月刊少女野崎くん / Monthly Girls' Nozaki-kun

月刊少女野崎くん / Monthly Girls' Nozaki-kunのレビュー・評価・感想

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月刊少女野崎くん / Monthly Girls' Nozaki-kun
9

びっくりするほど快適なラブコメです

恋に溢れた甘酸っぱいラブコメでなく、コメディにパワーを注ぎ込んだ、たいへんパワフルな漫画です。鈍感主人公に恋してるヒロイン、というすれ違いラブストーリーを基盤にしておりますが、このすれ違い方が「漫画で読む漫才」というくらい面白いです。
四コマ漫画の方式で話が進むため、オチのある小話が延々と続くので、途中でだれることもありません。登場人物も豊富ですが、外見も特徴も性格もしっかり書き別けられておりますので、ひとりとして同じようなキャラがおらず、皆の個性が光ります。
この登場人物たちが心地よく、全員に好感が持てます。主人公の鈍さは笑え増すし、その主人公を好きすぎるあまりに、我を忘れてしまうヒロインのぶっ飛んだ言動が、まあ愛らしい。このふたりの周りでもたくさんの「友達以上恋人未満」な人物たちが居ますが、無自覚だったり誤解してたりと、奇跡的なくらいすれ違っています。
若干カオスな人物たちが巻き起こす、ドタバタな日常がとっても好きです。ほとんどコメディで楽しく快適に読めるラブコメです。キャラクターのファンになってから、作品の虜になります。たまに起きるラブの進展は、スローペースですが、そのぶん「ついに」というインパクトが強くてドキドキします。皆の行く末が気になり、一度読みはじめたら目が離せません。

月刊少女野崎くん / Monthly Girls' Nozaki-kun
10

頭真っ白になって何も考えずに笑わせてくれる4コマ漫画

女子高生佐倉千代ちゃんの片思い人野崎くんは、実は少女漫画でアシスタントをする事になる…という4コマ漫画で今10巻まで発売中で連載中なのですが全然勢いが衰えないのが凄いです。沢山のキャラが出てくるのですが武骨だけど脳内少女漫画な主人公野崎くん、普段は突っ込み系の常識人なのに野崎くんの事となると非常識な恋する乙女な千代ちゃん、モテモテイケメンなのに実は対人関係苦手で二次元オタクなみこりん、完璧だけど唯一の弱点音痴なモテ女子王子様でみこりんの親友鹿島君、演劇部部長で鹿島君のお目付け役の背景担当の堀ちゃん、声楽部のローレライで優美なあだ名を持つのに普段は我が道をゆく瀬尾ちゃん、瀬尾ちゃんのラフっぷりに絶えず悩まされるが正体知らずにローレライに惚れてしまった若松君などレギュラー陣が超豪華です。またレギュラー以外のサブキャラも面白い人達ばかりで、それぞれがおバカな勘違いをしてたまらなく笑えます!その為にどんどんキャラクターは増えるのに使い捨てキャラが全くいない上に、勘違いの連鎖の様にどんどん脱線してくので巻数重ねても全く勢い衰えないのが凄いです。絵も丁寧だしギャグも不快なギャグがなくどの巻から読んでも爆笑必死なので何も考えず笑いたい時におすすめの漫画です。

月刊少女野崎くん / Monthly Girls' Nozaki-kun
10

斜め上を行く4コマ漫画

スクエアエニックのガンガンオンラインで連載されている椿いづみ先生の4コマ漫画です。花とゆめで「俺様ティーチャー」と言う漫画も同時に連載されており、また「月刊少女野崎くん」はアニメ化もしているので聞いたことがある人もいるのではないでしょうか。
作風は基本的に学園物のコメディに分類されます。登場人物たちはみんな個性が強く、主人公の野崎くんは、現役男子高校生にして少女漫画家です。野崎くんに片思いしていた千代ちゃんが告白した所、何故かサインをもらってしまう所から物語は始まります。付き合うまではいかないものの漫画のお手伝いとして千代ちゃんはベタ塗りを任されます。アシスタント仲間であり友達でもある、みこりんは現実にいたら、いじりがいがあって可愛くて楽しそうです。千代ちゃんの友達である結月もキャラが特に強烈です。粗野な印象とは裏腹に実は学園一の歌姫として他校からローレライと呼ばれているなんて、ギャップが激しすぎます。さらに結月が苦手な不眠症気味な若松は、正体が結月とは知らずにローレライに憧れています。曲を聞いたら瞬時に寝る癖に、一度聞いている曲をよく覚えているところは歓心します。個人的には後から加わる女子生徒なのに女子からモテモテで、男子生徒からも王子と呼ばれている鹿島くんも面白いです。演劇部に所属していて、抜群の演技力を誇るのに部活をサボるので先輩の堀ちゃん先輩からいつもバイオレンスなお迎えをされます。なんだかんだ言って、鹿島くんの顔が大好きで可愛がっているんですけどね。でも、一緒に更衣室で着替えたのにも関わらず、鹿島くんが男子トイレに入らなかった事にようやく女子だと気付くのは遅すぎやしないかと思います。他にも野崎くんの漫画家仲間の都さんや担当編集の前野さん等面白いキャラがいっぱいです。

月刊少女野崎くん / Monthly Girls' Nozaki-kun
9

好きになった人は、乙女な少女漫画家でした

無骨な男子高校生・野崎梅太郎。そんな彼に恋をした佐倉千代・16歳。勇気を振り絞って告白するものの、貰えたのは告白に対する答えではなく「サイン色紙」だった。その上なぜか恋人ではなく少女漫画家のアシスタントをすることに。
男子高校生兼少女漫画家である野崎くんの日常を描く、ラブ&ギャグが炸裂する少女漫画家男子コメディー!
花・効果担当の御子柴実琴(通称・みこりん)、学園の王子様(女)・鹿島遊、背景担当・堀政行、トーン担当・若松博隆、声楽部のローレライ・瀬尾結月。周りに集まってくるのはなぜか野崎くんに負けず劣らず、クセ強めな人たちばかり。喫茶店に行くと「漫画の資料に」と写真をパシャリ、映画館に行くと「校舎がいろんなアングルで見れるから」という理由で映画を選び、「これ着て写真撮らせてくれないか?」と千代にセーラー服着用を強要。男子達だけで乙女ゲーム&お泊り会をしたり、恋の定番夏祭りに行ったり。演劇部の夏合宿に参加し、ビーチ、旅館、お風呂など場所を選ばない夏のハプニングに行ったり来たりの大忙し。漫画に一途なのかそうでもないのか、ふざけているのかガチなのか、キャラたちのツッコミどころも若干ずれてておもしろい!ラブ&ギャグが超加速!無骨な少女漫画家の、先の読めない日常コメディー!