サムライスピリッツ

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サムライスピリッツのレビュー・評価・感想

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サムライスピリッツ
8

一撃が重い、命のやりとり

ほとんどの必殺技よりも強攻撃が強いという、緊張感あるバランスはそのままに様々な要素があるため、駆け引きが楽しい格闘ゲームです。
「14連斬」という全キャラ連続攻撃は、最後まで決めたならば怒りゲージがマックスとなり、途中で他の技につなぐコンボにもできるという使い勝手の良いもの。
戦闘中に一度しか使えない「一閃」は自分の体力が低いほど大ダメージを与えられる一発逆転の切り札。
そのバトルに敗北する代わりに次のラウンドを怒りゲージMAXで開始できる「自決(自害)」という技もあります。
条件を満たして相手をKOした後に決めることができる「断末奥義」は、全ての技の中でもそのキャラクターそれぞれの個性を強く引き出しています。
断末奥義を入れるか入れないかは勝負に全く関係なく、ただただ無慈悲でゴア演出のあるえげつない技です。
その内容は、一刀の元に斬り伏せる、斬り刻む、爆散させる、影に引き摺り込む、食すなどえげつないものばかり。内容によっては胴体切断や上半身が無くなる、頭だけが残るという表現があります。
例外としてアイヌの少女ナコルルとリムルルの姉妹は、出血以外のゴア演出が起こりません。
未成年の少女キャラクターであるがゆえの配慮かな、とも思いますが、3人だけの女性キャラの1人であるシャルロットや、未成年男子の緋雨閑丸にはゴア演出があるためになんだかシャルロットと閑丸が不憫な気もします。

他にも「武器飛ばし」「白刃どり」など、豊富な駆け引き要素は、決着まで息をもつかせぬ攻防を楽しませてくれます。