人で活動していますが、
特徴はメンバー全員が何かしらのオタク、そして言ってしまえば「陰キャ」であることです。
メンバー一人ひとり別々の動機をもってアイドルになっていて、中にはひきこもりやいじめを経験してふさぎ込んでいたことのあるメンバーもいます。
そんな人たちが歌って踊るからこそ、落ち込んでいる人、人生がつらい人にもビビッと共感してもらえるようなパフォーマンスがライブでは見られますし、
何よりそんなマイナスを吹き飛ばすくらいにアップテンポな曲も多く、その曲でどんちゃん騒ぐのが最高に楽しいです。
もちろんしっとりとした曲や繊細な感情の揺れ、ちょっとした負の思いをとらえた心にしみる曲もたくさんあり、どちらの良さも兼ね備えています。
個々人でダンスが上手だったりゲームが上手だったりイラストが上手だったり、
そういった才能やセンスを生かしながら個人単位で活躍するメンバーも多く、
中には結婚しても活動を続けてくれてパワーを与えてくれているメンバーもいます。
マイナスなところからアイドルとしてのし上がり、人との交流を生み、パワーを与え、
個人としての活動範囲も広げていったり結婚をしたりといった人生まで追わせてくれる、楽しませてくれる、
そしてなによりライブで最高のパフォーマンスを披露して夢のような時間を楽しませてくれる、それがでんぱ組.incです。

でんぱ組.inc
10

進化し続けるアイドル!

『萌えキュンソングを世界にお届け!』のキャッチフレーズのもと、オタクの聖地、秋葉原から飛び出した、でんぱ組.inc。
古き良きオタク文化を大切にしながらも、時代の変化とともに少しつずつ変容を遂げてきたアイドルグループです。
曲調はアップテンポでノリの良い、いわゆる『電波曲』と称されるものが多い一方で、時折、しっとりとしたバラードなども挟みつつ、アイドルグループとしての多彩さを感じられる一幕も。
メンバーそれぞれ個性が強く、得意分野も様々。けれども、それらの個性がぶつかり合い、ひとつの大きな集合体となったでんぱ組.incのポテンシャルは計りしれません!
また、でんぱ組.incはひとつのところに留まるところを知りません。
そのとき、そのとき、常に前向きに。
そして、進化していく。
メンバーの中には現役のまま結婚を経て出産し、母親となったメンバーもおり、常に新しい形、新しい可能性を突き詰めていく彼女たちは、良い意味で規格外であると同時に、ただのアイドルとしてだけではなく、これから求められていくであろう多様性の社会の中で大きな指標となるのではないでしょうか。
どんなときでも全力で。
でんぱ組.incの楽曲はいつどんなときでも、私たちを支えてくれる、かけがえのない存在です。

でんぱ組.inc
10

だからでんぱ組.incが好きだ

正直なところ、わたしはアイドルにあまり明るくない。アイドルは歌って踊って笑顔をふりまく人たちのことだと思っていた。彼女たちに出会って、そのアイドルという生きざまを見て、この考えがいかにちっぽけで愚かなものだったかを思い知った。

一番始めに出会ったのは、大学の先輩のiPodのなかだった。その先輩は男で、スポーツをしている、いかついでかいやつだった。
煙草ふかしながらなに聴いてんのか尋ねた。
「でんぱっていうアイドルグループだよ。神曲ばっかで飽きないから、お前も聴いてみろよ」
いやいや、そんないかついツラでアイドルの? 神、なんて? 神曲? とにかくわたしは聴いてみた。テクノポップ調のサウンドがでかでかと耳に響く。チャカチャカとしたアップテンポなミュージックに乗ってくる可愛らしくも力強い声。アイドルの曲って、今こんなんなってんの?
思ってたのと違った衝撃で固まっていると、先輩は言った。
「YouTubeに動画あがってるから観てみなよ」

