吼えろペン / 燃えよペン / 新吼えろペン

吼えろペン / 燃えよペン / 新吼えろペン

『燃えよペン』とは、熱血漫画家として名高い島本和彦による、漫画家を題材とした漫画。全1巻と短い作品ながら、後ろ向きなようで果てしなく前向きな名言や、人の弱さを雄々しく肯定する迷言の数々が登場する捧腹絶倒の内容で知られる。主人公は架空の人物だが、描かれるエピソードの中には島本和彦の実体験に漫画的な誇張を加えたものも多く、半ば自伝的な作品となっている。
炎尾燃は、漫画制作に心血を注ぐ熱血漫画家である。私物を破壊したり、アイドルに会わせろと編集者に要求しながら、彼は今日も全力で漫画に打ち込む。

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燃えよペン(島本和彦)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

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『逆境ナイン』とは、熱血漫画家として名高い島本和彦による、高校野球を題材とした漫画。略称は『GK9』。いかにも漫画らしいコメディ色の強い荒唐無稽な内容だが、その中で語られる数々の名言が胸を打つ傑作として知られる。2005年に実写映画化された。 野球部の廃部を告げられた野球部主将の不屈闘志は、「甲子園で優勝したら廃部撤回」という約束を校長相手に一方的に取り付ける。無理だ無茶だと訴える部員たちを励まし、猛練習に励み、時に自身が「もうダメだ」と泣き叫びつつ、不屈は甲子園の優勝を目指して突き進む。

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吼えろペン / 燃えよペン / 新吼えろペンのレビュー・評価・感想

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吼えろペン / 燃えよペン / 新吼えろペン
8

君の心(ペン)は燃えているか?

今回取り上げるのは青年漫画「吼えろペン」である。
読むと自分の心が燃え上がり、辛い現実に立ち向かっていく勇気(蛮勇)を貰える。
そんな気がする漫画である。

<1.冊子情報>
小学館 月刊サンデージェネックスで掲載されていた漫画で、全13巻完結済み。
作者は「アオイホノオ」で話題になった島本和彦先生。
前シリーズとして「燃えよペン」(全1巻)
本シリーズ「吼えろペン」(全13巻)
続編として「新吼えろペン」(全11巻)がある。

<2.概要>
主人公 漫画家の炎尾燃(ほのお もゆる)が、魂をかけて漫画を執筆する「熱血漫画執筆物語」である!
(書いていて小恥ずかしいのだがこの表現で言い切るしかない)
毎回様々な苦境(主に締め切り)に対して、主人公の熱い言葉と行動によって乗り切る(たまに編集から逃げ切る)ストーリーとなっている。
昭和の漫画・特撮大好きな作者の嗜好として、全体的に話が「昭和の熱血ノリ(ただし文系)」となっているので、万人向けではないことを注釈しておく。

<3.話の展開について>
ストーリーはほぼ1話形式(たまに2話〜3話形式もある)である。
すべて漫画に関わる話であり漫画業界に詳しくなれると思いきや、大体大げさに話がそれてくるので鵜呑みにしてはいけない。

<4.オススメポイント>
主人公を含めて漫画家・編集者など様々な「熱血キャラ」が登場するが、この漫画のキモは「熱血王道ストーリー」ではなく「熱血キャラによるドタバタ劇」である。
どちらかというと、『大小様々なトラブルを大の大人が「熱血(と悪知恵)」で無理くり押し通す』。
その生き様を楽しむ漫画である。

以下の名言とシチュエーションの組み合わせを見ていただきたい。
『行くか…原稿が待っている…』(殺人犯を取り押さえたアシスタントを迎えに行った際に)
『それで、おれに勝ったつもりかああっ!!』(サイン会にてライバル漫画家に対して)
『だがマンガ家は、そんなチャチな事柄にしばられていては仕事はできん!!』(人気が大切だと訴える編集に対して)
このミスマッチ。場合によって痛々しい言葉が、強引ながらも熱い展開にて飛び出てくるため、(何故か)読む人に熱い想いを抱かせるのだ。

是非この熱い漫画を手にとって明日への活力としていただきたい!

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