BiSH / ビッシュ

BiSH / ビッシュのレビュー・評価・感想

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BiSH / ビッシュ
8

ジャンルはアイドル。でもパンク。

「楽器を持たないパンクバンド」というキャッチフレーズを持つアイドルユニット。
アイナ・ジ・エンド、セントチヒロ・チッチ、アユニ・D、ハシヤスメ・アツコ、モモコグミカンパニー、リンリンの6人組グループ。
パンクというだけあり、反骨や世の中の理不尽を歌う曲もある一方で、「プロミスザスター」や「beatfulさ」などのように聴いた人を前向きにさせてくれる曲もある。
またバイオリンなどオーケストラ楽器を使用し、切なさや世界観の幅をうまく広げた「オーケストラ」や「My landscape」なども人気の曲である。
いわゆるアイドルユニットではそれぞれ歌割があってもサビではメンバー全員が歌う手法が多い中、BiSHはサビも含めほとんどの楽曲がソロパートで構成されているため、よりアイドル感が薄れ、バンドのような雰囲気に近くなっている。
メンバー個人個人においてもハスキーボイスが特徴的なアイナ、超ハイトーンシャウト担当のリンリン、ソロプロジェクトも立ち上がっているアユニなど魅力と人気になるだえけの実力を持っている。
またCDを発売当日まで事前告知をしないで発売するゲリラCDリリースを行ったり、BiSHを含め、同じ事務所に在籍するアイドルたちがいきなり都内に繰り出して道端で土下座をして回るなど、ファンに限らず多くの人の度肝を抜く、話題性には事欠かない部分もこのユニットに惹き付けられる理由のひとつであろう。

BiSH / ビッシュ
10

楽器を持たないパンクバンドの快進撃

初めてBiSHを見たのは2015年のTokyo Idol Festival。当初は野外ステージで砂埃を上げて湧くヲタクたちの姿に驚き、思わず脚を止めた。一緒に来ていた友人(旧BiSのヲタク)に聞くと、ステージで一生懸命歌い、踊る、彼女たちがBiSHだと知った。
当時は『新生クソアイドル』というキャッチコピーのもと、BiSのようなことをやっていた。『BiSH-星が瞬く夜に-』のMVではBiSHのボーカルの柱であるアイナ・ジ・エンドとセントチヒロ・チッチがクソ(のようなもの)をひたすらぶっかけられてるし……。
メンバーの子はみんな可愛くて、おしゃれで、でもおかしなことをやらされている。「なんじゃこりゃ」と思った。でも曲はかっこいいと思った。
松隈ケンタの作るサウンドは、心地良く、ロックやパンクが好きな人間には受け入れやすいものだと思った。そうして曲を聴くうちに、アイナのハスキーボイス、チッチのまっすぐな歌声、小さい体を精いっぱい伸ばして踊るモモコグミカンパニー、甲高い声と"危ない熟女"然とした魅力のハグ・ミィ、メンバーたちに夢中になっていた。
こうして私はIDOLTシャツを買い、清掃員
(BiSHのヲタク)になっていた。
リンリン、ハシヤスメアツコが新メンバーとなり、さらにはハグ・ミィの脱退(デビュー前にはユカコラブデラックスの脱退もあり)とアユニ・Dの加入を経て、グループの人気はどんどん増していった。メンバー1人1人の持つスキルも格段に上がった。ライブをやる場所のキャパも大きくなった。
先日の横浜アリーナも彼女たちは堂々とやってのけた。まさか自分がアイドルに夢中になるとは思わなかったが、彼女たちの存在は新しく強いアイドル像を作り、世界を切り拓いていくのだと思う。
そんな私はこれからも、モモコグミカンパニー推しとして応援していく次第です。