何はともあれ観た。なんだこれ。可愛くてウインクなんか飛ばしちゃう女の子たちが、めっちゃ激しい曲とか平気で踊って、わたしの方めがけて、まっすぐまっすぐ歌っている。そのとき観た(聴いた)曲は『サクラあっぱれーしょん』というのだが、アップテンポで歌いやすそうで耳に残る曲だった。その日だけで三十回はリピートしたのだが、毎回曲の後半にある歌詞でうるっときてしまう。「君の未来を明るく照らすなんてお茶の子サイサイさ」。彼女たちはその光り輝く笑顔で、踊りで、身体すべてでわたしの未来を照らしてくれた。なんとなく怠惰な日常、そこはかとない不安、そんなものを吹き飛ばしてくれた。
メンバーが入れ替わったり、少しライブの期間があいたり、いくつもいくつも彼女たち自身に不安になることが訪れても、わたしが応援する理由は変わらない。そこに居て活動してくれるから。彼女たちは「でんぱ組.inc」という、いびつで力強くて可愛くて美しい看板を背負って、ステージで歌ってくれているから。新曲が配信される度に驚かされ、行く先をいつまでも観ていたいと思わせてくれるアイドルだ。

でんぱ組.inc
10

ワレワレハデンパグミインクダ

2019年1月7日の武道館ライブで夢眠ねむがでんぱ組.incを卒業した。その一週間前の1月1日に新アルバム「ワレワレハデンパグミインクダ」がリリースされた。7人体制、最初で最後のアルバムである。
かつて6人体制だった時に連作として発表された「WWD」。もう二度と展開されることはないのかと思っていた。しかし、この「ワレワレハデンパグミインクダ」は生まれ変わったでんぱ組の新作「WWD」なのではないだろうか。
「ギラメタスでんぱスターズ」7人体制発表時にライブで披露された。MVでは、なんとカセットが宇宙へ飛ぶ。彼女たちの新たなはじまりの曲である。「おやすみポラリス さよならパラレルワールド」。この曲はHZETTM氏とのコラボで、萌えきゅんソングの新境地を拓いた。「エバーグリーン」「絢爛マイユース」は夢眠ねむの卒業ソングである。ミントグリーンの海となった武道館、「夢眠ねむ」としての10年間が映し出されるようである。
2017年年末に7人になって一年。「宇宙を救う」という壮大なテーマを抱き、最高速で駆け抜けた。この一年間のでんぱ組.incが凝縮されたアルバムとなっている。6人の新体制になったでんぱ組が切り拓く新しい道を見届けるためにも、そして猛スピードで駆け抜ける彼女たちに振り落とされないためにも、「ワレワレハデンパグミインクダ」、必聴である。

でんぱ組.inc
9

勇気を与えてくれるアイドル

でんぱ組.incは現在7人で活動していて、一人一人がそれぞれの分野のオタクという変わったアイドルです。

メンバーそれぞれの生い立ちも様々で、子供の頃からコスプレをしていた人や、アニメオタクの人、元ニートで人生に絶望していた人など様々です。

どの人もとても将来アイドルになるとは思えないような生い立ちですが、だからこそ私たちでんぱ組ファンにやればなんでも出来ることを身を持って教えてくれているとても身近なアイドルです。
それでいてメンバーみんなが可愛くて、去年脱退してしまいましたが最上もがはメンバーの中でも有名だと思います。
さらに彼女たちが歌う歌はどの曲も元気づけてくれる楽しい曲で、それでいてポップなメロディとリズムで盛り上がる曲ばかりです!

代表曲として、でんでんぱっしょんやちゅるりちゅるりらなどがあります!
最初はディアステージという秋葉原の小さなメイドカフェでバイトしながら歌っていたしがない女の子達だったのですが、今では冠番組を持っていたり舞台や映画、ドラマに出演したり、武道館でコンサートをしたりするほど大活躍していて、その一生懸命にアイドル業に取り組んでいたりしている姿勢を見て自分も頑張らなきゃと元気づけられます!

私の推しはピンキーです!